2003 /3
喜茂別岳は六年ほど前に登った事が一度だけある山だが、地図を見ながらルートを思いだしても、記憶と一致しない。 登山者にはよくあることで、木の枝ぶりまで克明に記憶しているルートもあれば、全く思い出せない場合もある。ホワイトアウトでも磁石を見なくても、エビのしっぽの方向だけで行動できることもある。 真剣に計画を立て、また、実際に悩んだり、迷った経験があればよく覚えているものであるが、きらくな気持ちで登った場合には、忘れている場合が多いのかもしれない、人生と同じである。 地図を見て最良だと思うルートは記憶と一致しないので、とにかく行ってみることにした。国道沿いの駐車場にはすでに、六台ほどの先客が居て、登山の準備をしている。そのうち、2パーティが同じ、喜茂別だけに行くようである、元気な1パーティは4人で、一人はスキー、一人はゲレンデ用のスノーボード、スノーシュウだけの一人に、子供用のそりを担いだ一人、その時わたしは「喜茂別岳が、きわめてポピュラーな山であることに気がついた」 先行する4人パーティのトレースに導かれながら平坦な沢筋を登る、帰りはスノーボードは苦労するであろう、覚悟がいる。奥の二股の徒渉からは少しずつの登りになり気分も乗ってくる。しかし、地図で描いていた斜度よりはだだいぶ平坦で、全然、高度が稼げない。やっと750mあたりから斜度が出てきて、尾根の肩に出る前には30度以上の斜度になる。適当に木の間隔があり、帰りの滑りっをイメージして気がはやる。 先行パーティとの間で登っていた、中年の単独男性とぬきつぬかれつ。\(_ _ )私も中年ですMatch 尾根の肩に出てからは、またもや平坦な登りとなった。先ほどの中年男性は肩に出たところで、ハイキングマットを雪の上に敷いて座り、コールマンをポンピングしながら、「昼食にします」といって、休んでいる。水筒も山用とは言えない代物。この人は山岳会で訓練した人では無いなと確信した。 別に山岳会会員が立派なわけではないが、コールマンは冬山では非常時に対応できないので、普通は使わない。だるまのようなアルミの水筒もパッキングに不向きで、多少重いので使わない。雪に座るときは、ザックを敷くのお尻冷えないのでが一般的である。 私たちは先に進むが小雪に風が付いてきて、顔が冷たい。この先はあまりいい雪が期待できないようだ、何よりも遊君が飽きてきたので1052mの尾根上のポコを巻いたところで終了とする。 その後、一気に下る。思ったより快適な滑りでのりのり。最大斜度と思われる斜面も一気に滑り降りる。 (^∧^)♪ムービーも見て見て、結構うまくなってでしょう。miki しかし、すぐに平坦な樹林帯となり、ストックを使って急にターンした入り、漕いだり。 ¢__(・・;)__=====ハッハッハッハッ 最後は悪夢のボードかかえ歩きを強いられました。でも、楽しかったよ。 |
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