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奥美利河温泉/今金町
2003 July

マッチの会社が夏休みだったので、奥美利河温泉に一泊してきました。

古くは個人の経営でしたが、今は町営です。今金町の努力で安く宿泊できているように感じます。(実態は分かりませんが)

今金町美利河から道路標識に導かれて奥美利河を目指すと、古い農村地が広がり、ロシア木造住居のような、カラフルな農家が「秘境」への期待を高めます。「いいところだね」と印象を述べ合いながら、しばらく樹林帯を進むと、清透明な水が流れる沢沿いとなり、「熊滑りの滝」などという看板も見られます。

「ここなら、子供が遊んでも安心だね」などと、自然の状態を評価しながら、整備された舗装道路を詰めると、行き止まりの駐車場になります。その先に、沢の二股を利用して広場が作られ、広場には縄文集落を連想させるような配置で、ログハウスが建っています。

そこが今日の宿泊予定地「奥美利河温泉・山の家」です。

私たちは、まだ日帰り客が占領している温泉を後にして、ガイド掲示板に書かれた600mの散歩コースに3人で出かけました。

あまり人が入っていないようで、踏み跡が背の低い植物で覆われています。とくに珍しい植物は発見できませんでしたが、静かな散策路は心が落ち着く森の香りと、緑に囲まれていました。

私たちにあてがわれた部屋は、露天風呂に向かって正面の部屋で、入浴者が丸見えです。「一番見晴らしのいい部屋」と説明されたとおり、客室で唯一広場に向かって窓のある部屋でした。

窓にはガラス窓と、虫除けの網戸のほかに、冬期用の木の窓が一番外側にあり、本当に山小屋そのもののつくりです。

5時過ぎに3人で露天風呂にむかいました。年配のハイカーらしい中高年の女性達が広い露天風呂の湧き出し箇所に陣取っていましたので。我が家は少しぬるい、露天の中央で30分ほどつかっていました。(写真)

浴槽の中には直径30cm丸太を厚さ20cmくらいの厚さに切った木が数個プカプカ浮いていて、なんだろう?と思っていました。それは、湯船での中で使う腰掛でした。

マッチはそのまま座ると丁度いいのですが、美記には中途半端な深さで中腰でいなければらなず、この木の腰掛に座ると丁度よい水位になります。遊くんはそれをビート盤がわりにしたり、のっかってバランスをとってみたり、しばしとりこになってしまいました。

源泉の温度が38度ぐらいで、そのまま露天風呂に注ぎ込んでいるので、すこし低温すぎるくらいで、湯上り後もぽかぽかする暖かさは体に残りません。

食事は5777円という1人の料金から見ると豪華で、お膳に入っています。私達の予想ですが、今金町から管理委託されていいる、美利河温泉ホテルで基本的なお膳を作って、ここまで運び、それに、温かいものをここで添えて出しているのだと思いました。

料理は山魚中心で、山菜、刺身もありました。我が家的には夕食のバター醤油味の鍋物と朝食は豆腐がおいしいく、刺身なんかもみそだれで、けっして豪華ではないけど、工夫されたメニューだと感じました。

この温泉は、電話、テレビはありません。電気は離れの発電機で供給されていて、かわいい山風の電灯が部屋に1つだけ灯ります。自販機も2台あり、ビールも売っていましたが。そのほかには何もありません。

予約先の美利河温泉ホテルの電話したときも、この点を確認されました。「携帯電話つかえません」「テレビはありません」「トイレ(驚いたことに水洗)、洗面所は共同です」「いいですか・・・」ってね。(唯一、管理人室に衛星電話があり、料金は高いがどこへでも電話することはできます)

何もしないで、静かに寝てるにはいいところですね。なにか行動しないと病気になっちゃう人にはお勧めできませんが、我が家の感覚からすると、いいところです。

その他、散策路の途中から、丸山(標高約400m、距離2800m)のハイキングができます。焼肉などができるレンガの設備があります。

お風呂に石鹸などはありません。YU君銘々「へびの温泉」・・・理由は秘密です。

↓温泉(前)、山の家(奥)

↑奥美利河の全景

↓部屋の窓から

↑部屋の窓から露天風呂

↓露天風呂

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