1988年式 Fairlady Z 200ZR−II 2シーターです。
メチャメチャカックイイ〜〜〜ッ。初めて堂々と写真掲載が出来るぞ。
Z31の持ち主であるGrayGhostさん公認掲載だ。でもこれがいつまでもトップだと240ZGのホームページではないみないで良いかも。
以下コメントを掲載します。
・はじめに
昭和58年、Z伝統の直6を捨てて、全グレードともV6を搭載してデビューしたZ31型フェアレディZ。
最上級グレードである300ZXに搭載されたVG30ETは当時、国内最強を誇り、当時の広告では、「NEWフェアレディZ、登場」の文字と共に、自信あり気な「較べることの無意味さを教えてあげよう」とのキャッチコピーが踊っていました。
ところが、全車3リッターV6でデビューしたZ31に、85年10月、Z432以来の直6DOHC4バルブ搭載車が復活します。それが、Z31のグレード構成中、唯一直列6気筒を搭載する200ZRです。
搭載されるエンジンは、L型の後継機にあたるニッサン直列6気筒エンジンであるRB型の2リッターターボ、RB20DET。当時最先端のセラミックターボとインタークーラーを組み合わせ、300ZXに肉薄するnet180psを出力。200ZRはラグジュアリー路線でデビューしたZ31のうちでも最もスポーティなグレードとして登場しました。
その突然の登場は、やはり直6が恋しかったZファンの為だったのでしょうか。
さらにその一年後、Z31は大きくマイナーチェンジします。
エアログラマラスフォルムと呼ばれるフラッシュサーフェス化されたボディを手に入れ、足回り等のセッティングも変更。300系には、大きく張り出したグラマラスなブリスターフェンダーを装備。
豪華路線から一転、スポーツ路線へと進路修正を行っています。
私の愛車は、86年にマイナーチェンジした後の200ZRの2シーターです。
私とこのZ31との出会いを振り返ってみたいと思います。
・フェアレディに憧れて
私が車に興味を持ったのは、そんなに早くはありませんでした。十八歳で自動車免許はすぐに取得したものの、その頃やっていたサバイバルゲーム仲間に影響を受けて、自動二輪の免許も同時に取得していたため、すぐにバイクをローンで購入。そのバイクで草レースに参戦したりと、車にはほとんど興味はありませんでした。ところが、その頃やっていた新聞配達のバイトで毎日見る大きな家のガレージに、その頃は車を全然知らない私の目にも、他の車にはない迫力を持ち、流麗で躍動感あるスタイルを持つ車がありました。
その頃は、車に関して全くと良いほど知識を持っていなかったので、当時の私には、それが日本でも歴史あるスポーツカーであるフェアレディ
Zの現行型だとは知る由もありませんでしたが、それがフェアレディ Zを意識した初めての出来事でした。そのガレージには、その黒い300ZXとならんで、FD−3S型の真っ赤なアンフィニRX−7がありましたが、私が目を奪われたのは300ZXの方でした。
それから、私のフェアレディに対する憧れが始まったのです。
・自分の車が欲しい
それ以来、本屋さんに行った時に、車雑誌を手に取るようになりました。
目的はもちろん、毎日その家のガレージで見る300ZXという車に関する知識を集める為です。
そうして、初めて欲しいと思った車が、日本でも歴史あるスポーツカーである「フェアレディ Z」だと知りました。
小学生の頃にフェラーリやランボルギーニ等といったスーパーカーにカッコ良さを感じた事はありましたが、現実として手に入れる事ができる可能性のある車として憧れを持ったのは、フェアレディ
Z が初めてでした。
そうして、バイクだけでなく、車にも興味を持つようになった私は、徐々に自分の車を欲しいと思うようになっていきました。フェアレディ
Z を・・。
・Z31との出会い
そんなある日、引越し屋さんのアルバイトである大学院生と知り合いました。
なんと、その大学生が乗っていたのがZ31の200ZRでした。
既に歴代フェアレディについて本から知識を得ていましたが、Z31を自分の目で見るのは初めてでした。
雑誌などの写真を見ても、80年代の国産車らしい直線基調のスタイルが、私好みでとてもカッコイイと思っていましたが、実際に目にして、現行のZ32とは一線を画すロングノーズのスタイルに魅了されていきました。
ライトがリトラで直線基調、直6搭載、MTのターボでFRスポーツカーと言う、私の好みを全て満足するグレードを持つZ31。
特に、Z31のアイデンティティとも言える、パラレルライジングヘッドランプと呼ばれる、その半目ライトが気に入りました。
初めて好きになったフェアレディ Z であるZ32の事を忘れてしまった訳ではなく、今でもその迫力あるスタイルは大好きですが、(もちろん、S30、130も大好きですよ!)私は、直列6気筒に憧れを持っていたため、この時点でいつかはこのRB系エンジンを積むZ31の200ZRグレードのオーナーになってやると決心したのでした。
その大学生も私がZ好きである事を知っていましたので、「運転してみてもいいよ」と、キーを渡してくれましたのを思い出します。その時、私は丁重にお断りして、こう言いました。乗せてくれるのなら、助手席で良いと・・。
Z31のハンドルを握るのは、いつか、自分のZ31を手に入れた時だと心に決めていたのです。
・そしてZオーナーへ
来る日も来る日もZを特集した雑誌を眺めてはため息をつき、「Zが欲しい」が口癖になってからはや数年経ちました。
いろいろ問題はありましたがずっと憧れていたZ31をローンで購入する事を決意。もう我慢できませんでした。
ですが、そこらの中古車屋では、もうほとんどZ31を目にする事はなく、物が選べないので多少お金が余計にかかっても東京の方の旧車を専門に扱うお店まで出向いて納得のいく物を見つける事にしました。
この時点で決まっていたのは後期型の200ZR−IIで、当然マニュアルの5速。色は黒で、できるだけ改造されていないもの。ずっと乗っていくつもりなので、剛性や雨漏りの事を考えてTバールーフにするかどうか悩みましたが、TバーなしのZR−Iは、いわばZR−IIの簡易装備版で、パワーウインドウも装備していない事を知り、ZR−IIに決定。
やはりスポーツカーとはいえ、セカンドカーを持てる身分でない私はZを普段の足にも使う事になるので、それくらいの快適装備は欲しい。
しかし、今では晴れた日にTバーを開けて走る度に感じる開放感が、ZR−IIを選んだ事が間違っていなかったと教えてくれます。
少しは実用性のある2by2か、スタイルの2seaterか、その選択は最後まで悩みましたが。。
そして憧れだったZ31のオーナーである今、これからも末永く大切に乗って行きたいと思っています。
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