雑記 マシン環境関係の話題
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1998/12/11 開発マシンはこんな状況
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作者の開発マシンはメーカー製のポピュラーなもの。
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製品:IBM Aptiva775
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CPU 133Mhz (普通のPentium)
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メモリ 80MB
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システムの入ったハードディスクの空き容量 400MB以上
CPUこそパッとしませんが、メモリとハードディスクの空きが多め(私の主観)なのでそんなに遅くはありません。今のところこの仕様で満足しています。
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1998/12/11 なぜこのマシンを選んだのか?
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今使ってるマシンは私が初めて買った、今のところ唯一のパソコンです。Windows95が売り出されてパソコンが大幅に値下がりしたときに購入しました。その当時ではかなり豪華な仕様に思え、その割に安かったので選びました。
パソコンを買ったのは、やったこともないくせにCGを描いてみたかったので。CGならMAC、と巷で言われていたので当初はMACに憧れていた。しかし、ハードの安さ、仕事でWindowsを使っていた、MACの有名グラフィックソフトがWindows版を出し始めた、等の条件を考慮してWindowsマシンにした。結局は有名グラフィックソフトのWindows版は高価で買わなかったのですが。
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1998/12/11 オペレーションシステム
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このサイトで提供しているソフトウェアでもおわかりの通り、私のマシンのOSはWindows95です。
次のOSが出ていますが、とりあえずアップグレードはしないつもり。なぜなら今のマシンだとWindows98は重そうだし、ハードメーカーオリジナルの機能が一部損なわれるらしいので。
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1998/12/11 ユーティリティ導入
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オンラインソフトを公開するなら最低限のウィルスチェックはするものだという記事を何かで読んで、ウィルスチェッカーを買おうと思い立った。でもどうせ同じくらいの出資ならウィルスチェック機能もあるユーティリティソフトの方がお得かな、という訳でソフト公開に先だってNorton Utilitiesを導入したのであった。
ディスクの最適化やプログラムの起動を速めるソフトのお陰か、導入時に大雑把にグラフィックソフトの立ち上げ時間を比較したら、速くなっていた。もっとも、もう慣れてあまり感じなくなってしまったが。システムの安定度がそんなに変わったのかはわかりませんが、使っていると何となく安心。おおむね気に入っているのだけれど、ちょっと気になるところは、自動で更新ファイルをダウンロードして自己アップグレードする機能を使うとき、ダウンロード後すぐに更新処理してしまうので、どのファイルをダウンロードしてきたのかがよくわからないところ。もし再インストールするようなことがあったら、また何十分もかけてダウンロードしなくてはいけないのだろうか。
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1999/01/01 メモリ増設記
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パソコンに関する買い物で、それほど失敗したと感じたことはないのだけれど(あらかじめ評判のいいものしか買わないからか)、メモリは買ったとたんに値崩れしたのでちょっと残念。しかも1年ほどで物足りなくなってより大容量のものに替え、古い方は人に譲ってしまった。(買い換えた方が1万円くらい安かった。)1年くらい16MBで我慢していれば今頃浮いた分であれも買えた、これも買えたと思うこともあるが、1年快適に使えたということで良しとしよう。
メモリ増設そのものはマニュアルを見ながらしたら、さほど難しくなかった。しかし高価なものなのでやはり緊張はした。16MBから32MBの時に比べて32MBから80MBへの変更では劇的なスピードアップは実感できないが、画像処理ソフトのレイヤ処理を使うときはさすがにパワーアップされたな、と思える。
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1999/06/23 ハードディスク増設記
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今日はハードディスクを増設したときの事を書きましょう。増設してからかなり時間が経ったので、手順などにちょっと記憶違いがあるかもしれませんが。
増設を決めたのは、ハードディスクの空き容量が減って手狭になったのと、ハードディスクが壊れたりしたときのために二基あった方が安心な気がしたから。雑誌の広告で安そうな店の目星をつけて購入。容量と値段で選んだら、お店の人の方からマシンの機種を訊いてくれて相性を確認してくれた。安い店は安い分客の自己責任が重いのではというイメージがあったが、どこで何を買っても大抵お店の方で機種を訊いてある程度相性をみてくれる。買ったのに動かない、というクレームが多いのだろうか。それとも、私が余りにもメカ音痴に見えるから?
購入後早速取り付けに入る。かつて他の人が増設しているのを見たことがあったので割に楽観している。が、筐体を開けるときはいつでも緊張してしまう。もし失敗して元々していた動作さえしなくなってしまったらどうしよう、と思うと。私の増設に関する知識は、ハードディスクは平べったいケーブルに取り付け、一本のケーブルに付いている二つのディスクはそれぞれマスタとスレーブという設定にする、新しいディスクは容量が2G以上なので(3.2G)私の使っているOSだとパーティションを切る必要がある、というくらい。マニュアルを参照して一番下のベイに入れることにする。
と、そこで問題発生。ネジがない。他の人が増設していたのを見たとき、どこからともなくネジが現れていたので何となくハードディスクを買えばネジは付いてくるものと思っていた。筐体を開けたままネジを買いに走る。近場で買ったらセット売りしかしていなかった。仕方ないのでそれを購入。ネジを入手したところで勇んでディスクを差し込む。ボードが邪魔で結構苦労した。
そしてまた問題発生。手勝手が悪くてネジを留められない箇所がある。苦労してとりあえず三箇所留める。それほどぐらついていないので四つ目は留めるのを諦める。折角ネジセットを買ったのに使ったのは三個だけ...。ケーブルは堅く巻き込まれていたのでどれがどの端だか分からなかったが、取り出せたのを、きっとこれだろう、と自分に言い聞かせてディスクに差し込む。そして起動。そこで心臓が凍る。新しいディスクはおろか、元あったものまで認識されていない!壊してしまった!しかし、一分ほどで我に返る。舞い上がっていたせいか、予め分かっていたはずのマスタとスレーブの設定をしていない。電源を落として、新しい方のディスクはマニュアルに従い、古い方はディスクに書いてある指示をみて設定。起動。無事認識。
次はパーティションを切る。これは一度やったことがある(自分のマシンじゃないですが)。DOSコマンドから確か何かコマンドを入れて...。何だっけ。何かのソフトのレビュー記事でそのコマンドが書いてあった気がする。記事を求めて雑誌を手当たり次第検索。見つけた。FDISK。パーティションのサイズを決めなくてはならない。面倒だから半々にする。そしてフォーマット。そこではたと思い当たる。新しいディスクの方が性能がいいのだから、システムは新しい方に入れ替えた方が速くなるのでは。しかし、この案は却下。当時データをほとんどバックアップしていなかったので手違いで失いたくなかったのと、元々あった環境を変えるのが単純に怖かったので。だが、少なくとも元あったディスクにあるアプリケーションはなるべく新しいディスクに移してシステムのあるディスクの空き容量を増やすように努めるべきでは、とは思った。まあ、それは何かの折りに...。
ということで、元々あった目一杯のディスクと新しいほとんど空っぽのディスクという、アンバランスな状態で新たなパソコン環境はスタートした。バランスを是正する絶好の機会は程なく訪れた。そして、そのとき心からディスク増設したことをありがたく思ったのであった。詳しくは以下の「OS再インストールの顛末」にて。
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1999/06/23 OS再インストールの顛末(てんまつ)
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マシン購入から3年強。OSを再インストールする羽目になったのは今のところ1回。理由はそれと気付かずに重要なファイルを削除してしまったため。再起動をかけてWindowsが立ち上がらなかった時点で失態に気付いたが、時既に遅し。しかし、その段階ではそれほど悲観はしなかった。ディスクが物理的に壊れた訳ではないのが判っており、しかも、ディスク増設後まもなくの出来事だったので、システムの入っていない方のディスクに移せばデータが失われることもない。むしろ、丁度良い機会だからOSを再インストールし、アプリケーションをもう一方のディスクにインストールし直せばクリーンで効率的な環境にできる、と前向きな気分にすらなった。
まずデータの移動から作業開始。システムの入っている方のディスクに入れっぱなしていたデータをもう一方のディスクにコピーする。自分で作ったデータはなるべく1つのディレクトリ下に展開させていたので、ディレクトリの下にあるファイルとディレクトリとそのまたさらに下のファイルとディレクトリと...と辿ってコピーしてくれるコマンドを使えば、一発でOK、の筈であった。が、そのコマンドがどうしても思い出せない!このコマンドは便利だよ、と教わった覚えはあるのに、コマンドそのものが記憶になかった。仕方がないので気を取り直して記憶にあるCOPYコマンドを使ってコピーすることにする。
しかし、これはディレクトリごとごっそりコピーする事はできないので、一々MKDIRコマンドで構成を再現してファイルをCOPY、という作業を繰り返す。それだけでも結構手間がかかるのだが、長い名称や日本語の名称を用いたために上手くコピーできないデータを発見。ピンチ。どうしても、件のコマンドを見つけださねば。というわけで手持ちのパソコン雑誌を漁ってDOSコマンドに言及したものを探す。相当時間をかけてやっと見つける。そのコマンドとは、XCOPY。COPYの頭にXが付いただけ。...なんでこんなのが思い出せなかったのか。XCOPYを使うと、それまでの苦労が馬鹿馬鹿しくなるほどサラサラとデータが一気にコピーされたのであった。その他に通信ログなどアプリケーションごとに保存されるデータを思い出してそれもコピー。
そんなこんなでデータ移動に多大な時間を割いた後、いよいよOSインストールに入る。メーカーの用意したリカバリーCDを使えば購入時と同じ状態に戻せる事は分かっているが、どうせならOSのみをインストールして他のソフトは使うものだけ後で入れようと思う。Windows95のCDとシステムディスク(フロッピー)がついていたのできっと出来るはず。システムディスクを入れて再起動してみる。これでCDからインストールできる、と思いきや、CDドライブが認識されない。後で知ったのだが、システムディスクには自分でCDドライブを組み込むものらしい。幸いなことに、メーカーの用意したリカバリーCDを起動させるフロッピーがある。リカバリーCDが読めるようになるのだから、これにはCDドライブが組み込まれているはず。
狙い通りCDドライブと組み込むための記述を得て、Windowsのシステムフロッピーに真似て入れる。そして再起動。今度こそはCDドライブが読めた。これで実行ファイルを起動すれば...。しかし、何も起こらず。ひょっとして、このファイルはDOSでは起動しないのでは?でも、Windows95プリインストールモデルに付いていたのにUpdate用の媒体が付いているなんて?としばし考えたものの、いい加減に嫌になってきたのでここは素直にリカバリーCDで戻すことにする。(Aptiva775か770をお持ちの方で付属CD-ROMでOSのみインストールする方法をご存じの方は是非メールでご教示ください。)リカバリー用のフロッピーで起動して指示に従って購入時状態に戻す。使わないプリインストールソフトを削除。以前に入手した各種パッチをあてて別途購入したアプリケーションをインストール。その際はなるべく新しい方のディスクに入れるようにする。かくしてなんとか再インストールは終了し、めでたく主なアプリケーションは新しい方のディスクに引っ越したのであった。
いろいろ勉強にはなったが、なるべく再インストールしないですめばそれに越したことはない、と思う。再インストールから時間が経過して記憶が曖昧になる前に、また同じようなことが起こったときの役に立てようと、備忘録代わりにこの項を書いてみたら結構長文になってしまった。
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