ラジオ放送で「思い出に残る変な先生」というような話をやっていた。
私が一番笑ったのは、産休に入った理科の先生の代わりに来た先生の投稿話。
その先生はすごく年寄りで、どう見ても80歳くらいに見えたのだそうだ。
そしていきなり黒板に「しょうじょう蝿」を「せうぜう蝿」と書いたそうな。
投稿者いわく「お前、いったい歳いくつだよ〜!」
そんな話を聞いていて思いだしたのが、中学の時の美術教師。
当時、たぶん年の頃なら40代〜50代前半だったのではないだろうか。
中学生といえば思春期ど真ん中の年代であるが、ガ○ッ石松さんを細面にしたようなその美術教師は、某女性用品の名前がデカデカと側面に印刷されたダンボール箱に教材か何かを入れて運んでいたので密かについたあだ名が『ロリエ』。
そしてエロオヤジであるという噂も、まことしやかに流れていた。何しろ思春期ど真ん中の中学生、10円玉くらいのことを10000円くらいまでに膨らませて噂するというのは日常茶飯事のことで、今となってはその噂が根も葉もあったことか否かは知る由もないが。
ある日、友人(美人)が数人の女子と美術室の掃除をしていた時のことである。
いきなり美術教師に「スカートを脱げ」(←今だったら大問題の発言)と言われて焦ったらしい。
で、何をやらされたのかというと、ブルマー姿になった彼女たちはベランダに置かれた大きなたらいの中に入り、美術で使った汚れものを洗わさせられたらしい。要するに洗濯婆の中学生版か?
その美術教師が紛れもなく芸術家だったのだと思い知らされたのは、卒業を間近に控えた3年生の時。
卒業生へのはなむけとして学年全員の肖像を描くと言い出した美術教師に、第一号として呼び出された前出とは別のこれまた美人の友人。
たまたまそこに居合わせたのか、それとも面白半分で友人に付き添っていったのかは忘れてしまったが、美術室にはモデルの子の他に私を含め数人の女子がいたと記憶している。
モデルを眼前に座らせ、色紙にフリーハンドで顔の輪郭を描き始める美術教師。
作業は着々と進められ、約10分後、色紙は教員用の机に投げ出された。
その絵には目がひとつしか描かれていなかった。
口は私鉄を現わす地図記号、もしくはフランケンシュタインの縫い目のようだった。
顔の輪郭はジャガイモのようにイビツだった。
それは「笑える」などという俗な言葉では表現しきれない逸品。
腹がよじれて誰もまともにゃ立っていられない。
腹を押さえつつ、ギャラリーの1人が「先生、これ失敗しちゃったんですか〜?」と尋ねる。
そう、誰もがこれは失敗作品で、もう一度描き直すのだろうと真面目に思っていた。
けれども返ってきた返事は「いや、それは完成したからそこに置いたの」だった。
そして美術教師は別の美人モデルを座らせ、作品第2号へと突入。
出来ばえは、まあ似たり寄ったりですわ。
いくら卒業生へのはなむけ、先生の好意とはいえ、「こんな肖像嫌じゃ〜!」とその場に居合わせた誰しもが思ったのは言うまでもない。
だがその後、3年生の誰かに肖像の順番が回ってくることはついになく、我々は無事に卒業のよき日を迎えたのだった。
カラオケ大好き人間である。
ときどき家でもDVDやビデオと一緒に歌っている。
アジアンカンフージェネレーションというグループの曲で『遥か彼方』というのがあり
♪ 白く 白ぉ〜ぉ〜〜〜〜〜〜〜く ♪
というフレーズで歌が終わる。
この日も、ビデオと一緒に歌っていてそこのフレーズにさしかかった。
ふと気が付くと、ブレイズが目をまん丸にしてこちらを見ている。
しかも目が合った瞬間にビクッとしてのけぞった。
♪ お〜ぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜く ♪
と歌っていたのを、どうやら遠吠えと間違えたらしい。
失礼な奴っちゃ〜〜!! (‐ ‐#
洒落っ気というものにはここ10年以上まったく縁がない。
したがって洋服にお金をかける気などさらさらなく、毎度バーゲン品狙いである。
今回もそれを目論み、父に車を出させてユニクロへ。
(ちなみに私は免許を持っているという噂もあるが、あれは免許証ではなく単なる身分証明証である)
ところが時期を見誤ってしまい、すでに在庫処分品は殆どなかった。
がっくりと肩を落としながらも店内を捜索すると、春物満載の商品棚の隅に、今の時期でも余裕で着られるシャツが1290円のプライスで置かれていた。
しめしめとそれを手にとり、だがしかしせっかく来たのにこれじゃ寂しいな〜と思っていた私の目に止まった一着のダンガリーシャツ。
ダンガリーそのものは嫌いではないのだが、あの貝殻的な飾りボタン(?)がけっこう嫌いだったりする。
でもまあ1290円だったら仕事用にちょうどいいかと、ついでにお買い上げ。
そして事件(というほどのものではナイ)は会計時に起こった。
もうお分かりのことと思うが、1290円は最初に手にとったシャツだけで、ダンガリーは2990円だったのだ。
考えてみれば……どう見ても春物だしー、安っぽいとはいえボタンも普通のよりは原価高そうだしー。
同じ陳列棚にあったために思い込みで値札をよく確認せずに買ってしまった私が悪いのだが。
でもショックぅ〜〜〜!!!
特に欲しかったわけではないものを安いから買おうと思ったわけで、最初から値段を知っていれば絶対に買わなかった品。。。
父の慰めの言葉「高いってことは、それだけ生地もいいやつ使ってるってことだろうから」
ありがとうお父さん、でもそれはちょっと違う〜
世間さまでは(ユニクロでさえ)2990円のシャツを高いとは言わないし、いい生地を使っているからではなく単にシーズン物だからなんですぅ〜(しくしく)
と、このように着るものに関してはかなりしみったれた金銭感覚の私であるが、