ROOM     Written by Emurus

目を閉じると悪夢が夜を襲った
部屋の中にポツンと移る白いキャンパス
折れた筆を持って黒い天井を見つめる自分
したたり落ちた絵の具はすっかり乾いている

誰もいないこの部屋が冷たい
自分はここの一部になったように
何も見えず 何も聞こえず 何も感じない

前は聞こえた扉を叩く音は遠い昔
それがものすごく懐かしい
今は鍵はおろか扉の場所も分からない

僕の筆はもう描けない
君の笑顔を
涙でにじんでしまった
君の笑顔を

果たし君の未来に
僕の居場所はあるのだろうか

声になることもなく
ただ静かにその問いは闇の中へ沈んでいった