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ぼーいみーつがーる。
2002年03月31日、東京は浜松町、都立産業貿易センターで開催されたI・Doll7において、私は楓ちゃんに出会ったのでした。
2002.03.31 華鳴屋藍蘭堂さんスペース
私もそれほどたくさんのドールイベントに足を運んでいるわけではないのですが、行くたびに目をひくのがこの、華鳴屋藍蘭堂さんのスペースです。白を基調とした雛壇がとってもキレイ。カタログチェックなどなくても目を止めること間違いなし!
I・DOLL7において私が出会った「楓」ちゃんはこの雛壇の下から2段目におりました。他の娘達がHASTY.LAPINの女の子としてメニューとか、うさうさを抱えて微笑むなか、「楓」ちゃんはリーダーのウインシーさんと同じように何も持たず手を広げて私を見つめてきたのです。強い。
2002.03.31 楓ちゃん、お出迎えのポーズ。
I・DOLL7の開始を告げるアナウンスと拍手のなか、一般参加14人目として乗り込んだ私は、同行していた、しお さんを放り出し、華鳴屋藍蘭堂さんのスペースの前で足を止めました。ここに一番最初に寄るって秘密にしていたです。すみませんでした。しお さん。
私は状況を把握しようとアンテナを伸ばしまくっておりました。まだ、売り切れじゃあないのか? 名古屋方式での販売という情報をHPで見ていたものの、名古屋方式なるものがどういった方法なのか皆目見当がつかない。いろいろ検索をしたものの分からなかったのだ。
足を止めて3秒くらいだったろうか。私の右側にいた方がウインシーの足元にあった札を取り上げるのをみた。え? 何? 札をとればいいのん?
状況を理解できないまま、私は咄嗟に目があっていた娘さんに手をだしたのだ。間違っていたら札を戻せばいい。
私を見上げていた女の子。それが「楓」ちゃんだった。実をいえば他の娘さんはよく、見ていなかった。見ている時間がなかった。そこで、「楓」ちゃんの札を持ったまま、他の娘に目を通していくことにした。もし、他にいい娘がいたら札を交換しようとか思いながら。しかし。目を通している傍から値札はなくなっていくのだ。全員の札がなくなるまで10秒はなかったろう。
かくして。私は「楓」ちゃんをお迎えすることになった。お人形者はお人形を手に入れることを「お迎えする」と言うが、私はこの言葉はあまり使わなかった。どうにも違和感があったから。でも。この「楓」ちゃんについては。まさに お迎え した気分である。「楓」ちゃん。よくぞ。うちに来てくれました。
札をもったまま、別の娘を物色していたわけですが。私を見上げていた君に一目ぼれしたのは確かです。他の娘も可愛かったけど、君の札を取り上げてよかった。そう、思っております。
2002.03.31 楓ちゃん、見上げる。
楓ちゃんがおうちにくるまで、今しばらくの時間が必要です。そこで。楓ちゃんの写真を確認!確認!!確認〜!!
私が撮影した写真、華鳴屋藍蘭堂さんの写真。みんな、上を向いていています。正直、お顔、心配してました。上目だなぁって。
でも。この斜め上方向から楓ちゃんのお顔の真っ正面を撮った写真をみて安心しているのです。ああっ!可愛いっ!可愛いっっ!!可愛いっっっ!!!
今、心配なのは髪の毛のお手入れだけだな。あまりナデナデしてストレートになっちゃってもナニだし。(笑
さて。話かわって。
私が華鳴屋藍蘭堂さんを知ったのはそれほど昔ではないのです。2001年11月03日のドールショウのことでした。「日記帳」の11月03日の分にも書いてありますが、当日、私は朝一番でドールショウの行列に並んだのです。整理券番号12番。その時、私の前に並んでいた整理券番号11番の方とお話をさせていただきました。どういった経緯で会話をはじめたのかはよく覚えていないのですが、ドールイベント初参加の私はその方にドールイベントについていろいろとお聞きしたのです。その時、彼にお薦めいただいたのが「華鳴屋藍蘭堂」さんで、彼は先日お迎えしたお人形を華鳴屋藍蘭堂さんでディスプレイに使うために持ってきているというのです。当然!! 見させていただきました。
その娘は綺麗な箱に入っておりました。箱は綺麗な紐で縛られており、取り扱いは慎重になります。ましてや他人様の大事なものなのですから。
私は恐る々々、箱をあけました。ピンク系統の綺麗なお洋服に包まれた娘は、私が知っているお人形よりも一回り小さく見えます。私は少ない知識を総動員しながらお話をしました。「これはミニというヤツですね?」 イベントに朝からきておきながら、私の似非お人形者な姿が白日のもとに曝け出されていきます。(そんな大袈裟なモノではナイ)
小柄で目の大きい娘を見てお話をしつつ、私は他人事のように考えておりました。これは私の手に届く世界ではナイ。サアラさんのお洋服代だけでも苦しいのだ。ミニなどに手を出してしまったらどうなることか。そもそもこれ以上、お人形を増やすワケにはいかない。
結局、その娘さんを眺めている時間はそれほど長いものではありませんでした。箱を閉め、丁寧に紐で結んでお返ししました。可愛いのだ。欲しくなったらマズイのだ。私、欲しがり魔人だから。
その時の娘さんの名前ははっきりと覚えておりません。ただ、22cmドールでありながら27cmドール用の箱を使っていたのでドルパ福岡以前の娘。ピンクか金のふわふわの髪の毛。華鳴屋藍蘭堂さんのホームページで探してみたところ、「プリシラ」ちゃんのような気がするのです。間違っているかもしれませんけどね。「セリシア」ちゃんとか「ミア」ちゃんって気もするンだよなぁ。
でも。頭の方でも書きましたが、華鳴屋藍蘭堂さんのスペースは目立つのです。当日、スペース前で見入ってしまいました。
で。この時から、イベントの度に華鳴屋藍蘭堂さん詣でをすることになったのです。もし、お迎えできるならお金、だしてもいいかなぁ。と思って。いつもいつも売り切れだったので、対外的にはここに行く! とは言っていませんでしたが。
かくして。楓ちゃんはウチにくることになったのでした。
楓ちゃんの産みの親、華鳴屋藍蘭堂は杉浦さみちさんのホームページ
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