直線上に配置

砥石山ハイキング(札幌市西区)2003/7

一人で登るんだ!!

何か疲れるハイキングでしたが、とても楽しい一日でした。私は大昔に、蟠渓スキー場横の歩くスキーコースから冬に登った事がありますが、とにかくアップダウンとブッシュが多く、帰りの滑降もままならず、ただただうっそうとした山だった記憶だけが、残っていました。

今回の小林峠からのルートは、ミキは経験があり。とても暑い日だった事だけ覚えているそうです。(これでは経験になりませんね・・・。byみき)

小林峠に車を駐車し、貴重品を全てパッキングして登り始める。登山口には「熊注意」の看板が新しく、今年に入って熊が出没しているらしい。北海道だね・・・。最初の階段で野いちごを発見し、一番赤くなっていた一粒を3人で味見する。すっぱいけど幸せが口の中に広がるようである。

最初、YUに自力で登らせるが、でんでん虫やキノコとお話したり、時には私達が追いつけないほどのスピードで暴登したりで、最初の434mピークで疲れてしまったのか「だっこ」「おかし」を要求。でも、前回の三角山よりは、山に慣れてきたようである。

「あと、数年でYUに追いつけなくなるかも」とミキは冗談まじりにYU君の活躍に感動をあらわす。

そのあとは、YUを背負い日ごろのサボりを自ら戒めるように、どんどんハイペースで進む。薬草やパインツリーの森の香りの中を、汗をだらだら流しながら、進むのはとても気持ちがいい。数十分も進むと、車の音も聞こえなくなり我家だけの世界に入り込んでゆく。

ここまで下山する三人とすれ違ったが、この日にすれ違ったのは全員で五人、札幌近郊なのに藻岩山の登山道の騒がしさは、なんだったんだろうと思うほど、静かである。

「いい山だね」とミキに同意を求めると、「前に来たときは、すごく暑い日で、ただひたすら登った覚えしかない」「こんな所だとは思わなかった」との返事。「ここは我家のゲレンデにしよう」と提案するが、賛同は得られなかったようだ。

1時間ほどして、昼食をとる、「おやつ、おやつ」と主張するYUを制して、マッチがつくったおにぎりを三人でほおばる。静けさを咎めるように、突然、携帯電話が鳴り出す。何事かと見ると、月曜日13:00の定例会議を知らせるスケジュールベル。「びくりした」と心で思いながら、今日が月曜日の祭日であることを思い出し、もうかった気分になる。

中ノ沢コースとの分岐

アップ・ダウンを幾度と繰り返しながら、三角山への急登りを、へこたれそうになりながら、ひたすら登る。

「YUも重くなった、こんな体重を背負って、今年の冬は滑れるのだろうか」「いやいや、頑張って体力をつけなきゃ、昔は30キロぐらい背負ったはずじゃないか」と自己問答を繰り返す。「こんな時は、山ではこのように決意するんだ『とにかく前に足を出せば、何時かは着く』」と自らを言い聞かせる。

三角山との分岐に着く、ミキ曰く「あれ、こんなのあったの、前に来たときは、三角山に登ったはず・・・」。分岐の右手は三角山へ、左手は三角山を巻いて、コルへトラーバスするルートである。我家は迷わずに左手に進路をとる。

三角山をバックに

コルへおりて、最後の頂上への登り、疲れているせいか、希望的推測が先行し、「頂上が見えた」を連発。来たことのあるミキは、心の中で「まだだろが」と思っていたらしい。心肺機能には余裕があるのだが足と腰がついていかない。

足が痛くなってきた頃にやっと、誰もいない山頂に到着する。見晴らしもないさびしい山頂なので、人気がないのだろうが、このまま、人気のない山であってほしいと願いました。826mの山なのにきついぜ!!

山頂で

下りはミキがYUを背負い、休憩無しで一気に下山する。大変だったけど、心のなかでは「我家のゲレンデにしよう」と再度決意をした。

11:37-小林峠(登山口)/ 12:45-昼食/ 13:36-三角山分岐/ 14:07-山頂/ 14:28-山頂発/ 16:04-小林峠(登山口)

今日の嬉しいこと●1日100円(ミネラルウォーター)しか使いませんでした●早く帰宅できたので、時間に余裕がありました。ミキ
---------(*^ 0 ^A----------お風呂

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