 | 依らしめて、享しまるること無く、眼差しを向けらるること無く、 有機体を解体して抽象存在と化し持続存在と化す機構よ、勝利者を自任せし存在よ。
せめて、時の美杯たれ。
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骸都 [47k] 1997.06 by Tsutomu Higo | いただいたE-mail'97.06 から気が遠くなるほどの・・・思念の濃縮が・・・・飛び散るでもなくじわりじわりと染み込んで。 個体が溶け合った先にそれでも同じカタチをしていなくてはいけないいらだちが、虚ろに林立している。
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迷坑 [29k] 1997.06 by Tsutomu Higo | いただいたE-mail'97.06 から堕ちていくのは・・下に・・・それとも上に?
吸い込まれていくのか。運命づけられたように紫が呼び覚ますもの。 正のエネルギーにも負のエネルギーにも転化するから。行ってはいけないと言われても気がついた時には堕ちている。恍惚?
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魔場 [26k] 1997.06 by Tsutomu Higo | いただいたE-mail'97.06 からぶたさん(笑)ぐるぐるぐるぐる。欲しがっている。
見えないの?それさえも。どこまでここにいる・・。
押しつぶされそうになりながら、それでもここにとどまるのは何故?欲しい欲しい。蠢いているのに。 惑わされる。
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 | 拡散と凝集のとばりの内に堕ちて横たわり、 訪れる闇に身を委ね、静謐なる意識に降り来る霧に蝕まれん。 | |
蝕憩 [37k] 1997.06 by Tsutomu Higo | いただいたE-mail'97.06 からなぜここに行き着いてしまったか分かる。
コトバにはならなくても知ってしまっていること。
土の匂いがするよ、ほら、あそこにもここにも細胞が疼いている。
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結縁 [30k] 1997.06 by Tsutomu Higo | いただいたE-mail'97.06 から下に降りていってもいい?熱い体を押しつけるみたいに
その冷たいつるつるに委ねてしまいたい。どこまで行ったら底なのだろう。どこまで伸びゆくのだろう。
突き破って・・・・私の先まで見えない遠く遠く行ってしまうのか。下に降りていけば違う景色になるのか。
いや・・ぴたりと・・危険な慎重さでもって、それさえも知られないように・・つるつるが包んでしまうかもしれない。
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