セージ類

 

概要
  シソ科サルビア属は約500種あると言われ、地中海沿岸、メキシコが最も多い。日本では約30種類程度ある。薬用になるものがセージと呼ばれ、観賞用はサルビア ○○セージと呼ぶ場合が多い。チェリーセージなどの低木木質化するもの、、コモンセージメキシカンブッシュセージ、ラベンダーセージ他の多年草のものや1・2年草のペインテッドセージなどがあります。また、メドーセージやゲンチアンセージは宿根草であり、それぞれ栽培の仕方は変えなくてはならない。この属は芳香性のあるものが多く、薬効のあるものは、ピネン、ポルネオール、他の成分を含み、抗菌、消毒、消化促進などの効果があります。

  薬用セージは代表的なものがコモンセージ、コールドセージ、トリカラセージ、クラリーセージ、パインアップルセージなどで、殺菌、強壮、・・・・などの薬効があります。生葉かあるいは乾燥させたものを用します。

求め方
コモンセージの代表的なものは種を売ていますが
他のセージ類はほとんど種は売っていないので、苗を買う方が良いでしょう。ここに記載したセージ類は、一般の園芸店でも売っている場合があります。ハーブガーデンなどに行けば品揃えも多いので確実です。また、通信販売でも求めることは可能です。
一旦、入手すれば、挿し木などで増やすことができます。
育て方
・鉢植えの場合、栽培の本などでは、土を調合する説明がありますが、園芸店で売っている土で十分です。アルカリ性の土壌が良いとありますが、新規に購入した土であれば、調整は必要ないと思います。横に伸びるタイプと背が高くなるものがありますので、背が高くなるものは、深い鉢が適しています。大き目の鉢を使うことをお勧めします。水遣りは乾燥したらやる程度で良いと思いますが、夏の暑い時期は葉がぐったりしますので、そのまま放置せず、こまめに水をやるようにします。
・宿根草の場合は秋〜冬には地上部が完全に枯れますが、春になると芽が出てきます。それ以外のものは、伸びて枯れた枝を整枝してやります。茎の下部から新しい芽が出てきます。10cmぐらい伸びた芽は挿し木にできます。
利用の仕方
コモンセージなどの薬用セージは生あるいは乾燥した葉を適宜料理などに用います。殺菌作用、強壮作用があります。肉類やソーセージの香りつけやハーブティなどに利用します。チェリーセージは開花時期がながく観賞用にも向いています。また、メドーセージーやパインアップルセージなどは口唇形のあでやかな花をつけますので観賞用に、ラベンダーセージ、ポックセージなどの群生した花は見ごたえがあります。