楽しそうな表情がそう物語っていた。そしてショーに関してはド素人集団である応援団たちは、勝っても負けても楽しければそれで良いと、内心無責任に思っていたりして…
決める審査が始まった。広いリンク内を大小さまざまな犬種がズラリと並ぶ。寒風の吹きぬける中、ボゥイくんとピーツくんもリンクにあがる。う〜ん、やっぱりあの2頭が一番カッコイイよね〜などと、ショーのシの字も分からないくせに完璧身内びいき(でも実際勝ち抜いている)で惚れ惚れと眺める。
と、その時アクシデントが…。どうした拍子かボゥイくんのリードが外れてしまい、ボゥイくんが駆け戻ってきてしまった。YOKOさんが「終わったな…」とボソリ。でもその後「真っ直ぐ私のほうに駆け戻ってきたよ〜」とちょっと得意げだった。
1頭の犬をショーに出すまでにはブリーダーさんやハンドラーさんの、それは大変な努力とご苦労がある。そしてそのご苦労が報われるのは、やはり大切に育てた犬がチャンピオンになった時だろう。
でもショーの醍醐味はそれだけではない。YOKOさんや、かなさんの
ホームズお得意の「他人を踏み台にして」ポーズ。散歩中もいつもブレイズを踏み台にして遠くを眺めている。たまにワトスンもやられる。フリースのパーカーはサナっちさんにいただいたもの。フードがめちゃカワイイ。後方でこちらを振り返っているのはボゥイくん。
すぐにはならない)
犬種別審査は午前に済んでおり、午後からは各クラス(男女別、ベビーとかパピーとか色々あるらしい)の総合チャンピオンを
仕方なくホームズも抱き上げてやる。総重量約10kg。しかも2頭がダンゴになっているので非常に抱きにくい。あ〜こりゃ明後日は筋肉痛だね〜(若くないので
午後になって日が翳りだすと風の冷たさが一層増した。服を着せているものの、体の弱い(笑)ブレイズが寒さにフルフルしだす。見かねて抱っこしてやると、やっぱり出たかホームズの「あたしも〜」攻撃。キミはフルフルしてなかったでしょーが…と内心では思うも、サナちゃんもブレイズも抱っこされていて、自分だけが地面に取り残されて(正確には他にも抱っこされていない子たちはいたが)いるというのは、かなり切ないかもね。
加トちゃんのハゲズラを被っているような、もしくは限りなく磯野波平に近いホームズ。下半期お気に入り画像大賞ほぼ当確!!
ナちゃんがビビリ〜になってしまったからとて仕方のないことだ。ブレイズやホームズだって最初の時は超ビビリ〜で、ほとんどヘタレ状態だったのを思い出す。サナちゃんも何回か経験すれば本領発揮で、ホームズとのお笑いコンビ復活といったところだろう。
だいぶ場慣れしているので順応が早いだけで、初めてのサ
「いや〜ん、なんか知らないワンたちがあっちにもこっちにもいっぱいいる〜」と、いつもと違う雰囲気に心細げな表情のサナちゃん
バーに早々と潜ってしまった。ブレイズもホームズもこういった場には何回か来て
お目見えのワンたち、そしてYOKOさんのLittle
Wonder犬舎から大阪のYAG’Eさんのところにお輿入れした、ボゥイくんと両親を同じくする一期後輩のコラッタちゃんにも会えた。
このときショーはちょうどお昼の休憩タイムに入っていたので、1日遅れのYOKOさんのお誕生日を祝い、みんなで切り分けたケーキを食べる。う〜ん、こういうのが楽しいんだよね〜♪
ブレイズもホームズも久しぶりに再会した親戚犬たちに大喜びだ。反してサナちゃんはというと、こういう場所は初めてなので「怖いよ〜寒いよ〜」とサナっちさんのジャン
大阪からはショーに出場するために、かなさんご夫婦がいらしていた。チャイドッグのクララちゃんとチャッピーちゃんには何度か会っているが、今回はかなさんのHP画像を見て一目惚れしてしまったピーツくんや、大阪イタグレ軍団のカンナちゃんやイマリちゃんといったお初
ブレイズと同胎のシェリーお姉ちゃん。
とってもお行儀の良い、おっとりお嬢さん。この画像だと茶色っぽく見えるが、実際には“ブルー”と呼ばれる青味がかった濃いグレーのような体色で、とってもキレイ。
の3匹をなだめつつ、ようやくYOKOさんのテントにたどりつくと、すでにシェリーちゃんのご一家が来ておられた(というより買い物していて我々が大幅に遅刻したのだが)。お会いするのは久しぶりなのでとても嬉しい。でもこれまで皆勤賞(たぶん)だったVOCくんご一家が今回はご都合がつかなかったのが少々残念…
さすがに千葉の野外ともなるとかなり小規模だが、それでもかなり目の保養になった。
普段とは違う異様な雰囲気に圧倒されっぱなし
同じくボゥイくん。YOKOさん、イタグレの胸の形について講義中?
ホームズとは母違いの同期、ボゥイ兄ちゃん。撮り方が悪くてずんぐり見えてしまうが、実物はもっとスラリとしてカッコイイ!今回出場。
がずらりと並び、車内での元気はどこへやら、さしものレッツゴー3匹も腰を抜かしてなかなか先へ進まない。
ドッグショーでの楽しみのひとつは、さまざまな犬種にお目にかかれることだ。
グレートデンやワイマラナーなど、千葉のイナカでは普段見ることのできない憧れの犬種を一挙に、しかも間近で見ることができる。ビッグサイトで開催されるアジア大会などは、それはもうスゴイ!まさに犬好きにはたまらない。
天気は良かったものの、ポートパークは海に面しているせいか会場付近は冷たい風がやや強く吹いていた。寒さの苦手なイタグレ&チャイドッグ(チャイニーズ・クレステッド・ドッグ)には、ちとキビシイ陽気だ。
ドッグショーを見に行った人ならご存知と思うが、リンクの周囲は出場する犬を待機させておくサークルや関係者の荷物がひしめき合っている。おまけに各人のテントや移送用の車
ハッピーバースデーYOKOさん
実はショーの前日は、何を隠そう東の元締め(親元)であるYOKOさんの○○回目の誕生日だった。そこでサナっちさんと相談し、密かにショー会場にバースデーケーキと花束を持ち込んだ。その場で切り分けてみんなで食べるために紙皿と紙コップ、ナイフ、フォーク、ナプキンを100円ショップで購入。さらに1,5リットルのジュースも3本購入。準備は万端だ。今回は野外の会場ということもあり、この時点で我々がショーそっちのけのピクニック気分であることがバレバレだったりする。
ピンクのコートがとってもオシャレなサナちゃん。初めてのショー会場にちょっとドキドキ。
千葉のポートパークで開催されたドッグショーを見に行った。
ショーに出場する身内の応援もさることながら、ブレイズやホームズのイタグレ親戚筋の犬たちと飼い主さんに会えるのがやはり何よりの楽しみだ。
さずガッシと抱え込み、サナっちさんにHELPコールをしてしまった…
ホームズの渋り腹の原因は、どうやら昨日盗み食いしたカップケーキにあるようだ。普段食べつけないものを独り占めで一気食いしたバチが、肝心の今日になってきたらしい。
読みは当たってホームズのクンクン鳴きはおさまったものの、時すでに遅し。場の雰囲気はすっかりお昼寝モードに突入してしまっていた…
ホームズの渋り腹のせいでイマイチ盛り上がりに欠けた大運動会だったが、そのぶん飼い主連がおおいに盛り上がったので、まぁいいか。
が、やがてようやくあることに思い至った。もしかしたらウンチがしたいのかも知れない。
家ではともに尻グセの悪いブレイズとホームズであったが、意に反して外面は良く、サナっちさんのお宅にお邪魔する時にはちゃんと自主的に犬用トイレを拝借してオシッコをしている。ところがウンチは勝手が違うと思ったのか、すぐおシリの穴付近まで出かかっているのにする場所が分からなくて困っていたらしい。
ホームズをトイレに連れていき「ここでしなさい」と言い聞かせると、ようやく納得したのかウンチをしだした。しかし悲劇はさらに続く。軟便だったこともあり、最後のひと欠けらがおシリからぶら下がったままになってしまったのだ。スッキリしてその場を立ち去ろうとするホームズをすか
ズに混じってリビングを走り回るようになる。
アスレチック場のごとくに障害物が雑然とひしめいている我が家とは違い、サナっちさんのお宅のリビングはとても広々としていて3頭のイタグレたちが走り回るには十分なスペースがある。そこで犬たちを遊ばせながら、飼い主たちはお茶を飲みつつ四方山話。一時は存亡が心配されたケーキの無事も確認され、う〜んシアワセ!しかも今回はホームズたちの大好きなYOKOさんもご一緒してくださっている。
ところがどうしたことか時間を追うごとにホームズのテンションが下がっていく。体の弱い(笑)ブレイズがすぐに電池切れを起こすのは予想通りだが、前回ほぼ3時間もほとんど休憩無しでサナちゃんと遊び回っていたあのホームズが、これはどうしたことだろう。しかもクンクン鼻を鳴らして何やら言いたげな様子。
寒いのかもとサナっちさんが暖房を入れたりホームズに上着を掛けてくださったりしたが、クンクン鳴きは一向におさまらない。言葉の通じない悲しさ、何を訴えているのか分からずこちらは首をひねるばかり。
そんなワトスンにお詫びの食べ物を渡してあとの面倒は母に任せ、ブレイズとホームズを連れてサナっちさんの車に乗り込む。まだドアも締め切らないうちから、車内では3頭の組んずほぐれつの大フィーバーが始まる。ホームズは飛び掛るようにサナちゃんとの再会を喜ぶのだが、ブレイズはちょっとお姉さんぶってサナちゃんの顔をペロペロと舐め回す。
これだけ喜んでくれれば親心としても嬉しいが、ハッスルのあまりサナっちさんが買っておいてくださったケーキの箱を蹴り倒した(犯人はホームズ)時には、ケーキ好きの私の額に青い筋がピクピクと…
サナっちさんのお宅に着くと、リバーちゃんとビーノちゃんがいつもながらの大歓迎で我々を迎えてくれた。どこかの気難し屋さんとは違い、とても気の良いお姉ちゃんたちだ。
日本犬と洋犬を比べると個体差はあろうが、やはり洋犬のほうが断然フレンドリーだ。これは日本と西洋の犬に対する歴史の違いに由来しており、日本の場合は犬=番犬という考えかたでこれまで接してきたためだとも言われている。
しかも柴犬は体こそ小さいが、なかなか気難しいところがある。だから柴犬の血を引くワトスンに協調性が無いのも、持って生まれた性格と合わせ、責めるわけにはいかない。まぁ親心としては、もう少し仲良くできる友達をつくって欲しいのも事実だが。
そんな人に懐こく犬には厳しいワトスンよりは何万倍もやさしいリバー&ビーノお姉ちゃんたちだが、体の大きさが災いしてビビりまくるブレイズ。ホームズも最初は腰を抜かしたものの、さすがに再会3度目ともなると平気だった。
ちっこくても一応は脳ミソのついているブレイズ、それでもしばらくするとお姉ちゃんたちがやさしいのが分かり、ようやくひと安心。サナちゃんやホーム



ホームズの妹のサナちゃんは宅は、我が家から車で15分ほどの距離だ。そんなわけで度々お邪魔させていただいては楽しい時間を過ごしている。しかも私は免許が無いので、わざわざサナっちさんが車で送迎してくださるのだから有り難いかぎりだ。
同胎でもブレイズの兄妹は体の大きさや性格などにそれぞれ個性があるが、ホームズとサナちゃんはおシリの10円白ハゲ模様に至るまでそっくりで、背後からだと飼い主たちでさえうっかり見間違うことがあるほどだ。さらに悪さの仕方から、なんと負傷歴までほぼ時を同じくしている本当に気の合う(?)姉妹だ。
さてさて今回は季節がら『秋の大運動会』と銘打って、楽しいお宅訪問の日がやってきた。
出かける仕度をしていると、すでに何が起こるのかを察知したブレイズとホームズがウキウキそわそわしだした。だがワトスンだけはちょっと寂しそうな顔。なぜなら、こんな時ワトスンはいつもお留守番だから。
よその犬と仲良くできないワトスンは、車も大の苦手だった。1度だけ試しに乗せてみたことがあるのだが、目も飛び出さんばかりの恐怖の表情と激しい息遣いに心臓麻痺でも起こされるのはないかと、こちらのほうが大いに焦った。ワトスンにしてみれば行く気はさらさら無いものの、置いてきぼりはやはり寂しいといったところか。