傍聴記 2002/02/14
「傍聴記 2002/01/16」の関連で、「尾張旭市情報公開条例」に基づき、次の公文書公開請求をした。
1.平成13年第6回(12月)尾張旭市議会定例会楠木千代子議員の一般質問通告書
質問事項の「東山町第1種住宅地域の建築基準法違反について」の質問要旨は次のようである。
≪現在の用途地域は第1種住居地域で原動機や作業内容の制限はあるが、作業場の床面積が50u以下であれば可能とある。 しかし東山町2丁目14-8の建物は200u以上ありあきらかに違法である。 どのようにして市はこの会社に許可を出したのか。特定行政庁である尾張旭事務所との調整や会社への指導はどこまでなされているのか。(以上原文のママ)≫
市民の代表である議員が別件逮捕的手段で問題を浮き彫りにするのではなく、質問を通告し直接理事者側の答弁を得ることが必須ではないか。住民の健康・生命に直接影響する環境問題であるとするならば、なおさら調査や資料に基づき冷静に問題提起をし、他を納得させ、協力を得て追求していくべきと考える。無用な軋轢を引き起こすのでは本末転倒であるし、余計な時間を費やすことになる。
環境問題はブーメランのようにも見える。根本を押さえないと手許に戻るからだ。真正面からの取組みが必要となる所以である。
2.平成13年第6回(12月)尾張旭市議会定例会の楠木千代子議員の全発言を原本からの公文書公開請求
本件については、請求時に公文書(原本つまり録音テープから冊子化した意味での)は存在しないため非公開となった。
しかし公文書としては、条例第2条2項の電磁的記録としてのテープが存在する。当議会は原本と正本を所持する。原本は一部(冊)、正本は複数存在し、閲覧等配布用に処する。この原本には発言取消部分も記載されているが、正本はその部分が伏せ字となる。2001年5月14日に関連公開質問状(「お知らせ」)
3. 平成13年第6回(12月)尾張旭市議会定例会第3日(1月10日)の楠木議員の発言部分・第5日(1月23日)の楠木議員の陳謝発言部分及び議長見解発言部分の録音テープ
本件については、2月1日開催の議会運営委員会で協議の結果、原則公開となり、「事務取扱要綱」の見直しをするとのこと。この委員会の傍聴はできなかった。開催の緊急性のせいかどうかは別にして、公開される委員会の開催をどう市民へ周知するか、議会は考えるべきである。
公開された録音テープはデータストリーム化して聞けるようにしました。
個人質問要点・発言取消・陳謝・議長見解に分けました。ただし、個人質問はテープからパソコンに「PCM22.050kHz16ビットモノラル」で記録しても52,594KBのデータ量になり、さらにRealMediaファイルに変換した場合でも14,760KBになるため、指摘の箇所だけにとどまり他は割愛しましたが、WAV形式で全内容を保管してあります。
スピーカの音量をはじめ最低にしておいて、徐々に調整してお聞きください。
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