2004.9.26 トライアングル


エントリー
  残暑厳しいとある日、妻が言った。
「としきさんとみしまさんとでトライアングル出るって言ってなかったっけ?」
そういえば、そんな話があったことを思い出し、連絡を取ってみた。
みしまさんの強い要望で、エントリーが間に合えば参加しましょう、と言うことになった。

数日後、出張の少ない私が東海道新幹線に乗って移動していたとき、みしまさんから電話があった。
「エントリーOKでしたぁ〜」
電話を切ったとき、ちょうど三島駅に着いた。
そんなことはどうでもいいが、自分的には「おっ」っと思わせる偶然であった。
そんな訳で、トライアングル関東Division第3戦に出場することとなった。

ところで、チーム名は「爺父と老婆と変なヤツ」。
名前の由来は、車種から来ているのは説明しなくても分るだろう。
命名者はとしきさんであることは察しの良い方なら分るだろう。

受付&車検
  道のりの遠いとしきさん、みしまさんは夜移動し野営するとのことであった。
私は、モビリティーパークということで、9ヶ月児を連れてのファミリー参加をすることにした。
ということでかなり時間に余裕を持って未明出発したら、なんと6時過ぎに到着。
ちなみに待ち合わせ時間は7時としていたので、当然、2人は着いていない。
そうしてるうちに、6時半から受付と車検が始まった。

とりあえず6:45に二人に電話する→留守番サービスになる。
きっと移動中で電話に出れないんだろうと自分に言い聞かせ思い、しばし待つ。
7:00になり、もう一度電話する。みしまさんが出た。どうやら、この電話で起きていただけたようだ。
英酷車は現地に辿り着かないなどと笑い話をよく耳にするが、車ではなく人が原因で未到着となることもあるのだろう。
7:30ごろにやっとチーム全員が揃った。
荷物降ろし、テーピング処理し、エア落とし、車検を受けたのは参加29チームのうち最後であったことは言うまでもない。

下見&開会式
残り少ない時間に下見をする。
しかし、どこがセクションの始まりで終わりなのか、どこがどのセクションなのか把握に梃子摺る。
車検時に第1セクションからスタートするということだけは分っていた。
なんとなく、モーグル辺りが1セクだと勝手に思い込んで、、、でもどこからセクションインするのか、、、
そうこうしてるうちに開会式となった。

セクションの説明がある。
「1セクは、コースの外から、林間コースに入って下さい。」
しっ下見してない、、、
3人、目が点である。

ゼッケンの配布が始まる。
エントリー用紙がシャッフルされて、一枚引き抜かれる。
「1番は、、、んっ、これなんて読むんだ?」
嫌な予感がする、、、
「じっ、じいぷと、、、ろっ、ろうばと、へんなやつぅ?」
当たりだ、かなりの大当たりで、笑うしかない。

第1セクション
ゼッケン1を貼り付け、1セクへ向かう。
まだ始まらなさそうなので、ダッシュでコースを見に行ってみる。
しかし、さすがに林間コース。急斜面のダートがあるだけでポイントも何も見当たらない。
下見で体力を消耗してしまいそうだ。日ごろの運動不足に直面する。

諦めて、スタート地点で待っていると、珍車IBEXに話しかけてくる人からコースの概要が聞けた。
聞けても、やはり自分の目で見てみないと攻略方法も何も浮かばない。
とにかく、何があってもお互い様ということで、楽しんでいこう。これが唯一の作戦であった。
ちなみに、TJ、IBEX、Discoの順。

とうとうスタート。
登りの林間コースを気持ちよく上がっていく。
かなり走ってもポイントは出てこない。下見に来なくて良かったと、内心思ったりする。
やっと一つ目のポイントに到着。
ここは無難に3台ともリアで踏んで通過。

またしばし走って、次のポイントに到着。
ヌタヌタのいやらしいところにポイントがある。
とりあえずヌタヌタに入ってポイントをゲット。
したら案の定、前にも後ろにも自力脱出は不可能に。
後ろからIBEXに引いてもらうも、木に吸い寄せられ脱出できず、木をアンカにしてウィンチングで前進することにした。

そんなとき、オフィシャルから「8分経過」と言われた気がした。
ここで、みしまさんが素晴らしい判断をする。
としきさんを中間チェックポイントへ向かわせたのである。
1セク当たりの持ち時間は最大20分だが、中間チェックポイントを10分以内に1台でも通過しなければ、そのセクションは失格というルールがある。
大会規定は読んだ気分でいた私だったが、そんなルールはすっかり忘れていた。

このナイス判断のお陰で、全員が踏んだ初めのポイント、私が踏んだ残り2つのポイントは生かされたのであった。

第1セクションRESULT
順位:20 time:12’39”90 着順23(23台中) time point:3 加算point:10 減点point:0 total point:13

第2セクション
とりあえず作戦を練る
決まった作戦は、
 ・みしまさんが自足で降りて誘導する
 ・3台コンボイで行く
 ・ロックの2箇所は取る
 ・ヒルク頂上のは各自の判断に任せる
だったと思われる。

っと言うわけでスタート
ロックにある2つのポイントは3人ともゲット。
ヒルク頂上のポイントは割と簡単に踏めた私は、さっさとゴールし自足で誘導に向かった。
続く、としきさんも軽くポイントゲット。
みしまさんは、、、踏めなかった。

踏みに下がるのかなと目線を合わすと、踏まずにフィニッシュするとのサイン。
ほんの50mほどを必死にダッシュ!
あんなに真剣に走ったのは何年ぶりだろうか。
とりあえず、無事に2セクは終了した。

第2セクションRESULT
順位:9 time:4’43”66 着順15(27台中) time point:11 加算point:17 減点point:0 total point:28

第3セクション
昼休みを挟んだので、ゆっくり下見をする時間が取れた。
このセクション、いやらしいところにポールが立っており、ポールタッチ→失格が続出してるらしい。
作戦は、
 ・としきさんが先頭でV溝を進み、車中から誘導し、V溝ポイントを取る
 ・モーグル中央のポイントは各自取る
 ・縦列駐車状のポイントは、縦列駐車が苦手なみしまさんは取りに行かない
 ・合い言葉はポール触っても恨みっこなしね!
 ・とにかく競技を楽しむ
3セクともなると、作戦もかなりハイレベルである。

そうこうしてるうちにスタート
作戦通り、V溝のポイントをゲットしていく。
モーグルのポイントも問題なし。
縦列駐車ポイントも全く作戦通り。
かなり満足のいく走りでゴール

第3セクションRESULT
順位:5 time:4’47”47 着順4(15台中) time point:22 加算point:15 減点point:0 total point:37

表彰式
誰も壊れることなく、無事に競技終了し、閉会を待つばかり。
表彰・閉会式が始まる頃には、雨が降り出した。
そうこうしているうちに、ようやく表彰式が始まった。

10位以上の発表が始まる。
正直なところ、1桁の後半くらいには入っているかも、なんて期待がなかった訳ではない。
10、9、8、7、6位と発表されてしまった、、、やはり10位以下だったのか。
「5位からは入賞となるので、呼ばれたチームは前に出てきてください。」とのこと。
「5位は、、、じっ、、、なんて読むのこれ? じじぃとばばぁとへんなやつぅ?」
なんと、5位だ!正直驚いた。

自己分析すると、きっと他のチームは自滅してしまって、棚から牡丹餅的入賞なんだろう。
あとは、楽しむことを第一としていた無欲の入賞といえるかもしれない。
とにかく入賞は入賞で、正直嬉しい。

結果よければ全てヨシということで、無事にトライアングルは終了した。
みなさんも如何ですか?
我々は、、、2年後に出るかも(^^;

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