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S20 | エンジンタイプ | L24 |
DOHC | バルブタイプ | SOHC |
φ82×62.8 | ボア×ストローク | φ87×73.7 |
1989cc | 排気量 | 2393cc |
9.5:1 | 圧縮比 | 8.8:1 |
φ40 SOLEX×3 | キャブレター | φ46 SU×2 |
160/7000 | 馬力 | 150/5600 |
18.0/5600 | トルク | 21.0/4800 |
1040(432Rは960) | 車両車重(Kg) | 1010 |
1969.10 | 発表 | 1971.10 |
185万円 | 価格 | 150万円 |
Zと言えば大人の多くは432を選ぶのではないだろうか? Z432は何と言ってもS20(日産の宝石箱)の強力なエンジンDOHCで160馬力はおもいっきり説得力がある。ソレックス3連も魅力の1つだ。ホイールはマグネシウムでトヨタ2000GTと同じだ。縦型のデュアルマフラーで、それらは憧れの的である。そして2000ccというエンジンである為、税金が安い。432という名前も凄い! ところが、雑誌などのテストで432はカタログ程の性能がでないのである。エンジン不調とかいって、どうもエンジンとZの相性バランスが悪く、メカニカルノイズが出てしまう様だ。しかし、完全な状態ならわからない。そんなことがあるものの、Z432は今でも人気が高い、そして420台という台数から希少価値もついている。(が〜ん。すみませんZ432の台数間違ってました。470台となってましたが420台です。申訳ございません。) 240ZGとはというと、少し子供だましの様な所が有るという。それは240ZGの特徴でもあるオーバーフェンダーとエアロダイナノーズ(通称Gノーズ)だ。本当の事を言えばオーバーフェンダーは飾りだ。普通のZのボディに上から、ただリベット止めで装着しただけ。だからタイヤのサイズも2リットルのZと変わらず、後のホイールも8Jまでしか履けない。それ以上にする為には、フェンダー切るか、車高を上げるしか方法としてはない。Gノーズも格好だけで5kg重くなるだけという認識があった。 当時、空力の認識があまりなかったが、北米でZは横風に弱いという報告を受けGノーズを開発する事になった。オランダで走行テストしたスタッフがGノーズを考え、ダウンフォースや空気抵抗値などで高い威力を発揮、造形部門でデザインした物を商品化して、240ZGが誕生したのだ。GノーズやオーバーフェンダーはFRPで出来ている。 全長幅も190mm増の4305mmで済み、かっこよく仕上がりいい仕事だ。最高速度も5km/h増して210km/h(ただしカタログ値)、空気抵抗CD値も0.390(西独スポーツカーは0.452)で、揚力係数CL値0.149(西独スポーツカーは0.392、国産レーシングカー0.192)少ないほど接地性と方向安定性もよく、2つとも当時の世界のトップレベルだ。どうしても240ZGを良く書いてしまう。でも432Zは、元々人気あるからいいでしょ〜っ。 あなたならどっちのZ選びますか? いやぁ日産はルノーのおかげでひとまず安心(詳しくはわからないけど取り敢えず) 次回は小話と日産の宇宙開発の話(実は日産色々やってるんですよ知ってましたみなさん)かも 99.3.18 vs432 終わり |
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