1996年 個人的ベスト

1996年はデータをあまりつけて無かったので、ちゃんと書けないです(^^;)


フィクション

「死の蔵書」
ジョン・ダニング ハヤカワミステリ文庫

 文句無く、1996年のベスト。
 ミステリーとしても一流だし、何よりも本の世界をこれだけ書き込んでいる
小説は少ない。本好きにはたまらない世界。最後の一行まで読ませてくれる
本当にいい小説だった。


ノンフィクション

 「複雑系」- 二十一世紀の科学革命
 M.ミッチェル.ワールドロップ 新潮社

 これも文句ない、1996年のベスト。
 この本の出来自体はそれほどいいとはいえないが、「複雑系」の
カルチャー・ショックは凄いモノがあった。これこそパラダイム・
シフト。
 カオスやフラクタルやいままで混沌としていた非線型の世界が
非常に明確に体系化されて来た。21世紀の科学の方向がこれで見え
てきた。


 「脳を究める」- 脳研究最前線
 立花隆 朝日新聞社

 「脳内革命」なんてしょうもない本が売れて、こんなすばらしい
本が読まれないのは納得出来ない。ともかく、脳について語るなら
真っ先に読む本。



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