ザ・行商人。
「え〜、イタグレはいらんかね〜」
ここ千葉では春の風物詩である(大ウソ)
とりあえずオフ会はこれまで年3回のペースで開催しているので、ちょうど1頭ずつに割り振れるわけだが、問題はどのオフ会に誰を連れて行くか。
実にどうでもいいようなことで悩んでいる私って、そうとうなヒマ人だなと思いつつ(しかも二週間くらい悩んでいた)。
で、決まったのが以下のような年間スケジュール。
春のオフ会――ホームズ
そのココロは、この時点でブレイズはまだ冬眠から覚めたてだし、いまひとつ仲がしっくりこないホームズ&ニーニペアで置いていくのはちょっと心配なので。
秋のオフ会――ブレイズ
そのココロは、あと半年あまりの間にニーニも今より少しは落ち着いて、ホームズとのツーショットで留守番させても大丈夫かも? 
という淡い期待を抱いて。
クリスマスオフ会――ニーニ 

今度は沸騰してから10分ほど煮立てた。←すでに半熟へのプレッシャーは切り捨てている。
先ほどよりは殻をむきやすくなったと言ってもいいだろう。
でもやっぱりキレイにむけない。
だんだんイライラしてきて、シャレではなくマジで「ムキーッ!!」とかなってるし (‐ ‐#
結局、最終的にタレ漬けした卵は五個になっていた(しくしく)

そんなこんなで明けてオフ会当日。

「本当にヘンなとこ好きだよね〜、アンタたちは(←つまりは私だけではない)」というYOKOさんの苦笑いを尻目に、この欽ちゃん走りを目撃した瞬間、「やっぱりニーニはうちに来るべくして来た子だったんだ〜」と今さらながらに運命的なものを感じ、ふつふつと感動がこみ上げてきた
・・・・かもしれない(笑)
『ヘナチョコでもいい、オモロく育って欲しい』
というのが、我が家における教育理念であったりする。
特に、ショードッグの子としてこの世に生を受けたニーニは、ショードッグ(笑ドッグ)として生きることが運命づけられている
・・・・かもしれない(笑)
まあこれ以上、脚折んなきゃ、なんでもいいや(←切実)
などと、今回もオフ会レポートになっているのだか、いないのだか分からないうちに、本編は(お)めでたく終了する。

ちなみに、ブレ&ホーの2頭を犠牲にして計画した『ワトスン誤魔化し作戦』であったが、半日鳴き続けていたのが2頭に増えただけだったらしい。←ホームズが増えた。
相変わらず計画倒れな人間である (^ ^;
なぜそうなってしまうのかというと、普段広い場所で思い切り走らせるようなことをしてやっていないのでスタートダッシュの仕方が分からないのではないかとの説もある。
ちなみに狭い所(家の中)では暴走族なみに飛ばしているので、危なくてしょうがない。
あんたにゃすでに骨折の前科があるんだっつーの (^ ^;
まあ原因はどうあれ、この欽ちゃん走り(ハイエナ仕様)は、味のある走り方としてなかなか好評だった。
しかし「コウメイ」が連呼されるにつれて発せられる音域は徐々に低くなり、ドスがきいてくる。
最低音になったあたりで、ついにお縄を頂戴する孔明くん。
ちなみにこのおかたは二代目の生活指導部長であり、普段は大変温厚な人柄である。ご本人の名誉
まるで鏡を見ているようにソックリ
飼い主以外、見分けがつきません
のため(笑)
初代生活指導部長は、同じく初代の札付き(←鑑札のこと)息子の第一線引退とともに、現在では最高顧問となっておられる。
もっとも、孔明くん1頭をお縄にしたところで、事件は現場で起こり続けているのだが。

ところで、嬉しそうにドッグランで遊びまわるニーニ嬢であったが、走り方がなんかヘン (^ ^;

実は、家でもよくハイエナみたいな走り方をしているとの目撃情報がある。 ←腰が低く落ちた状態。
そしてここドッグランでも、スタートダッシュ時に後肢が テテン テテン とツーステップを踏んでいる。
なんじゃそりゃ?? という感じ。
以前に何かの話の流れから、欽ちゃん走りをニーニに仕込むなどという冗談を言ったことがあるのだが、ビミョウに有言実行?
大女優 名誉嬢と、売り出し中のアイドル 遊姫嬢。
そして通行人Aのニーニ嬢。
ドラマタイトルは
『総務本線マテ事件
      〜グルメツアーで何かが起こる!
                   〜消えた笹美の謎』
テーブルを取り囲み、お持ち寄り品に舌鼓を打ちながら楽しく談笑する女衆。
その周囲で日よけテントを組み立てたり、食材をバーベQしたり黙々と働いている男衆。
LITTLE WONDER & YAG'Eは、殿方の教育がとても良く行き届いておりますのよ。オホホ・・・(^з^)
というわけでもないが、見渡せばそんなことになっていた。

まあアウトドアという分野は、女性より男性のほうが上手ですから(ヨイショ)
手前が仔犬1号 奥がニーニ
前日いっぱいだらだらと降り続いた雨のおかげで、敷地内はビミョ〜に半湿地と化している。
それってけっこう嫌な感じかも (^ ^;
案の定、
服が犬の足跡だらけになるのに2分もかからなかった。カップラーメンが出来るより早い。
偶然とはいえ、泥色(?)の服着てきて良かった〜♪  みたいな・・・。

そんな中、ふと見ればバッジオくんがウ○チをしていた。

声を掛けてやっていた。
そこへ買い物を終えたYOKOさんが戻ってくる。

そしておもむろに私が一生懸命に励まし続けていたキャリーケースの屋根をパカッと開けるや、当たり前のように買ってきた氷の袋をしまいだした。
もうお分かりですね (^ ^)
そう、私はクーラーボックスに向かって励ましの言葉を掛け続けていたのである。
考えてみりゃ、YOKOさんのところはバリケン使用だっつーの。
この期に及んで、クーラーボックスが上蓋の一部分しか見えなかったためキャリーケースの屋根部分と勘違いしてしまった、という言い訳は通用するまい・・・・・・。

そんな、いかにもどうでもいい些細なアクシデントを経たのち、車はドッグランに到着した。
てなわけで次回もヨロシク〜♪♪

そんな楽しい風景(もちろんアマゾネス仕様の状況ではなく、料理のこと)を見ていれば、犬たちだってご相伴にあずかりたくなるのは当然の理。
という前フリで、今回も毎度お馴染みのモグラ叩き(というよりサバイバル)が始まった。
このような時、やはりチビよりはデカイほうが有利である。
だが、身幅が目立つぶん視界にも入りやすいというデメリットもあるので、成功確率は五分五分といったところか。
しかし成功しようが未遂に終わろうが、ともに1回としてカウントされるのが世の無常。
そしていよいよ生活指導部のお出ましである。
最初はやさしい声で「コウメイ」と警告が発せられる。

今回、生後4ヶ月ほどの仔犬コンビをYOKOさんが連れてきたわけだが、そこに混ざると一瞬ニーニは保護色ならぬ保護個体となる。改めてチビニーニを実感。
体重も軽くてコンパクトなので持ち運びには便利だが、群集に紛れるとイマイチ存在感が薄い (^ ^;
「右手に見えますのは〜」
バスガイドのサナっちさんと、助手のサナちゃん。
てな感じのポーズ(笑)
積荷おろし作業中のYOKOさんに成り代わり、手にウ○チ袋をはめて着弾ポイントを捜索しに行く。
目をさらのようにして探すことしばし、発見したウ○チにはくっきりと犬の足跡が・・・・・・。

「うっ、踏まれてる」と思ったのと、背後からバッジオくんにタックルされたのとは、ほぼ同時。
おいおい、アンタのその足にゃ、たったいま踏みつけにしたウ○チがついているんじゃないのか〜 (T▽T)

さりとて、もうどうなるものでもないので、その事実は『なかったもの』として記憶から削除することにした(しくしく)
ついでに毛も薄い(笑)
現在のところニーニはLITTLE WONDER & YAG'E一門において下から二番目のチビが確定している。
身体はちっこいものの、我が家においてはブレ&ホーコンビよりもずっとイケイケの最強娘(極悪娘?)なので、ドッグランに放牧されてもそれなりに走り回って楽しんでいる。
やっぱりメンバーチェンジしておいて正解だった。

ビミョ〜に仔犬たちと遊んでやっているというより、仔犬たちに遊んでもらっているという雰囲気が、なきにしもあらずだが。

そうこうしている間に、続々と参加者の皆さんたちが到着。
テーブルの上には所狭しとそれぞれのお持ち寄り品が並ぶ。
そして宝石箱(←彦麻呂ふう表現)の蓋が開けられていくたび「おお〜♪」などと、うっとりした歓声があがる。

そして

「それでは皆さん、いただきましょうか〜」
「はぁ〜い、いただきまぁ〜す♪」
てな感じに、楽しい楽しいお食事会が始まった。

キャリーケース押し込められたものだから「何これ何これ出せ〜出せ〜」てなもので、ずっとギャーギャー鳴き通し。
この日、YOKOさんの車には2頭の仔犬たちも乗っていたのだが、そんなものはもう比じゃない。
というか仔犬たちはたいして鳴いていたわけでなく、要するに大人しかった。
車内にはニーニの雄叫びだけが響き渡ってる感じ。
ニーニのち ときどき仔犬の合の手・・・・みたいな割合。
余談ではあるが、YOKOさんがコンビニに氷を買いに行っている間に、仔犬たちがちょっと鳴き出した。
キャリーケースを抱えていた私はあまり身動きとれない状態だったので、首だけを後ろに巡らせて後部座席の荷物に埋もれているキャリーケース(青い屋根が見えた)に向かい、宥めるような感じで何度か
置いていかれた腹いせにニーニがロクでもないことをしでかし、帰宅後に地獄を見たくないしな〜
とニーニのおツムの中を想像してドキドキしつつ
義理と人情秤にかけりゃ・・・・そりゃ人情(自分の情優先てこと)だろ。

かくして出発5分前にいきなりのメンバーチェンジを決行し、ニーニを
キャリーケースに押し込む。
ところが、キャリーケースの中でめちゃめちゃ不平不満のニーニ。
これまでニーニは大きいキャリーケースにブレイズと一緒に入れられていたためにあまり不安を感じなかったのだろうが、今回は自分だけが
オフ会の気配を察知するや、ヒュンヒュンと鼻まで鳴らして大ハッスル。
ところが、いざドッグランに放牧してみりゃテンション下がりっぱなしの「抱っこ〜、抱っこして〜」状態。
「お前らいったい何しに来たと思ってるんじゃい (‐ ‐# 四の五の言わずに走れ〜!」てな具合。
それを考えると、無駄なくオフ会を堪能できるのはニーニということになろう。
しかし、いつも自分だけは特別待遇と自負しているホームズのプライド(末っ子時代が長かったためか、ホームズはちょっと女王様的)をここで突き崩すということは、ニーニが来て以来ようやく回復した信頼関係にまたヒビが入るんだろうな〜
などとホームズの顔色を窺ってビクビクしつつ
すなわち
ニーニにヒートがきたらダメじゃん!!
6月で満1歳を迎えるニーニは、今後いつヒートがきてもおかしくはない。
ヒートの来る時期の早い遅いは体格にも左右されるようで、3頭の中で1番体格の良いブレイズは、だいたい生後8ヵ月目くらいで初ヒートを迎えた。
ホームズは1年3ヶ月目くらいだったと思う。
そこから計算してみると、クリスマスオフ会の時期なんて、いかにもヒートがきてそうな・・・・・・。
う〜ん、どうしよう  (^ ^;
出発直前になって、迷いの森に分け入ってしまったワタクシ。
しかも本筋とはまったく関係のないところでツメの甘さを露呈してるし。

たしかにホームズやブレイズもオフ会に行きたがる。
エースパパと触れ合うニーニの微笑ましい図。
と、一瞬思ったんだけど、よく考えたら(よく考えなくても)まるっきりアカの他人でした。
そのココロは、本来ならこの日はブレイズの誕生日でもあるので、順当な権利からいえばブレイズだが、この時期ブレイズのテンションは急降下で冬眠中だし、もしかしたら前回雪で玉砕したニーニの同胎のアインくんが来るかも知れないから。

というわけで、今回の参加犬はホームズに決定していた。
出発30分前までは・・・・・・・。

それが天啓であったのかどうかは定かでないものの、この時ふと(自分的には)完璧だと確信していたキャスティングに大きな落とし穴があることに気づいてしまった。
前日だらだらと一日中降り続いた雨模様から一転、オフ会日和の晴れ具合となる。
ところで今回から我が家は参加犬を1頭ずつにすることにした。

不況の荒波に沈没寸前のビンボー飼い主が、3頭ぶんの会費を払えなくなったため・・・・・・・ではなく、ワトスンを誤魔化すため。
通常の散歩ではひとりで留守番させていても大丈夫なワトスンなのだが、オフ会にイタグレチーム3頭を連れ出すと、自分だけ見捨てられた気分にでもなるのか、半日くらい鳴いているらしい。
この大御所との日頃の(主従)関係から鑑みて、それは遠回しに「そうするよね??」の意味と受け取れる。
そして沸騰3分後で鍋を火からおろし、卵を水で冷まして殻むき作業にとりかかる。
・・・・・・むけましぇん (T▽T)
四苦八苦しながらようやく殻をむき終わった時、そのゆで卵は七割がた縮小していたという。
しかも黄味はナマのまんま・・・・・
慌ててもう一度、卵どもを鍋にかけ直す私。
すでにかなり泣きが入っている状態。

かに将軍の看板ではありません(笑)
ゆで卵を作る場合には、少々日数の経った卵を使用するのが基本らしい。
そんなことすら知らなかった私。
しかもゆで卵なんてここ十年以上作った記憶がないので、茹で時間すら分からない始末。
ネットで調べてみると、沸騰してから3分ほどで半熟卵になるらしい。
なぜ半熟なのかというと、YOKOさんが「私は半熟が好きなんだよね〜」と言っていたから。
例によって音頭をとる幹事ですら当日までどんな料理の構成になるのか完全には把握していないという、ちょっとお楽しみ的なオフ会である。

今回の私の持ち寄り品は、前回と同様に焼き豚。
しかも今回は、タマネギを切ったのとニンニクの皮むき以外は母が作った(笑)
でも焼き豚一品だけというのも、物量的に寂しいかな?
なわけで、当日に近所のパン屋さんでYOKOさん推奨のカレーパンでも買って行こうかと考えていた矢先、YOKOさんから「味付け卵(?)」のリクエストを賜った。
作り方は、冷ました焼き豚の煮汁に、殻をむいたゆで卵を一晩漬けておくだけ。
なんとシンプルでびゅーてほ〜な作り方なんだ!!
いつものツメの甘さを考慮するに、前日の段階で準備できていたほうが、当日慌しくパン屋さんに買いに行くより安全といえよう。
ということで二品目は意気揚々と味付け卵に決定!

ちょうどそのとき我が家の冷蔵庫の中には卵が一個しか入っていなかったので、前日に近所の農協まで卵を買いに行く。
ゆで卵を作れるかたならこの時点でお気づきと思うが、
オフ会で食べてもらうのだから新鮮な素材を使わなくちゃとの考えは、見事に裏目に出たのである。
ていうか、無知? みたいな・・・・
なぜなら新鮮な卵は殻が白味に張り付いてしまい、きれいにむけない のだ。

以前はそんなこともなかったのだが、寄る年波で身体に不安を感じるようになり、介護士(私のこと)の留守中に具合が悪くなったらヤバイとか考えているのかもしれない。
元気な時には母に鞍替えしてたくせに、いざ介護という段になったら私に面倒見させようなんざ、まるでどこぞの嫁姑問題みたいである(笑)
まあそんなわけで、1頭だけ連れ出すなら長時間不在がバレないだろうという目論み。
私的にも1頭だけのほうが楽なので、この際だから今後そのような方針をとらせてもらうことにした。
だが、そうなると誰を連れて行くかで悩むところ。

2006年初のLITTLE WONDER & YAG'Eオフ会は、幹事超ラクラクの『お持ち寄りオフ会』となった。