白樺山 (950m)蘭越町
2003Feb / 何とかスノーボード向きの、登り返しや止ってしまう下りの無いルートは無いものかと物色しているこのごろ。気に入っている温泉である新見温泉付近の地図を見ていると(国土地理院のチセヌムリ1/25000)、白樺山へのラインに目が行った。

無雪期は国道が走る変哲の無い斜面だが、冬期は通行止めになる。なんとなく滑れそうなラインが見えてくるので、さっそく偵察がてら行ってみることにした。

今期は白井岳といい、無意根山といい、ことごとく偵察が外れている。美記もあんまり乗り気ではなさそうだ。

中山峠を越えて蘭越町まで3時間ほどかかってしまった。途中で野菜を買ったり、餅を買ったり寄り道したためである。通行止めのゲートの前には数台の登山者らしき車が駐車してあり、結構、ポピュラーなルートであることを知る。


11時に登り始める。天気が悪くすぐに引き返してきた二人のパーティとすれ違う。「上のほうは見えないから、行かないほうがいいよ」のアドバイス。

そのほかにもパーティが入っているらしく、スノーシューのトレースもあり、使わせてもらう。100mほど上がったところで、視界も悪いので美記は帰りたいらしく機嫌が悪い。

一時間ほどで先行するパーティに追いついてしまった。小樽から来た姉弟と横浜の男性の三人パーティである。はじめてきたので、いいルートの情報などを聞いて、さらに自分でラッセルしてのぼる。YUを背負っているmikiは疲れ気味。

15分ほどで、樹林帯からぬけてホワイトアウトの世界。目の前の斜面が、壁なのか尾根の腹なのかピークに向かっているの分らない。風も強いのでここで切り上げて滑降にうつった。


数日の暖気で雪質がこの上なく悪く、思いきって滑れない。途中で先ほどの三人パーティを追い抜かして滑ったが、横浜から来たスノーボーダーは、せっかく遠くからきて、最悪のコンディション。大変苦労していたようで可愛そうでした。


再挑戦

一週間後にもう一度、山の状態を知りたくて再来しました。

こんどは、マーマーの雪質で、北海道新聞の募集登山大パーティと平登していたが、みんなスノーシュ隊だったため、雪を荒らされること無く気持ちよく滑ってきました。登り返しも無く、2箇所の滑降ポイントがあり。一時間40分ほどで登れる比較的やさしい山でした。


マッチは11.5Kgを越えたYUを背負って滑ってるが、Mikiの装備も結局2人分、スノーシュも二足背負って滑らなければならないので、持ってみたら結構重かった。それにしては、上手くなりましたね・・・\^o^/

10:00(新見温泉)-11:45(890m)-12:20(新見温泉)