ひとりごと

 このシリーズに関してはほとんど知識を持ち合わせていないので、内容については北原氏の著書を参照して下さい。サンリオSF文庫と同様にレアで古書価も高いですが、サンリオSF文庫よりさらに点数も発行数も少ないためか、ほとんど古書店でもみかけません。シリーズ前半はSF的要素が強い内容でしたが、中盤から後半にかけては雑多なホラーのアンソロジー・シリーズと化してしまっています。「魔の〜」とか「暗黒〜」とかいった似たようなタイトルと無名の作家の作品が多くなり、どれがどれだか区別がつきません。最初のうちは目に付くたびに買っていたのですが、最近はリストを持ち歩かないとどれを探求しているのか全くわからなくなってしまっている状態です。最も高い古書価が付くのは別巻の「海外ミステリ・ガイド」だと思われますが、内容は純粋なミステリのガイドでそれまでの本巻の35冊とは全くといっていいほど関連がありません。装丁も全然異なっており、なんでこれが別巻なの、とつっこみたくなります。

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