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●事・辞典

『図説 江戸・東京の川と水辺の事典』

鈴木理生=編著

柏書房/2003年/B5判 上製
ISBN4-7601-2352-0 C3521 Y12000E

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その姿と流れを大きく変え、一部は道路の下に暗渠化されてしまった江戸・東京の川と水事情についての、興味つきない本。「江戸」は、その名のとおり、河口の入り江に成立した都市である。そんな江戸の成立と発展を考える際、水運と治水、自然河川と人工河川を抜きにはできない。かつての入り江や河川の位置と変遷を知ることで、江戸・東京の地名の由来や往時の生活が明らかになる。水の流れと坂は、江戸・東京の暮らしに豊かな彩りと陰影を与えた。
 巻末に菅原健二氏がまとめた詳細な『江戸・東京全河川解説』が付され、恰好の索引・解説となっている。この本を手引きに、永井荷風の随筆などを楽しむのも一興だろう。


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