平成14年10月 6日    太刀魚&五目つり


日  時  10月 6日(日)AM2:00〜AM11:00
ポイント 安倍川沖〜三保沖〜久能沖
対 象 魚 太刀魚、他
船  宿 形栄丸


久しぶりに用宗漁港から形栄丸で行ってきました。
今回は、欲張って太刀と五目の2本立て。
事前の情報だと、太刀は釣れる物の型はイマイチ。
三保もたまに青いのが出るものの日によっては・・・。
結局、太刀でおみあげをキープしてから三保に賭けてみようという作戦。
いつもこのパターンだと、どっちつかずで良い事が無いのだが今回は如何でしょうか?

今回のメンバーは、私とちあきちゃんと師匠にギャンブル大将の4人。
予定の2時より少し前に集合して席を決める。
右舷側はミヨシに師匠で中に船長が竿を出して、トモに形栄丸のおばちゃん。
左舷はミヨシにちあきちゃんで中にギャンブル大将、トモに私。
早速仕度をしていると、どうも前に陣取っている連中の道具が妙に光っている。
よく見なくても竿からリールまでピカピカの新品。
今回の釣行に賭ける意気込みの表れなのか???

おおむね仕度も終わりいざ出陣!
船が岸から離れると、前にいたちあきちゃんが大声で怒鳴ってる。
???
何事かと聞いてみると、さっきまで右舷側はミヨシで仕度をしていたはずの師匠が何故か岸に・・・。
慌てて船を戻してもらい無事回収??
いきなり、こんな調子で大丈夫だろうか?
何とか無事?におみあげの太刀のポイントに出船となりました。

太刀のポイントは安倍川沖。
用宗港のすぐ前のポイントである。
5分程でポイントに着くと、すでに16〜7隻ほどの遊漁船が綺麗に2列になって釣りをしていた。
僕らは列に入らず先頭の船の横にアンカーを下ろした。(暫くすると僕らの後ろにも船が並びだし気がつくと3列に・・・)

今回の仕掛けは、片天秤の2本針仕掛け。
船で用意してくれた秋刀魚を付けて第一投。
水深が50m位ということで、とりあえず40mまで下してゆっくりと誘ってみる。
すると、2mも誘わないうちにすぐにアタリがあり難なく1匹目を釣り上げることが出来た。
しかしながらサイズが・・・である。
おばちゃんに、『やっぱり小さいね』って言ったら『それを持って帰らないと持ってく魚が無いよ』って言われ素直にクーラーに収めた。
その後も、小さいながら入れ食い状態。
棚も、40〜20mまで色々試したがどこでも3分以内に食ってくる感じ。型は、相変わらずだが・・・。
型がイマイチのせいか?、寝ずに船に乗ったせいか?3時を回った位から強烈な睡魔に襲われてしまう。
それまで入れればハズレ無しで釣り上げていたものの始めて取り込みでバラシてノーキャッチに。
これを機会に、ミヨシでジギングをやっている師匠の所に遊びに行って見た。
するとそこには、今まで見たことの無いくらいに元気に釣りをしている師匠の姿が!
さすが、2本も竿を新調するとやる気も2倍、いや2乗倍になるらしい。
聞いてみると、ジグでもそこそこ釣れているらしい。
僕も、とりあえず持ってきたショートロッドに100gのジグをセットしてジギングの真似事をしてみた。
すると、3投目に待望の初GET。(口の横にスレ掛かっていたのだが)
型も今日釣った中ではまずまずの部類。

その後暫く遊んで眠気も少し和らいできた頃に自分の席に戻り再び餌釣りに復帰。
少しは変わるかと期待したが、相変わらずの食いで相変わらずの型。
数は、そこそこ伸びるが4時頃には飽きてしまった。(いかんなぁ〜)

4時30分頃、船長は寝ていたのでおばちゃんに、三保に行く仕度をしようと告げ仕掛けを三保仕様に変更すると、とうとう寝てしまった。
(結局僕の釣果は、29匹でした。片天秤仕掛けで2時間弱の釣果だから数的にはまずまずでしょう)
5時頃、騒がしくなったので起きてみると、どうやら三保に移動するようだ。
餌の秋刀魚の片付けを手伝っているとどうも船の向かっている方向が違うような・・・。
僕は寝ていて知らなかったのだが、一度港に戻っておばちゃんを下してから三保に向かうらいしい。
朝市のゴールデンタイムに間に合うのだろうか?

港に戻ると案の定、常連?さんやらがどやどやと・・・。
何やら話し込んで出船したのが5時15分頃。
終わったかも知れない・・・。誰もがそう思った。でもイナダ位はと淡い期待も・・・。

結局三保に着いたのは6時過ぎ。
やっぱり鯛のゴールデンタイムは終わっていた。(正確には、この日はゴールデンタイムが無かったようだが)
とりあえず真鯛の仕掛けでやってみるも、餌取りが多くてすぐに餌がなくなってしまう。
周りを見渡してもつれている様子が無い。
7時半頃船長から『久能のアマダイに行こうか?』って誘われ8時頃に移動。
やはり周りの船も考えが同じなのか、久能沖に行っても三保沖にいた船がちらほら見える。
すでに釣りをしている船の様子を見てみるが、釣り人に覇気が感じられない。
どうやら、ここも苦戦しているようだ。
仕掛けをアマダイに換えてやってみるが、やっぱりというか釣れない。
やっと掛かっても20cm位のイトヨリや放流鯛。
1時間程でここも諦め沖目に移動。

次のポイントは、水深が・・・。150mにセットしてある魚探に底が写って無いじゃん!!いったい何mなの??
暫くスローで探っていると突如底が競り上がって来た。
どうも根があるようだ。
根の頂上で水深80m位。
そしてその上には、真っ赤な反応が。(でも何か・・・)

ポイントを定めてやってみるが僕には当たりなし。
しかし、ギャンブル大将が小さいながら鬼カサゴを釣り上げる。
こんなことなら、秋刀魚を少し取っておくんだった。
まてよ!僕らには人間が食うには小さいが魚にはジャストサイズの太刀があるじゃないか!
早速、太刀を1匹3枚に下して短冊に切り皆に配給。
早速太刀餌を付けてやってみるも当たりなし。
その間、ちあきちゃんとギャンブル大将は1kg位のメダイを釣っていたが・・・。

10時過ぎにここも諦め、何時もの用宗沖の漁礁で少しやってこの日は終了。
あのまま太刀を続ければ良い型も取れただろうし数も釣れたでしょう。
最初から三保に行っていれば、誰か鯛の型位は見れたかもしれないし・・。
結局、太刀にしても鯛にしても一番いい時間を移動でつぶしちゃった。
やっぱり、欲張るとろくなこと無いね。