こちらも若くはないので、ここはサナちゃんの姿を愛でさせてもらって満足する。
そうしてひととおり遊んだあと、サナっちさんがおやつに犬用ビスケットをくださった(私にではナイ、念のため)。「わ〜い♪」と喜んでビスケットを食べるホームズ。
さすが準備万端のサナっちさん。自分のお腹がいっぱいになればそれで良いという、どこかの誰かさんとはひとつもふたつも考えが違うなぁ(笑)
かくして花見と言いつつも、花を愛でる時間より食べて遊んでいる時間のほうが長かったであろうLittle
Wonder千葉支部のお花見大会は終わり、「お花見っていいもんだね♪」と出不精かつ横着者の私にも心境の変化をもたらしたのであった。めでたし、めでたし。
犬たちの花見風景がテーマの1枚だが、こちらの意図がわかっていないので、イマイチ非協力的な2頭
眠そうなホームズと目が五木ひろし風のサナちゃん
キミたち、もっと表情に気持ちを込めろ〜〜!
結局ホームズが何をしたかったのかは謎であるが、別に切羽詰った顔もしていなかったので、まぁいいかと。単に初めての場所をふらふらと探検したかっただけなのかもしれないし。
ホームズがそんなことをしている間、サナちゃんはお気に入りのオモチャで遊んでいた。リードという制約が無い中で、元気に芝生を駆け回るサナちゃんの姿はとってもキレイでカワイイ。
イタグレの体形が最も美しく見えるのは、走っている時だと思う。ただし今のサナちゃんのように伸び伸びとであって、悪事が発覚して脱兎の如く逃げる日頃のブレイズやホームズのそれではない。
もしもこの場でホームズにオモチャを投げてやったら、オモチャを追いかける片道ぶんはホームズがキレイに走る姿を見られるかも知れない。が、その後おそらくオモチャともども回収不能となるだろう。
本気を出したイタグレと追いかけっこをするほど、
を足さないタイプなので、どうしていいか分からないのだろうか。でもまったくしないわけではないし、オシッコくらいは植え込みの隅でするだろうと予想していたので、あいにくペットシーツを持参していない。ついには丘を下りきり、何の成果も得られないまま来た道を戻る。
ので、「ホーちゃんも呼びが効くじゃないの」とサナっちさんにも言っていただき、ちょっとその気になっていた。しかし場に慣れるにつれホームズの行動半径は徐々に広がっていき、しかも呼んでも戻ってこない。「こいつめ〜」と思いつつ、追いかけていって連れ戻す。かくしてホームズの短いフリータイムは終わりを告げた。
が、どこかソワソワしているホームズ。ひょっとして用を足したいのだろうか。そこでウンチ袋をポケットにねじ込み、しばらくこの逃避行に付き合ってみることにした。
ホームズはてくてくと丘を下っていく。いくら後で回収するといっても、人々の憩う広場のど真ん中で用を足されるのは気が引ける。できれば隅っこでと植え込みのそばなどに誘導するが、一向にGOサインの出る気配はない。普段の散歩でもホームズは滅多に外で用
サナちゃん前から見ると…
ちょっとガニ股でカワイイ♪
オモチャで遊ぶサナちゃんと、何やらボーっと見つめているホームズ
神経質な子だったというべきか、通っていた幼稚園では時おり園児たちに庭でお弁当を食べさせていたのだが、そんな日はまさに地獄だった。
それが今では野外どころか犬が走り回っている中で平気でお弁当を食べ、しかも「おいしい〜♪」などと言っていられるのだから人間変われば変わるもの。
お利口なサナちゃん(躾が行き届いているともいう)はノーリードでの行動がOKだが、我が家の犬たちはそうはいかない。それでもいつものリードの長さではホームズがサナちゃんと存分に遊べなかろうと、リードを2本繋げて長くしてみた。
なかなかナイスなアイデア(苦肉の策ともいう)と思いきや、お弁当を食べている我々の周囲で追いかけっこを始めるものだから、リードが絡まって人間やらお弁当やらが巻き添えを食うことがすぐに判明。まぁこれだけ長くしてあれば、暴走の兆しが見えたらすぐに掴めるだろうとリードを持っていた手を離す。
最初のうちこそ我々の周囲でサナちゃんとふざけあったり、慣れない場所のこととてホームズもあまり遠くへは行こうとしなかった。それに呼ぶとすぐ戻ってきていた
いうものアメリカンドックに妙にハマっていたりする。
実は幼少時代、野外で物を食べるという行為が非常に苦手だった。なんだか虫やゴミがお弁当の中に入ってきそうで、それがとても嫌だったのだ。
「オニギリあげないよ〜」と匂いだけこれ見よがしにひけらかす。いい根性の飼い主を持って幸せだね、ホームズ
なぁ〜」というホームズの羨ましげな声が聞こえてきそうだ。
一通り桜を眺め終え、あとは芝生を敷きつめた小高い丘の上でお弁当&のんびりタイム。サナっちさんが用意してくださったかわいいビニールマットの上に、途中のコンビニで買ってきたオニギリとジュースを広げる。昔はお弁当といえば家で作り、水筒の飲み物を持参したものだが、今はちょっと立ち寄るだけで済んでしまうのだから、本当に便利な世の中になったものだとつくづく思う。食べるのは一瞬だけど、作るとなると材料の買出しから始まって、けっこう手間がかかる。こんな時コンビニを考え出した人に感謝状を送りたい気分になるのは、決して私だけではないはず。
それにこういった場で食べると、たとえそれが単なるコンビニ弁当であっても、格別に美味しく感じられるものだ。この日、オニギリの他にアメリカンドックも食べたのだが、それ以来と
ため、今回初めてその全貌を知ることとなる。なんとまぁ広いこと。広大な公園をぐるりと取り囲むように遊歩道が延びていて、桜のトンネルが延々と続いている。
ただ今年はなぜか開花にバラつきがあり、全面ピンクのアーチとまではいかなかった。サナっちさんはそのことを申しわけなさそうにしておられたが、内心密かに来年も来るつもりになっていたのでノープロブレム。それに桜のことを差し引いても、喧騒届かぬ静かな小道を犬連れで散策するのは実に気持ちが良い。「サナちゃんは毎日こんなとこを散歩させてもらえていい
ということで、留守番組の2頭を秘密兵器(ワトスン推奨グーニーズのガム)でだまくらかし、ホームズを抱えて脱出。動物病院で用足しをされているサナッちさんを外で待つ。
陽気はポカポカを通り越して暑いくらい。まさに絶好のイタグレ日和だ。
が、ここで重大なミスに気が付く。ガ〜ン、デジカメ忘れた!
サナっちさんはまだ病院におられるので取りに帰ろうかとも思ったが、すでに敵にこちらの手の内を見せてしまっている。帰れば今度こそブレイズの連れてけ攻撃が炸裂するだろう。やはり敢えて危険を冒すのは得策ではない。そう判断したため(というほどの事でもないが)、今回掲載している画像はすべてサナっちさんに撮っていただいたもの。サナっちさん、感謝です。
花見場所となったサナちゃんお散歩コースには、過去に3度ほど来たことがある。しかしほんの一部の区域しか出入りしなかった
日頃の行いも悪いくせに、後光が射しているホームズ
ここ十数年というもの、改めて『お花見』に行った記憶が一度もない。
根が横着なもので、「花見なんて近所の桜見てそれでいいじゃん」というたちなのだ。
だが今年はサナッちさんにお誘いいただき、サナちゃんたちがいつもお散歩のコースにしている桜並木に花見をしに行くことになった。出不精者も犬が絡むと俄然やる気を出す。
ドッグショーに引き続き、今回も同行するのはホームズのみ。ブレイズはまたしても留守番。ショー会場と違って雑沓をかき分ける苦労がないので一緒に連れて行っても良かったのだが、そうすると今度はワトスンが心中穏やかではなくなる。このところワトスンは自分だけ置いてきぼりになることに少々過敏な反応を示すようになっていた。
翌月に控えている Little Wonder&YAG'E 一門のバーベキュー大会にはもちろんブレ&ホーコンビで出席させるつもりだったので、今回は囮役(?)としてブレイズには敢えて犠牲になってもらった。だって姉妹会なのに肝心なホームズを留守番役にしたら意味ないじゃん。