海外衛星テレビで旅行気分!

2000年から2004年までドイツに駐在していた時、我が家では日本のテレビを観るために衛星放送の受信設備を取り付けていました。
そうすると「おまけ」として、かなりディープな国のテレビ番組が映るようになりました。
珍しい(?)放送局をちょっとご紹介します。

<コメントは2003年現在です。また、画像は無許可転載なので再利用はしないでください。>


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NHKテレビ 

いきなり珍しくもなんともないのから・・・(笑)
NHKは海外向けにテレビを24時間放送しています。これは「NHKワールドTV」といい、衛星アンテナさえあれば世界中ほぼどこでも無料で見る事ができるのですが、我が家が見ているのは、欧州向けにNHKと民放の番組を混合編成して放送しているいるJSTVという放送局です。左の画像も、JSTVで中継放送されているNHKワールドの番組です。(画面左上のNHKロゴは、海外向け送信では必ず入っています)

NTSCをPALに変換しているせいか、なんとなく画像がぼやけています。アメリカのCNNなどでも同じ現象が見られるのですが、PALの高画質が活かせないのは残念な限りです。

中国・中央電視台【CCTV4国際】 

中国の国営放送。
ニュース・コンサート・歌劇・ドラマなどバラエティーに富んだ番組編成です。多くの番組で漢字の字幕が出るので、中国語が分からなくても内容をかなり推測する事が出来ます。またステージ番組に出てくる女性(歌手・女優)のレベルが異常に(?)高いので、なかなか見逃せないチャンネルです。

ちなみにこの画像のアナウンサー、笑顔がかなりかわいいです。(笑)
ただ背景の「台湾省」という文字が、台湾と中国の微妙な情勢を物語っていますね。

韓国・チャンネルサン【テレビコリア】

韓国の放送局。ニュース・バラエティー・ドラマ・時代劇・ドキュメンタリーという番組構成で、番組の作りも日本と非常に似ています。字幕と音声を消せば日本の番組と見分けがつかないでしょう。字幕もハングル文字なのでわかりませんが、音楽番組は楽しめます。

なおCMは流れていません。

タイ・TV5

タイの番組は、なかなかおもしろいです。
言葉は全然わかりませんが、ひたすらハイテンションなギャグ番組や、絵本をカメラで映しておばさんが延々朗読する番組、その他アーティスト系のビデオクリップなど、一度見ると止められないノリがあります。料理番組にはいろんなスポンサーが付いているのですが、台所中にスポンサーのロゴがベタベタ貼られてて面白い! 冷蔵庫にも電気メーカーのステッカーが張ってあります。(笑)

あと、タイの女優さん、きれいです。

ベトナム・VTV4

欧州時間夕方7時から深夜3時にかけて放送されているベトナムの放送局。
放送開始時、まず約1分前からテストパターンが流れ、午後7時ちょうどから曲名告知、そしてその後「赤旗」がはためきます

社会主義国だけあって番組は地味ですが、ニュース・スポーツから、音楽番組、ドキュメンタリーと内容は充実しています。音楽番組ではPOP調の曲も流れますが、なかなかいい感じです。それにアオザイ姿の女性もステキ。

バングラディッシュTV 

バングラディッシュのテレビは結構意外な編成です。
本国製作と思われるニュースや娯楽番組映画が多いのですが、ロンドンにもスタジオがあるらしく、そこから海外居住者向けの番組(電リクっぽい)を流してたりするのです。

また番組のあいだには、ロンドンにあるバングラディッシュ系(と思われる)レンタカー屋や旅行代理店、はたまた弁護士事務所のCMが流れており、この地域にかなりの視聴者層が存在している事を窺うことが出来ます。

なおバングラディッシュの文字はかなり独特です。

イラクTV

いきなり飛んでイラクです。
肖像画はご存知フセイン氏ですね。

基本的に報道番組とイスラム教関係の番組です。CMは見たことがありません。たまに米国製品の不買キャンペーンCM(静止画)をやっている事が目を引きます。なお不思議なことに、不買CMだけは英語併記です。他の番組では英語なんて全然見ないのに・・・・  やはりキャンペーンの存在を広く知らしめたいのでしょうか。

ブッシュ・テキサス州知事 米国大統領による「悪の枢軸」発言で緊迫の度を高めつつあるイラクです。有事の際にはいい情報源になりそうですが、そういう時に果たして放送が継続できるのか・・・・

サウジアラビア

イスラム圏の放送局は総じて真面目な番組が多いです。
この画像は、イスラム寺院の模様を中継している番組。敬虔なイスラム教徒の方を対象にしているようです。

番組編成としては、ニュースや映画、イスラム教関連が中心。字幕もアラビヤ文字なので、全くお手上げです(^_^;)

アル・ジャジーラ(カタール)

イスラム圏のCNNと呼ばれ、先般のアメリカとタリバンとの戦争時にも、世界で唯一タリバンとのつながりを維持した放送局。アラブ圏で4千万人以上が見ているらしい。

内容はニュース・スポーツニュースなどで、まさにCNNインターナショナルと同じような番組編成。欧米系大企業のCMが非常に多いのは、この局の媒体価値が高いからだと思うが、ひょっとしたら、有事の際の貴重な情報源をキープするため、「誰か」の音頭で欧米企業が政策的にCMを購入して、この局を支えているのかも知れない。(←完全に推測だが)

日本でもスカパーで見れるらしいですね。

クルドサット

自らの国を持たない民族・クルド人のための番組です。

音楽番組が非常に多く、民族音楽を奏でる横で人々が踊っている映像がよく流れます。クルドの音楽は物悲しいメロディーが多く、日本の演歌に通じるものがあります。楽器や旋律はトルコの音楽にも似ており、オリエンタルな雰囲気が強く漂っていて、日本人には結構好かれる曲調だと思います。

過激派が国外でテロを繰り返したり、トルコやイラク・イランなどの近隣諸国との関係がうまくいっていない民族ですので、地域によってはこの放送を大っぴらに見ることも出来ないでしょう。

アルメニア

旧ソ連・コーカサス地方にあるアルメニア国の放送です。

ソ連というとロシア文字(正式にはキリル文字)を思い浮かべますが、コーカサス地方では5世紀以来独自のアルメニア文字が守り伝えられています。ペルシャのパーレヴィ文字またはギリシャ文字に由来するとされ、独特の形をしています。

アルメニアは歴史的にいくつもの国に分断されてきましたが、このアルメニア文字が民族の団結を保ったのです。その由緒ある文字にこの放送で出会うことが出来ます。

ブルガリア

ヨーロッパ内の番組は数多く見る事ができるのですが、唯一キリル文字に出会えるチャンネルとしてブルガリアを紹介します。

番組は総じて明るく、小中学生向けバラエティーや、ドラマもあります。ただキリル文字でのニュースやウォッカのCMを見ると、東欧圏だなぁと実感します。

ちなみにロシア文字こと「キリル文字」のふるさとはブルガリアです。ブルガリア人のキリル兄弟が発明しました。

オマーン

アラビア半島の先端にある産油国、オマーンの放送です。

イスラム圏ですので、内容はニュース・映画、そしてイスラム教関係の番組が中心です。アラビア文字ですのでお手上げ。

リビア

カダフィー大佐で有名なリビアですが、番組にもよく登場しています。ニュースも軍事関連の内容が多く、また陸軍の演習風景を延々と流したりと、かなり特徴的な番組が目立ちます。

このアナウンサー、怖いです。夢に出て来そう・・・・

スーダン

エジプトの南にあるスーダンの放送です。

イスラム圏ですので、内容はニュース・映画、そしてイスラム教関係の番組が中心です。アラビア文字ですのでお手上げ。