ROCKEFELLER CENTER

(West 48th to West 51st St. , 5th to 6th Ave. )
最近では、三菱地所の買収や撤退で、その名を賑わせましたが、ニューヨーク観光で、まずここを訪れない人はいないのでは。夏はカフェテラス、10月から4月の間は屋外のスケートリンク場として賑わうガーデンの今の様子を、このビルに設置されているカメラから見ることができるようになっています。特にクリスマスのシーズンは、冬のニューヨークの風物詩ともいえるジャイアント・ツリーで余りにも有名です。2万6千個にもおよぶ電球で飾り付けられた、90フィートほどの高さのツリーの下には、黄金色に輝くプロメテウス像(ポール・マンシップ作)が、ロウアー・プラザを見つめています。
ここのツリーの起源は1931年。リンクの付近で工事に従事していた労働者たちによって飾られたのが最初といわれています。
ガーデンの周りは、国連加盟国の国旗がはためいています。この複合体のビル群の地下一帯はコンコースで結ばれ、約200件の店が軒を並べる本格的な地下街になっていますから、雨の日などの買い物や、ビルからビルへの移動など、何かと好都合です。

最近では、メディア・ジャパンのMJ Web Camで、ロックフェラー・センターのGEビル45階のCACアメリカから南の方向に向けて設置されているカメラが、ズームや、スパン、あるいは上下方向にも自分自身でリモートコントロールできるようになりました。かなりの迫力で、エンパイア・ステート・ビルが迫ってきます。
タイムズ・スクエアにもカメラは設置されています。日本で言う「交番」のような所が左下の方に見えたりします。ただし、これを見るためにはリモコンを操作するためのソフトをダウンロードする必要があります。CANONのWebView/Livescopeのホームページ(http://www.x-zone.canon.co.jp/WebView/index.htm)に試用版があります。


CENTRAL PARK

(West 59th =Central Park South=to West 110th St. =Central Park North=, 5th to 8th Ave.=Central Park West =)
日本に居ながらにして、セントラル・パークを散歩できるのをご存じですか。セントラル・パークのホームページのツアーでは、コンパスで自分の好きな方向を選びながら、園内の色々な場所を見て回れるのです。雨の日の週末は、ニューヨークのセントラル・パークの散歩と洒落こんでみませんか。
南北約4km、東西約800mの緑のオアシスは、16年の歳月をかけて作られた世界最大の人工公園で、1876年に公開されました。
ウイリアム・カレン・ブライアントのアイディアを、庭園設計家のアンドリュー・ダウニングと作家のワシントン・アービングらがキャンペーンを展開し、デザインコンペで選ばれたフレデリック・ロー・オームステッドとカルヴァート・ヴォークスの手で具体化されました。
50万本以上の植樹をし、6つの池が造られ、36の橋がかけられ、100kmにも及ばんとする遊歩道は、車道と立体交差をするように作られて、かつては単なるゴミ捨て場だった荒れ果てた土地が生まれ変わったのです。

1905年、鉄鋼王カーネギーが5番街と91丁目の角にマンションを建てました。それが現在のCooper Hewitt, National Design Museumです(本当の意味でのマンションとはこういう建物を意味します。日本で使われているマンションという言葉は、単に日本の不動産業者がその名前だけを持ち込んだものです)。
その後、70丁目の角にヘンリー・フリックの邸宅が建てられ(一般公開されている)、セントラル・パーク沿いは高級マンションが建ち並ぶようになりました。現在では、セントラル・パークの緑を見おろすアッパー・イースト・サイドやアッパー・ウェスト・サイド、その中でも、ダコタハウスに象徴されるセントラル・パーク・ウェストと、ミュージアム・マイルとも呼ばれる5番街には高級コンドミニアムやアパートがならび、高級住宅地になっています。
セントラル・パークでは、ボートやサイクリング、テニス、冬はアイススケートなどをはじめとして色々なスポーツを楽しむことができます。動物園や劇場、野外音楽堂などもあります。最初、ここの回転木馬のあまりの速さに驚いたことがあります。園内にはマンハッタン島の岩盤が露出している場所(Umpire Rock)があって、その岩には、氷河期の痕跡が残されています。野鳥も、現在では275種が観察されています。ただ、治安の面では、1人で余り奥のほうに入り込まないように気をつけたいものです。特に、日没後は要注意です。


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