タイムとなる。カメラを持っている者は皆カメラ小僧へと変身し、あちらでもこちらでも撮影会が始まった。
外には宵闇が広がり始め、この頃にはさしものイタグレたちも少々お疲れ気味。ほどなくしてお開きとなったが、帰宅後のイタグレたちは皆一様に爆睡していたそうだ。
おまけの話だが、後日談がある。
当日着ていたコートを羽織って外出しようとすると、それまでうだうだしていたブレイズが、突然大ハッスルし始める。そして普段は散歩をさぼりたがるものぐさ太郎が率先して玄関に飛び降り、もどかしそうにドアをガリガリ引っ掻く。
それだけ楽しかったということなのだろうが、そのコート=みんなに会えるというブレイズの方程式は、日頃いかに飼い主が出不精かをも露呈している…
それは、側面がプラスチックのはめ込み式になっていて以前落とした時に側面が外れてしまい、それ以来たびたび外れるようになってしまっていた。
イタグレキーホルダーが欲しい。しかし一応は幹事を務めている身でありながら、他のかたがたも狙っていそうな品物をいきなりGETしてしまって良いものだろうか??
しばしの葛藤ののち、結局は欲が勝った。しっかりとキーホルダーを握り締め、いそいそと席へ戻る。まったく血も涙もない幹事である。
ともあれ無事ビンゴゲームも終了し、あとはフリー
ても良いのではないか。
ところが、どうした運命の神の気まぐれだろう。ようやくリーチが掛かったと思ったら、あれよあれよという間に上がってしまった。なんと第2位の成績である。競馬ならさしずめ差し馬か。
賞品は上がった順から好きなのを選んで良いことになっている。YOKOさん放出のイタグレグッズ、み〜くんにお願いして作っていただいたアクリル作品etc…。でも自分で提出したものを持って帰るというのも、なんだか間が抜けているような気がしないでもない。それにアクリル作品はみ〜くんにお願いすれば、また作っていただける。ここはYOKOさんご提供のお宝グッズに的を絞ろう。
実は密かに欲しいと思っていたものがあった(できれば全部せしめたいところだが)。イタグレのキーホルダーだ。それまで使用していたキーホルダーは、人に頼んでイギリスから取り寄せていただいたシャーロック・ホームズものだったので、気に入っていないわけではなかった。むしろ気に入っていたといえる。しかしホームズのイラストを使用した
膝がプルプル笑いだす前にはナイフを置き、再び左手で犬を抱えながらの不自然な恰好で食事をする。おかげで今ひとつ食べた気がしなかった…。
また機会があれば、今度こそゆっくりと味わいたい。その時には見てろよ〜ブレイズ、ホームズ。絶対に届かない場所に括りつけてやる〜!
パーティーでの食後の腹ごなしといえばゲーム。しかも王道中の王道、ビンゴゲーム大会の始まり〜〜♪
カードが配られ、YOKOさんが番号を読み上げていく。しばらくすると、あちらこちらから「リ〜チ!」の声が。ダブルリーチまでかかり始めた人もいるというのに、こちらはリーチどころか、手持ちのカードに目当ての番号すら見つからないこともしばしば。もっともこれまでビンゴを始めとするこういったゲームで良い目を見たことは皆無、まぁ予想通りといえば予想通りの展開だ。
しかしせめて「リーチ!」の掛け声くらいまではたどり着きたい。いくらクジ運が悪いといっても、それくらいは許され
左からボウィくん、エースくん、ホームズ、ブレイズ
ビンゴで見事せしめた外国製のイタグレキーホルダー
左からエースくん、ボウィくん、コラッタちゃん、孔明くん。コラッタちゃんはペロナちゃんと同胎で、ボウィくんとは時期こそ違え同じ両親。にもかかわらずこの大きさの違いは何?!
がる。この場合、平等に2頭とも床で待たせておくのが正しい選択なのだろうが、「そんなこと言っても私は乗っちゃうも〜ん」と無理にでも膝に乗ってくるのがホームズのホームズたるところ。ブレイズはそこまで強引な手段には出ないものの、ひとり取り残された床から、たいそう哀れっぽい目でじっとこちらを見上げている。これは心理的には効果絶大。仕方が無いので2頭とも膝に抱え上げる。
しかしいくら身幅のないイタグレとて、2頭が悠々と横並びで寝そべられるほど私の足は長くない。自慢ではないが小、中、高と身体測定では常に座高のほうが遥かに大きな数字が書き込まれていた。
したがって外側の1頭が転げ落ちないように、手でガードしてやらなければならない。必然的に自由に使えるのが片手に限定される。箸を使う和食ならまだしも、ナイフとフォークの洋食でこれはツライ。両足を爪先立ちにして犬が膝から転落しないようにお腹側に向かって幾ばくかの傾斜をつけ、その隙に大急ぎでナイフとフォークで料理を切り分ける。総重量約7kgをいつまでも2本の爪先で支えていられるほど日頃鍛えていない。
Little Wonderの末っ子ペロナちゃん。
料理はとても美味しかった。あの会費の予算で、まさかこれほどのものを出していただけるとは夢にも思っていなかったほど。
もう大満足!と手放しで喜びたいところだったが、それを邪魔する奴らがいた。もちろんブレイズとホームズだ。
人間たちが食事をしている間、犬たちは椅子の背もたれやら壁のフックに繋がれていたが、何頭かは(主に女子)膝の上に抱っこされていた。
それをうちもやって欲しいというのだ。だが他のかたは1人につき1頭という、まぁ許容範囲なのに対して、我が家は1人で2頭を担当しなければならない。
床に座らされているよりは人間の膝の上のほうが居心地が良いのは当然で、ブレイズを抱けばホームズが、ホームズを抱けばブレイズも乗りた
さらに、このシャンパンにはアルコールが入っているのか、いないのか、一部でささやかな物議となった。入っていないのでは?というおおかたの意見を蹴散らして、私はひとこと「入っている」と。
口をつけた時に胸のあたりがカ〜ッとなったのでそう判定を下したわけだが、これは下戸でないと分からないと思う。チキンライスのグリーンピースを「そこまでするか」と呆れるほど丹念に欠けらひとつ残さず全部除けるように、人間苦手なものには特に敏感だ。
ただ、真偽のほどは定かではない。要するにどうでもいいことなので。たとえ入っていたとしても運転には差し支えない、基準値を遥かに下回っている程度のものだ。
にもかかわらず乾杯時にひと口つけただけでグラスの残りを隣席のサナっちさんに託し、コーラを注文してしまった私は人生の楽しみを半分捨てているのではないかと思う。夏場、ビヤガーデンでジョッキをキュ〜ッと、という行為には昔から憧れているのだが、体質に合わないものはいた仕方ない。
パンが栓を抜かれるのを今か今かと待ち構えていた。普段はカフェの名の通り軽食までだが、あらかじめパーティーの予約をしておけばケータリングをしてくれるのだ。
一同が席に着くと前菜から始まる料理が運ばれてきた。と、テーブルの下から横から一斉に細長い鼻が、せわしなくフンフンいいながら料理めがけて突き出される。そして一斉に即押し戻される。自分は人間に生まれて良かったと、しみじみ思う瞬間である。
景気良く、というよりはおっかなびっくりシャンパンの栓が抜かれ、乾杯の合図でパーティーが始まる。
ここで思わぬアクシデントが発生。慎重に栓を抜いたにもかかわらず、その中の1個が勢い余って天井を直撃、跳ね返りしなにペロナちゃんファミリーの次男君の頭をポコン。あっ!という周囲のざわめきが一層の拍車をかけたのだろう、驚いた次男君が泣き出してしまった。
被害者の次男君には気の毒だったが、これは狙おうとして狙えるものではない。う〜む、シャンパンコルク恐るべし…
第2部の会場はドッグカフェ。
店内にはセルフシャンプーのコーナーやグッズ販売コーナーもあり、いわゆる一般ピープルが「お茶でもしようか」と入るようなカフェではなく、来店の愛犬家たちの憩いの場的に設けられているといった感じの、ゆったりとくつろげる居心地の良いお店だ。
かくゆう私も、もしこの近くに住んでいたなら、間違いなく入り浸っていることだろう。
そんな午後の平穏な静けさを破るように、イタグレを引き連れた軍団がワイワイぞろぞろと店内へ突撃をかける。
テーブル上はすでに綺麗なメイキングが施されており、数本のシャン
↓
右から見ると白い顔、左から見るとブルーの顔のイタグレだから!
同じく主役のトレちゃん(左)
一頭で2度オイシイと評判の妹分のパウちゃん(右)
なぜ2度オイシイのかというと…
3歳のお誕生日を迎えたシェリーちゃん
豪華なバースデーケーキ。
でも犬には良くないので、代わりに飼い主たちが食べておきました♪(^▽^)満足満足