傍聴記 2000/05/02
毎朝の犬の散歩のときです。やはり、犬を連れた中年の男性が私と妻と私たちの犬の傍に寄ってきて、挨拶抜きで、突如として「持ち帰ってください」と、言うではありませんか。その時私たちの犬は、丁度脱糞の真っ最中だったのです。それを見て注意をしたのだ。
私も以前犬を飼うに際しては考慮してみた。つまり、県の「愛犬手帳」に記載されているように、ビニール袋・ちり紙等を持参し、排泄物をとり、持ち帰ることをです。無論のことですが、"そのまま放置≠ヘ受け入れる余地はありません。しかし、この愛犬手帳のように実施するには何故か抵抗があります。どちらかと云えば、持ち帰った後の始末のことです。
私「それは、生ゴミですか」、行政「いいえ、違います」。私「ではどのような処理を期待していますか」、行政「水洗トイレで流してください」。お聞きしたい、愛犬家の皆さん、生ゴミとして出してはおりませんね。もし、生ゴミとして出していたら、1.0dのゴミが毎日出るのです。では、それを水洗に単独で流したとしたら、56,000gの水を毎日使用することになるのです。
私の処理方法は、土中に埋めるか、土を被せた上、足でもって固めます。この方法が何処ででも通用するとは思いませんが、微生物にその無臭化、分解を頼み土壌化しております。肥沃な土地になると思いますが、冒頭の人のように異論ある人もいるでしょうね。
動物と人との公園でも作り、そこに花畑等を得て、"犬糞≠ナ見事な花や作物を育てましょうか。愛犬家の皆さん、"フン≠ネんて云わないで下さいよ。
尾張旭市の登録犬数(各年度末)は、1994年(3,283頭) 1995年(3,377頭) 1996年(3,474頭) 1997年(3,929頭) 1998年(4,168頭)である。増加傾向にある。〔数字:約0.25kg/頭x4,000=1,000kg 約1.4x10Lx4,000=56,000g 1頭あたり0.25kgの糞/日と仮定 水洗タンク9〜10Lで使用時は1.4〜1.7倍流す〕
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