花月園(三笠市幾春別栗丘町) Back

2003/1

今日は、飲みつかれて夜道で氷路に足を取られ、痛みの残る右足のために温泉治療とシャレこんで、近郊の温泉探索のドライブに出た。

岩見沢駅前で(注:1)菊水お焼をたらふく食べ一路、三笠市へ。今回の目標は桂沢湖方面の温泉探索である。

三笠市に入り地図で最初に出てくるのが「三笠温泉」。あまりにも目立たないので、思わずと通りすぎてしまい、Uターンして一軒やどの「花月園」へ向かう。国道から200mも入らないうちに、車一台がやっと通過できそうなつり橋に出会う。

マッチはそのまま通過しようとしたが、橋のたもとかけられた制限重量2トンの看板と、mikiの「この車、2トン以上はあるよね・・・。」の一言で急停止する。

よく見ると、私の車より重そうな重機が、向こう岸に駐車しているではないか。心を決めて、mikiの「早くはやく」の声にも後押しされながら、少しスピードを上げて、一気に渡りきる。

♪〜( ̄ε ̄;)fuuoo

そこは、「営業しているかも疑わしい」物静かな一軒宿。いつものようにmikiを偵察に出す。「小さい女の子が二人で店番している。入れるらしい」との返事にMatchはためらうが、mikiの後押しで入浴することにする。

宿の中はまるで銭湯のようで、お客もほとんどいない、すぐに用意して男女に分かれて入浴する。男湯には親子と思われる二人だけ。


古いけど、掃除がいきとどいていたので今日はここに決定。

三笠市は旧炭鉱町で今はお年寄りが多く、昔からの人が住んでいそうなイメージの街なので、親しみやすいおばあちゃんを想像する。

駐車場には車があまり止っていなかったので、空いているかと思いきや、もう先客が4〜5人私達で満員状態。

浴場に入って行くとさっそく、腰の曲がったおばあちゃんが、桶の少ないのに気を使い「桶がないねっ」と自分が使っていた一つを貸してくれる。ここの人々は初対面の人にも挨拶なしで、まるで常連客と会話するように話し掛けてきます。

婆:「どっからきたの」?
私:「札幌です」
おばあちゃん目を真んまるくして「えっ!わざわざ!」
「え、今日は疲れていたので、行ったことのない温泉でもと思い」

それから、そのおばあちゃんは、偶然居合わせたらしい、もうひとりのおばあちゃんに、それまで私にした質問攻撃で得た情報を説明してくれて、

そうしたら、そのおばあちゃんもうちの遊を見て、やっぱり目をまんまるくして
「いや〜こんなちっこい子久しぶりに見たね〜」。
それから、このおばあちゃんふたりのこのあたりの温泉解説がはじまりました。
「このあたりには何件か温泉があるけれどここがいちばん」
「ここから上の温泉はただのお湯だね」「ここに入ってよかったよ」

なんだかほのぼのした時間でした。


ここでmikiは一時間半以上、温泉につかりました。

Matchはよく掃除された休憩室でお休みしました。おかげで、足は良くなりました。効きますね・・


料金:1泊2食4,800円(税別)日帰り入浴:350円泉質:単純硫黄泉

効能:慢性関節リウマチ、慢性筋肉リウマチ、糖尿病、慢性皮膚炎、慢性婦人科疾患


注1:《ここのお焼きは安いのに、厚みが有る。携帯電話で「何時まで営業してますか」と問い合わせると、「もうそろそろ閉めようかと・・」、ぜんぜん仕事する気が無いようだ。そこが、なんとなく「本物の臭い」をさせる。粒あんもいいのだが、珍しいのはお好み焼きのお焼であろう、マヨネーズの味が、よく合っている。お試しあれ》あん・クリーム・チョコ:\80 お好み・チーズ:\90

入り口となるつり橋

正面玄関

男子浴場

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