管理釣り場邪道

掟破りはどこまで許されるのか?

 某御殿場の管理釣り場へでかけた。



 前回、管理釣り場では苦い思いをしたが、今回もスレ状態は半端じゃない。
ハードルアーへのヒットはほとんど見られなかった。
しかしながら、今回は邪道により20匹以上をGETした。


この釣り場は、持ち帰りが義務つけられている。
病気を防ぐ意味があるのだろう。



 朝6:00、すでに人の山になりつつある。
朝6:00の開店と思いきや、11月は5:00からであった。



落ち着きあわてて用意を済ませて、陣取り。



 1.0gr、0.8gr、3.0gr、ミノー、スピナー、ジグ毛針、 どれも無関心のまま時は過ぎてく。



 何時かわかならないまま、ライズが盛んな時間帯もあった。
しかし、なにもおきない。

 邪道のはじまり。
反応があったのは、針+ゴム片である。
ワームを5mm程度にちぎり、針掛けし、ルアーロッドで
送り込む。
今回ドラム桟橋の上で、5分おきに人が通り、揺れる。
 置き竿にしてた竿に最初の当たり。
この揺れの時の当たりがおおい。
とにかく引きを楽しむための邪道が始まった。

 水深1m位での見釣りが可能である。
魚がくわえた瞬間にフッキングさせる。
これもサイトフィッシングか?
しかし、これはソフトワームにあたるかもしれない。
今度は毛針をガン玉で沈める。
これもヒット。
警戒心のない小型は、よく釣れる。

邪道に邪道を重ねる。
 相棒がふとおにぎりの米粒を水中へ。
水中は大変な騒ぎになった。
ここに、針を送り込むと、パクパクとくわえては離す
様子がうかがえる。
 ここで、タイミング良くフッキングすれば引きは
楽しめるが、それよりも、邪道により、新たな
発見があった。
大鱒にもなると、針をじっと見て、フンッて感じて
戻ってゆく。
 これは、邪道の3乗、餌掛けでも同様である。
餌はオムライスの卵かそのライスである。
ラインはバリバリゲーム2lb、0.4号であっても
見分けている様である。

 第1の発見は、餌の落ち方である。
止水での餌の落ち方は、ゆっくりと沈下してゆく。
重さのあるルアーなどとちがって、それはゆっくり
である。
マスは、ためらいなく吸い込む。
更に、このゆっくり沈下するなかでも、ユラユラが
あると魚の反応が激しい。
そこで軽めの針を落としこむと、ヒット数は上がる。
 という事は、あのFLYへの反応がいいのは、沈下の
仕方ということではないか。
虫の形とかより、色と、沈下のしかたが確立をあげている。
止水ならではか。



これに臭いをつければ完璧だ。

 船酔いしやすいやつを連れてけば、具合が良いかも。

 第2の発見は、究極の極小ルアー?である。
それは針。
 なんと、針だけ置き竿にしてるだけでヒットしてきた。
あのドラム桟橋でゆれる状態が、効果てきだったようだ。
シルバーが良かった。また、金軸も良い。
確立は低いが、かかるのである。
 千夜釣行風にいうなら、「今回の当たりルアーは
銀色の針と金色の針」になるか。



 この発見で思いつくルアーは決まったようなもの。
直径5mmのアルミ円盤の真ん中に穴を空け、フックを
通したものである。?
ん、これでも重いかもしれない。
 やはり、FLYフックに毛糸を巻いた物がよさそうだな。
そう、となりのやつもまねをし始め、ウイリーばけで
ヒットさせてた。これはソフトワーム?

そして邪道からこの針は生まれた

 邪道から改心し、ひさしぶりののFLY。
ドライでも完璧なヒットで楽しめた。
 最近、管理釣り場でも浮きをつけたFLYがはやりだが、
今回沈めては、糸ふけ見てのフッキング。面白い。
管理釣り場のFLYも楽しい。



 限定エリアでは、ルアーとFLYの境界線は、ないかも
しれない。
飛距離が不要なら、ルアー竿にFLYを付けても、なんとかなる。
 ワームがNGなら、独自のハードルアーを作りたくなるのが心情だ。
それは、FLYともハードルアーとも区切りがなくなるものかも
しれない。
 邪道にはまらないよう注意しよう。



P.S
 FLYで軽い疑似針を遠くへ送り込む手段は合理的である。



ルアーでは軽い疑似針を遠くへ送り込むのには限度がある。
そんな軽い疑似針のメリットをルアーマンは認識し、繊細な釣りを
楽しもうではないか。



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