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電子書籍・Reader's Choice


毎日の通勤電車で読書している私の視点による、電子書籍リーダー機器の紹介です。
写真の無断転用はお断り致します。もし使用ご希望の方がいらっしゃいましたらメール下さい。

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ソニー・CLIE(クリエ) PEG-NX80V

 

2000年代前半に一世を風靡した、ソニーの人気PDA「CLIE」シリーズです。私は2002年頃にこの機種の先代であるPEG-NX70Vを購入し、仕事にプライベートに(もちろん読書にも)大活躍していたのですが、寄る年波には勝てず、昨年ついに壊れてしまいました。(データは無事・・・)

ところが、ご存じの方も多いと思いますが、ソニーはCLIE(PDA事業)から2005年に撤退しており、もう新品は市場に存在しません。撤退の背景については、ネット検索すれば関連記事がいっぱいヒットしますので、興味のある方はそちらをどうぞ。日本からPALMを駆逐しておきながら、自分も市場から撤退するなんて!と当時義憤に駆られたのを思い出しますが、私が怒ろうが喚こうがソニーはPDAに帰ってきません。仕方なくヤフオクで中古を探し、カメラ故障のジャンク扱い(でも動作品)を3500円で落札しました。それが写真のPEG-NX80Vです。本体は「2つ折り方式」ですが、画面を裏返して畳めば本体はコンパクトになります。

 

先代のNX70Vと同様、リーダーソフトは「POOK」で、CLIE読書の定番ソフトです。PCで青空文庫から落としたファイルをCLIEにコピーし(USB接続でも、メモリースティック経由でも可)、それをこのソフトで開いて読みます。縦書き・横書きやルビの有無を選択可能で、栞機能もあります。ページめくりは左横にあるジョグダイヤルでサクサク可能で、片手に持って車内読書することも簡単です。なお上記写真だと画面に細かい横シマが写っていますが、これは撮影時の問題であり、ハイレゾ液晶である現物の表示は至ってキレイです。

CLIEの利点は、開くファイルに大きな自由度があることです。テキストファイルをそのまま開けるので、青空文庫ファイルに限らず、自分の書いたメモやネット上で見つけた文献、またWEBサイトをCopy&Pasteしてテキストファイル化したものでも自由に開けます。私の場合、青空文庫に掲載されていない、ネット公開されているテキストファイル(例:海外の古典作品)を多く保存して読みましたが、この自由度は後年出てくる"iPod touch"にはありません。またCLIE(PALM)では、多くの良質な無料データベースファイルが世界中で広く公開されていますが、それらもCLIE(PALM)でしか開く事ができません(iPod touchでは無理)。その意味でも、私にとってCLIEは大変貴重な存在となっています。これを読んでCLIEに興味を持たれた方、中古機を早めにゲットしちゃいましょう!

 

アップル iPod touch

 

いわずと知れた「iPod touch」です。iPhoneから電話機能を取り払ったもので、無線LANでネット環境と接続します。とにかく薄くて軽く、どこに持ち歩くにも苦になりません。こんなボディーにも電子書籍ファイルがほぼ無制限(と言っちゃいます)に保管できるのですから、もう嬉しくなっていろんな本データをダウンロードしてしまいます。


電子書籍リーダーソフト(アプリ)は何種類もあり、好きなのを選べますが、私は「豊平文庫」という青空文庫リーダーアプリを使っています。ダウンロード時に450円支払いますが、その後の使用にコストは掛かりません。写真の通りルビも表示され、背景(用紙)色も好みで選択できるので、読みやすい環境での読書が可能です。フォント表示も美しい。動作も軽く、片手で持って指先でページをめくるのは非常に使いやすい限り。もちろん栞機能もあります。iPodですから勿論音楽も聴けるし、動画も楽しめます。まさに、通勤電車読書にピッタリ!です。

また、無線LANによるネット環境を持ち合わせているため、常に青空文庫のサイトから書籍データを無料で(携帯電話と違って通信料不要)ダウンロード出来ます。この気軽さは、ネット接続にちょっと手間が掛かるCLIEには出来ない芸当です。

CLIEと異なり、自分で作成したテキストファイルを開けない事は大きなマイナス点ですが、これはアプリに強力な「クローズ戦略」を採用したアップル社の方針にも関わっているのかも知れません(iPodには好きなファイルを自由に保存する事が出来ないのですから・・・・)。ただ、そういう使い方をしないカタギの読書家にとってはマイナスにはなりませんし、仮にそれを差し引いても、iPodの電子書籍リーダー機能は依然としてピカイチであり、現時点(2009年秋)ではiPod touch(またはiPhone)がベストツールと言っていいでしょう。

 

au携帯電話 W51SH (シャープ製)

シャープ製 au 「初代アクオス携帯」W51SHでも電子書籍を読むことが出来ます。"XMDF Book Viewer"というリーダーアプリを使用しており、有料の書籍販売サイトからデータをダウンロード(=購入)してくる仕掛けです。一部サイトでは「青空文庫」データをフォーマット変換の上無料で配布しているのですが、携帯電話の通信料はしっかり徴収されます。もったいないので、自宅PCでダウンロードした青空文庫のテキストファイルを携帯にコピーして開こうとしても、全然無理です。「何が何でも通信料だけは払わせよう」という携帯電話会社の強い意志を感じ、気力が萎えてしまいました。

 

文字はご覧の通りです。文字の大きさは大・中・小と選択することができ(この写真は「中」)、1ページに表示される行数をコントロール出来ます。車内でちょっと読書するには十分ですが、継続的にこれで読書を楽しむというのは物足りないでしょう。第一、通信料もバカになりませんしね。

 

続く・・・・

 


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