芦ノ湖キャンプ98’

芦ノ湖は悪ノ湖?

 初の芦ノ湖キャンプはもちろん釣りを兼ねた。
狙いはトラウト。
しかし、その結果たるや惨憺たるもの。
ルアーマンがルアーを信じられなくなるそんな結末。



 4月の29日(祝)〜30日の1泊2日、芦ノ湖キャンプ村に
幕営。
2週間前に予約を入れたらあっさり予約出来てしまった。
中山湖周辺のキャンプ銀座を想像してただけに驚き。
平日を含んでいたので時期も良かったのだろう。
実際にオートキャンプ場はスカスカの状態。





 さて、29日の朝7:30、相棒の大砲マフラー付きレガシーが
到着。


分担分の荷物と釣り道具を詰め込み、カーナビの指示を無視して、
青葉インターより御殿場を目指す。
途中、東山湖管理釣り場のマスを見て奮い立つ。
10:00キャンプ場に到着。
チェックインは11:00のため、さっそく船を借りることにした。
レストラン?蘭の手こぎボート(昼からなのかな¥3500)で
早速湖上へ。



慣れない手こぎながら、ナギの快晴ですこぶる調子は良い。
ルアー、ジグヘッド、ストリーマ系とあらゆるものを試みるが、
まったく反応はない。



遠目にはFLYで釣れてる姿がちらほら散見できたが、それも
希である。
 しかし、夫婦連れで爆釣してるボートもある。
何気ない釣りながら、結構なペースで釣る。
ビクも一杯である。その秘密はなんなのか・・・・・。
とにかく餌釣りということは分かるが、なんの餌なのか、
動作からは判断できない。
想像は臭いの強い餌。練り餌、イクラ・・・なんだ?
 自分も含め、ルアーマン、フライマンを尻目に、釣れる餌釣りに
ショックを受けながらボートを降りる。
結局、1匹も釣れなかった。



 16:00を回り、キャンプ場へ到着。
受け付け後、ゲートの磁気カードを受け取り場内へ入る。
テントの設営、飯の支度をして一息。



明日の釣り支度をしながら、なんとなく日は高い。
よし行くぞー、長靴を履いて、夕方ワンチャンスを目指す。
おかっぱりでキャンプ場桟橋を釣る。



時々、岸近くでバシャバシャっと音がする。
ワカサギの群をマスが追ってるようである。
暗闇に期待は高まるが、何をやっても追う気配はない。



 あー疲れた。



 戻って飯の支度である。
ガスストーブで米を炊く。
小型の炭コンロを用意。
焼き肉の開始。





疲労感に襲われる。
21:00 テントに潜り込む。ウー疲れた。



 3:30 釣り人の朝は早い!?
なんか、起きてしまった。

 

ごそごそと飯の支度。
朝はゴボウ釜飯とカップ味噌汁。
朝一のうまいコーヒを飲みながら、飯の炊きあがりを待つ。





まずまずの炊きあがりを体に押し込める頃には、朝も明ける。
体は疲労でいっぱいのはずだが、釣りはしたい。
ゆっくり準備をすませて、さて出陣。

 昨日、おかっぱりの餌釣り親父さんの釣り場所に入る。
ここは、投げ竿にジェット天秤の餌釣りで結構な数を上げて
いた場所だ。


しかしである、ミノーを追う姿を確認はしたが、後々分かった
ことだが、黒バスらしい。
溜まり放水口ワンドの流れ込み口で巨鯉や鮒集団の行き来が凄い。
流れ込みにジグヘッドマラブー+小ワームのひらひらをつけて
泳がせたら岩場で魚が反転。
ヒットである。
ついにかと思うと20cmほどの黒バスであった。





粘ったがこれまで。
帰り道、放水口のワンドにいったら、魚影の群。
黒バスのサスペンド、巨鯉の乱舞、鮒の集団回遊、そして
トラウトの回遊。
なんて凄いと思い、二人でほいほいと攻めるが見向きもしない。
連日押し掛ける人に擦れ切れているのだろう。
ひらひらスプーンに巨鯉が反応するだけだ。
70cmオーバなんかかかった日には、竿もラインも持たない。
サスペンドバスが唯一反応したのは毛針系統である。
静かに落下させると、鼻先で様子をうかがい、静かに戻って行く。
恐らく、こいつは道具と作戦を考えればかけられそうな奴と思う。
こんな時、てんから竿がほしくなる。

 チェックアウト時間が近くなり、テント場へヘトヘトと戻る。
テント撤収、片づけて10:00前には舟場へ向かう。
今日は元箱根のノザキのローボートを選択。
仕掛けは餌に決める。
ノザキ釣り具でイクラ2パック、餌針、かみつぶしを購入。
ファミリーマートで食料と、ちくわ、ソーセージを購入。
ちくわ、ソーセージは掟やぶりのチャミングテスト。
結局、これは役立たずであった。
管理釣り場邪道とは、ちょっと違う。
 餌仕掛けをルアータックルにセットし、ボートに乗り込む。
今日は寒い。水温は適温14度。
神社鳥居近くの沖で、初ヒット。もちろんイクラである。



イクラからこぼれる汁が、水の中では白く煙幕のように
流れていく。これは集魚効果が高そうだが・・・。
しかし、風が強まり、手こぎでは戻れない可能性も出てきた。
アンカーごと船がじわじわと沖に流されてしまう。
握力を失うほど漕いで岸に近づく。
 最後に選んだポイントは出船場から50m程の場所。
ここでも諦め半分で竿を出す。
と、相棒の竿に明確な当たり。ヒット。
数投げに反応が出始める。



30cmオーバも出た。
1時間程で7匹をゲット。
疲れ半分、ホット一息であった。
しかし、ここまで。17:00で船を降りる。
風で体も冷え切ってる。
そこそこぶら下がったストリンガーをぶら下げて、ボートから
駐車場まで歩く。



おかっぱりの人はさぞうらやましく見てたかもしれないが、
相応の努力があったし、かっこ良いものではなかった。



タックルを仕舞った後、食堂を探しに歩いていくと、60cm
サイズのレインボーを持っている若者に出会う。
話を聞くとミノーで上げたとか。
こんな話を聞くとむなしいものである。
ルアーでも釣れてる・・・・
 近くの食堂でカツ丼を噛みしめる。
頭の中がボートしている。

 車に乗り込んだ二人だが眠気が襲う。
だめだ。
乙女の湯の看板を発見し、休憩することにする。
19:00に湯船に浸かる。
1時間ほどの睡眠をとり、だいぶすっきりした頭で、御殿場に
乗る。
大砲レガシーが快調に自宅までの到着予定時刻を縮める。

うー疲れた。お疲れさまでした。

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