日  時 12月23日 (日)
ポイント 外浦
対 象 魚 メジナ
釣   法 ウキフカセ



メジナ狙いで外浦に行ってきました。
外浦は先週に引き続き、今年2回目となります。
先週は急に気温、水温とも下がり【外赤根】で「N氏」とメジナの30cm、35cmを各1匹づつしか釣る事が出来ませんでした。

朝5:30に港に付くと、先週と同様に相変わらずの「満員御礼状態」でした。
この時期西風が吹いて他の磯が出船出来なくても、外浦は釣りが可能なので凄い人気なのである。
例年は西風ならば磯は諦めて近場の堤防などで黒鯛を狙うのだが、今年はその黒鯛の釣果がイマイチなので普段は行く事のない外浦を試してみたのである。

降りた磯は「爪木崎」。
実は「N氏」は先週18日にリベンジで仕事をサボり(?)この「爪木崎」にのり、小メジナ少々と45cmの「真鯛」を釣ったそうだ。
「N氏」は「またここか・・・。」とガッカリしていたが、ポイントは良さそうだ。
一緒に降りた2人組みと場所取りのジャンケンをして負けたので、先端の場所は出来ずに船付き場付近で
スタートする事になった。
ちなみにここは「イシダイ場」だそうだ。
そこは「N氏」が「真鯛」を釣った所であったが潮が合っていないらしく、別場所を希望した為10:30交代という事でまず私が船付き場を攻める事になった。
ビックリしたのはかなり潮が速い!
右へ流れあっという間に岬の先端まで行ってしまう。
そのまま延々に流したいのだが、先端に入った先程の2人組みが居て流しきれない。
その人も同じ流れにのせてくれれば良いのだが、近場ばかり狙っている。
丁度我々のポイントはワンドになっており、仕掛けを遠投しても出っ張った岬を越す事が出来ない。
案の定、一回マツってしまった。
そこで流すのは諦めて際や手前に見える溝周りを丹念に探るが一向にエサが取られない。
根際や沈み根は推測するに、複雑な形状をしておらず魚の気配が無い。
「N氏」もサラシや根際を狙っていたが、アワセの音を聞く事はなかった・・・。
結局10;30の交代まで全くアタリがなかった。

場所を交代するとウネリが強くなって「N氏」のやっていた場所は波を被っていたので、一段高い場所から竿を出す事にした。
そして日が照ってきたら、なんと沖にチョーでかい沈み根が見えるではないか!!
そして速かった潮も緩み、イワシらしき大群がウヨウヨしている。
海の透明度も高く底が丸見えで水温の低さも伺え、地形も把握できた。
先程から強くなったウネリで良いサラシが出ていたので、サラシにコマセを入れて沈み根の手前に仕掛けを遠投した。
サラシにのった仕掛けは根の手前でなじみ、ウキがシモッていく。良い感じだ。今しかない。
そのままオープンベールにしてウキを少し沈ませているとスプールに当てていた中指に待望のアタリが。
ベールをかえして巻き取ったが、残念ながら魚は掛かっていなかった。
気を取りなおしてしばらく同じ場所を繰り返すと、今度はシモッたウキが加速したのでアワセると、これは珍しい30cm強の「タカノハダイ」であった。

潮は更に緩くなりサラシも余り沖には延びなくなり当て潮気味になってきた。
サラシの先端でウキがかなり沈む様になってきた。
「N氏」が先週「真鯛」を釣った時はこういう底潮が効いていない状況で、ウキを沈ませ竿2本位の所で掛けたそうなので、このままどんどんウキを沈ませた。追いコマセもバンバン撒いた。
完全にウキが見えなくなったあたりで中指に当てた道糸が「パラパラ」っと出た。
ベールを返して合わせると「何だ!根掛かりか?」といった感じ。しかし竿を更に立てるとやはり魚!
「N氏」の居る右側に走りだした。
体制を立て直す為、動こうと足元を確認してたら凄い引きになり、魚は手前の溝に逃げ込もうとした。
ヒジに当てていた竿尻がはずれて手首を返された程である。
慌ててノサれた竿を立て直し、浮かせにかかったら「フッ」と軽くなってしまった。
まさか切れた?仕掛けを回収したらハリはずれだった。
これは悔しかった。
かなりの引きだった。
姿は見えなかったがタナといい、引きといい大型の「真鯛」ではないだろうか・・・??

その後は当て潮になり相変わらずアタリも出ず、エサも捕られず納竿となった。
「N氏」には一回もアタリがなかったそうだ。

ちなみにこの日「外浦」で釣れたメジナは50人以上居て2匹との事。
大型が掛かっても食いが浅くて皆バラシたらしい。
しかしいくら水温が低いと言っても・・・。
なんかここはメジナ自体の数が少なすぎる感じがする。
先週といい潮変わりの一瞬しか食ってこない。潮の効きは良いのだが速い潮の時は潮目などのエサの溜まる場所もなく釣りにならない。
おそらく砂地が多く、沖には沈み根の無い地形なのであろう。
全ての道糸を出し尽くして遥か彼方で「尾長」が掛かるのなら別だが・・・。
来年から「西風」時はやっぱ黒鯛ですな。

ちなみに珍しい「タカノハダイ」はキープして刺身で頂きましたが、結構イケました。
ただウロコがなかなか取れなくて苦労しました。