ゆう君のおじいちゃんとおばちゃんのダイヤ婚のお祝いに、おじいちゃん三途の川を偵察

☆2002年4月5日に行きたくても、なかなかいけなかった八雲町銀婚湯に出かけました。理由はおじいちゃん、おばちゃんのダイヤモンド婚のお祝い。

☆ダイヤ婚は60年と75年の二つの説があり、どちらが正しいのかわからなかったのですが、銀婚湯の看板に「60年は米国」「75年は英国」の表示があり納得した。我が家のおじいちゃんとおばちゃんは60年記念、銀婚湯では特別のお刺身や、贈り物をいただきました。

☆そこまでは最高だったのだが、6日早朝に茂さんの「おとうさんが大変だ」!!の叫び声にたたき起こされました。「おとうさんが風呂で倒れている」の大声と、廊下を駆けるはだしのバタバタ音に事態の重大さを自覚し、飛び起きました。

すでにミキは部屋にはいませんでした。寝相が悪く、上下逆になって寝ていたゆう君を右脇に抱えて部屋を飛び出すと、目の前に、目をこする姪の真理がたっていたので、すぐにゆう君を渡して、露天風呂に走りました。

露天風呂で見た、おじいちゃんはすでに意識がなく、顔だけを湯船から出して横たわっています。そくざに「これはだめだ」と直感しました

☆すぐに茂さんとおじいちゃんを湯船から出して寝かせ、旅館の人に毛布をかけてもらうなど協力してもらい、救急車を待ちました。

偶然にも、そのとき内風呂に入浴していた唯一のお客さんは、函館の五稜郭病院のドクターで、腰にタオルだけで、いろいろ見てもらいました。最初に駆けつけた、部落の消防団員はおじいちゃんの指に、パルスオキシメーターをセットして、酸素摂取量を測ろうとしましたが、なかなかうまく数値が表示されません。みると、あわてていたのか、コードが抜けていました。

改めてコードを差し込むと、酸素摂取量93の表示が現れ、そばにいた△△先生は「大丈夫かな?」と言ってくれました。

☆救急車の中で意識のないおじいちゃんい、おばあちゃんは、落ち着いてひょうひょとした声で「この人は足をこそばすのが嫌いだから、(意識が)もどるかも」と足をコチョコチョとこちょばしたのです。おじいちゃんの足はピクピクうごきました。おばちゃんは「だいじょうぶだ」と淡々と言いました。

☆結局、八雲総合病院に緊急入院したのですが、脳にも障害がなく、のぼせと軽い脱水による意識衰弱だったようです。おじいちゃんは5日後には、元気に退院して札幌に帰りました。

☆銀婚湯のおかみさん支配人はじめ、大変心配していただき、入院中にお見舞いにまできていただきました、ありがとうございました。

☆その銀婚湯は20年程前に来た記憶がありますが、そのときとはだいぶ様相もかわり、きれいな部屋が新設されていました。われわれは一番安い部屋に泊まりましたが、安い理由は旧舘というだけで、女将さんには悪いけど、格子戸がある古い部屋がなんとも素敵でした。茂さんも「休館のほうがいい」と云っていました。

☆事件のためにうわさの朝食を頂くことが出来ませんでしたが、後で清算書を見ると、朝食の分を引いていただいたらしいのです。迷惑までかけてすいませんでしたm(_~_)m

夕食は心のこもったおもてなしで、特別にいただいた紅白のお餅はおいしかった。早い春にあわせて出された旬のぎょうじゃにんにくなど最高でした。それにしても朝食を食べたかったな(T_T)

☆銀婚湯の風呂はいいですね(^o^)丿到着した日は早速、離れの露天風呂へ家族3人で入りました。旅館の裏のつり橋を渡って、歩くこと200mくらい。遊歩道にそって薪が積んであり、それが露天風呂への入り口であり、人様の視線を避ける塀でもある。中に入ると2つの湯船と、棚と屋根だけの脱衣場、いいですね。川をはさんで対岸には仕事をする農家の人(^o^)/?かな・・「見る気になれば見れますね」と妻が一言、子供で胸を隠してルンルンるん。

雑誌で紹介されている丸木を切り抜いた露天風呂もなかなかですが、もうひとつの風呂は、ふちに座ってくつろげるので、最高です。我が家はそのもうひとつの真四角の湯船に長く入りました。(写真は2:30ごろです)

☆それからお勧めは、家族風呂(泊り客専用)、我が家は家族風呂主義なので、子供も含めて団らんの時間は有意義でした。木村家もおじいちゃんおばちゃんも入りました。

☆予断ですが、おじいちゃんが倒れたときに、いろいろ世話をしてくれた小柄のおじさん、最初は「泊り客」?「使用人」?と思いました。そう見えるほど腰の軽い方でした(この表現は正しいのかな?)すると遠くから「支配人〜ん」〜。(~_~メ)え、支配人さんだったの?。もしも銀婚湯に泊まったら、お探しください。

☆しょにょに(~_~;汗 金曜に自宅に戻った、おじいちゃんはみんなに土下座して誤りました。「もうしわけありませんでした」ってね。金曜日にはおばっちゃんの兄弟があつまって、「秋に銀婚湯で兄弟会をやろう」だって。大丈夫かな?救急車三台待機させなくちゃ。だって兄弟って・・70〜95才の6人兄弟なんですよ・・・。銀婚湯さんごめんなさい

登場人物

■おじいちゃん(84歳)■おばちゃん(83歳)■Match(50歳)■Miki(**歳)■Yu(1歳)■Shizu(△銀行)■Shigeru(○市役所)■Emi(じゃ○○○勤務)■Mari(〇#大学1年生)