クロージングに悩む

 こうしてみると今までの釣りキャンプ、山岳といった面々で着ていた
衣類は貧しいものばかりだなー。
 衣類の進化も目覚ましいが、20年前からみたらこんな印象かな。



 モンベルを少なからず愛用した私の見解です。
 陸地での衣類での悩みは、雨と寒さにつきると思います。
梅雨時や、みぞれ時は特に衣類の信頼性に頼りたくなります。
もちろん冬の寒い時もです。

 陸地マンの私としては、一番最初に飛びついたのがモンベルのハイパロンの
合羽(レインウエアー)です。
耐水性とコンパクト性につきたと思います。
バックパッキングの流行、HD(ヘビューディーティー)がもてはやされた
その頃、私も憧れ、また、山岳もこなしてました。
なによりも持ち物は軽量、コンパクト第一で、ハイパロンを着続けました。
 その頃現れたのがゴアテックスです。
最大のあこがれはゴアを使ったマウンテンパーカでマッキントッシュがありました。
今も同名のマッキントッシュがありますが、それとは違います。
ゴアは高い。というのが当時です。
そしてもう一つのあこがれはシェラデザインでしょう。
60/40タッサーのマンパを含め、各種、憧れつつも買えませんでした。
後から買えたのは、デイパックのセレンディピティです。
そういえばケルティのバックパックも憧れでした。
 現実に戻って、買えたのはハイパロンの雨具です。
山、バイクもろもろに着込んで2年持ち、もう一回買いました。
さすがにハイパロンもくたびれてきます。
 それから現れたのがアシックスのタラスブルバです。
日本が考えたアウトドアーのデザイン衣類という感じで、物も豊富でした。
値段もそこそこだった。
タラスをしばらく買いました。
初めは60/40のショートのマンパ。


なんと今でも来ている。もう13年にもなるか。唯一これだけは感心。

胸の縦ポケットは使いやすい。
最近、このポケットが減らされてるのは何故だろう。


 その後、エントラント、ベンタイル、シンサレートなど出てくる。
今思うとベンタイル系は買っておけば良かった。
しかし、このころタラスも高くなってきた。
もう一つだけ感心はタラスのオーロンのももひき(アンダーズボン)。



これも10年以上保っている。薄いのにも関わらず驚き。今でも暖か。

 それから久しくは買っていないが、最近釣りを再開してから、また研究も
始めた。

昨年はモンベルからでたハスキーコートを見て、即注文。
ほぼ正解だった。



表地の弱さと、作りの荒さを除けば、暖かく、使い勝手は良い。
東京の冬の寒さならびくともしない。


でも、こんな風にツイル生地とベルクロは相性悪。
こんなに生地がバサバサに。
モンベルさん改善を。



ジッパーの下もしゃがんで両サイドに引っ張られるとはずれてしまう。



ボタンホールの後処理もメイドインXXか。



でも町でも山でも使っている。

今年買ったものは、ベーシックにシェラのマンパ。
昔のあこがれ品かつ見飽きたものだが、一度は試してみようと
踏ん切り。



サイズはXLを選んだため袖は長い。



冬を過ごすために買ったが、インナーありきとして、基本通り
ワンランク上のサイズを買った。でも大きかったか。
暖かな冬の日の東京だと、セータなしでも、これだけで暖かい。



厚手の布地が2重になってるためか。
同時に買ったのがモンベルのポーラテック(フリース)ジャケット。
インナー用として考えた。



しかし、フリース類は風に弱いというのがあらためてわかった。
風が通るのでそれだけではスースーする。
シェラマンパ+フリースの重ね着(レイヤー)は、今一つ暖かい
感じがしない。なぜだろう。
同じ構成のハスキーコートのほうがやや暖かみがある。
パイルの立ち方はハスキーが少し高いのでそのせいかもしれない。

 悲しいかな、未だに試してないのがダウンパーカーである。
フィールドで暖かなのだろうか。
パーカーのインナーとして考えているが、シンサレートにだまされた
思いがあり、どんな感じ方をするか興味がある。
 そういえば、昔、ダクロンフォロフィル2のパーカを買った。
今でも実家にしまってある。
ただただ懐かしい代物だ。

 気のせいかもしれないがシンサレートはなにか冷たい着心地がある。



これはタラスのやつだが、
まあ、一般的に薄手に作って汗かく運動向きということだろうが、
ちょっと寒くて単体では使いたくない。
最近はインナーにする始末。
秋にはいいかも。

 家の羽毛布団は暖かだが、風があるところなどのフィールドでの
感じをしりたい。
濡れを考えると、羽毛より化繊、羊毛に走りたい気もあるが、
暖かなら、軽いし、やはり羽毛を選びたい。
なにより最近たたき売りの値段に引かれる。

 釣り人としての衣類というと、フィッシングベストだが、てんから用と
して買うも、適当に色好みで買ったベスト。
使い勝手がどうとかというものでもなく、どうもショートジャケットで
小物をちょっと装備してのほうが使いやすい。
あのポケットを使いきれないのだ。



 雨具では、



 最近はタラスのエントラントBION2の合羽一筋だったが、



ズボンの設計が悪く、チャックから水浸しになる。
最悪である。



どんな素材だったか忘れたが、エントラントの次に出だような気がする。
今では生地が剥離してきている。表地はよいんだが。
 別にあるオーバパンツで、ゴム引きっぽいエントラントは健在なので、
安くて優秀な素材だったのかと改めて思う。



ゴアの対抗として現れた東レの製品だったかな?
寒くても大丈夫として出てきたはずだ。



シンサレートジャケットと合わせて、その昔青森でスノーボードに
使っていた。


 さてさて、山岳時代を思い出すと、衣類の考え方はたいした
教えはなかった。
自分で学んだものになるが、基本的に毛のもの中心だ。
夏は綿も使ったが、毛のものが基本だった。
 夏は綿のネットシャツ(1cm穴の網シャツ)、綿のカッター
シャツか毛のカッターシャツ、ズボンは膝までのニッカーズボンに、
毛のニッカボッカー(膝までのソックス)または、綿の短パンに
毛のニッカーズボンが標準だった。
 冬は綿の網シャツに、毛の厚手シャツ、毛のカッターシャツ、
オーロンセータ(または毛のセータ)にナイロンヤッケで蔵王も
上がったし、下は綿パンツ(肌着)にオーロンアンダーズボン
(ももひき)、毛のニッカースボン、毛のニッカボッカー、
そしてナイロンのオーバズボンである。
 これで、ロングスパッツ(シンサレート入り)で、皮の登山靴
はいて、かんじき付けて登ってた訳で、吹雪かれれば、まあ寒いが
なんとかやってきた。
 忘れ物だ。薄手の毛の手袋とハンガロテックス(厚手の毛の手袋)、
そして毛の目出帽である。

 これより、ハードに着なければいけない理由は、動かない、
年をとった、寒がりになった、臆病になったになるだろうか。
動かなくても暖かな状態でいられる衣料は確かにほしいな。

 陸地マンとしてはここまで。

 さて、困ったことにフィールドが海、船の場合だ。
四季を通しての衣類は悩んでしまう。
東京に来てから、上記のBIONタラスの合羽でしのいできた。
ほとんどウインドブレーカとして着たようなものだ。
 しかし、しけた日はなんの役にも立たなかった。
ということで、荒れた海を考えると、その道の衣類でないとだめだと
言うのが結論である。
しかし、漁師はライトな服装が多いことを考えると、やりすぎ装備に
なるのは町人の臆病さか。
いったい何が良いだろう。
 やはり、湿気で濡れるより波で濡れないことを一番としたほうが
良さそうだ。
しかし、これも梅雨時は除く。
梅雨時の湿度は、気分も不愉快だし、浸透性素材がベストだろう。
船は汚れがあるから、汚れに対して気にならないことも条件だろう。

 山岳用に作られたパーカー類が海で通用するか?
これは何とも言えない。
 山岳のヒマラヤで着るような風に強いものであっても、水をとも
なう風に耐えられるだろうか。?
おそらくは耐えられるんだろう。
それよりも、長期間の年数を着込んでもくたびれないということが、
今、私の望むものだ。
10年は保ってほしい。
高い買い物であっても、それなら愛着もわくし、満足するだろう。

 海のものシリーズについては、東京湾を始めた関係もあって、
仲間から情報をもらうことになるはず。

 どうか、みなさんも情報があったら教えて下さい。
衣類の情報は少ないものです。

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