熊野古道 | 伊勢路 |
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通り峠・丸山千枚田 | ||||||||||||||||||||||||
2008年6月18日 紀和町にある丸山千枚田は全国的にも有名な棚田で、現在でも地元の人たちによって米作りが行われ保存されている。熊野古道伊勢路の本宮からのルートでもある。 その昔、私は会社の仕事で北山村に行くときここを通り抜けた。当時の写真がないのが残念である。 当時はトンネルなどもなく道も狭かったので新宮から北山へは僅かな距離だが、時間がかかった。現在は道も所々拡幅されたり、新しい道がついたりで、千枚田自体へは車で簡単にいけるようになっている。 このあたりは、四季を通じて様々な表情を見せ、日本に少なくなった里山風景を楽しめるところである。 ここ通り峠は、風伝峠から吉野方面へ通じる北山道として古くから使われてきた。 世界遺産登録されていないが、美しい石畳道や展望台からの千枚田の景色など、古道ルートでも景色を楽しめるいいところである。 この日は和歌山から団体バスで7時に出発し、着いたのは10時であった。和歌山市からはとにかく遠い。 バスを降りたら案内板が迎えてくれた。 歩き始めは11時20分。 道はきれいな石畳や木の橋もあり楽しめる。 石畳の道ではうっすらと苔が生え、いかにも古道の雰囲気がある。 案内板から20分ほど歩くと道標がある。 そこからさらに20分ほど歩くとかわいい地蔵さんがある。 12時を少しすぎたので昼食タイム。 東屋がありそこで食べた。旅行会社の用意してくれた弁当を食べた。ささやかだがおいしかった。 昼食後12時半頃そこを出発した。 10分ほど歩くと道は一気に開け、眼下に丸山千枚田が見えてくる。 展望台がありそこからはかなり遠くまで見渡せる。 その昔はこの谷を伊勢や熊野に向かう人が歩いたであろう。 展望台から丸山千枚田に下る。 1時20分であった。 それぞれの田は、いかにも狭い。一時は作る人が減っていたが、耕作会員を募集するなどの手当をしたおかげで、ほとんどの田に水が入っていた。耕作者の名前が各田に立てられている。 あじさいがきれいであった。 これから稲の緑も濃くなるとまた違った表情を見せる。 棚田の風情を楽しんだ後、帰途についた。 途中アゲハやトンボとの出会いが楽しい。健康な里山ならではのものである。 それほど広くない自動車道路を歩いてバスのところに着いたのは、2時30分であった。 短い行程だったが天気も良く、植えたての棚田を満喫することができた熊野古道通り峠ルート歩きであった。
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