更新日 1998年 8月 30日  English is here.


数想空間 / ODDSPHERE


    ・シーンファイル
    #version 3.0
    #include "colors.inc"
    #include "textures.inc"
    light_source {<5, 10, 5> color White}

    #declare D3DFUNC = function {"odd_sphere", <1, 0, 0.4>,

      library "i_dat3d", "lpodcut.dat", <3,3,3,0>}

    #declare ISOCOL= pigment { function {D3DFUNC} color_map

      { [0.3, 0.2 color rgbt <0, 1, 0, 0.6> color rgbt <0, 0, 1, 0.5> ]
      [ 1, 1.001 color rgbt <1, 0, 0, 0.5> color rgbt <0, 0, 1, 0.5>] }
      frequency 0.3 }

    camera { location <20, 10, 20> angle 38 look_at <0,-3,0>}

    object{ isosurface { function {D3DFUNC}

      bounded_by {box {<-12, -12, -12> <12, 0, 12>}}
      eval max_gradient 10 accuracy 0.015 max_trace 4 }
      pigment {ISOCOL}
      finish { phong 0.3 diffuse 1 ambient 0.6 }
      rotate y*150 no_shadow }
・lpodcut.datファイル
2.3
2.44
-2.99
-3.1


















     上半分を切断し、半透明に着色したものです。御覧のように、このオブジェクトは内部にも場に応じた空隙があり、かつ切断面も場に応じた着色となっています。
     さすがに内部にまでは着色はできませんが、内部に生じた空隙表面にも着色しています。
切断  [44k] 1998.08 by Tsutomu Higo


     上と全く同じデータ同じ関数でも、データの配列を変えることでこれほどにも形が変容します。「"lpodcut.dat", <3,3,3,0>」から「"lpodcut.dat", <1,3,4,0>」に変えただけです。
変容  [46k] 1998.08 by Tsutomu Higo


     一つのodd_sphereによるオブジェクトでも、データによっては無数に分裂します。ここでは、データにはこんなものを入れてあります。

      -50.5
      0
      50.8
      -5.1
増殖  [82k] 1998.08 by Tsutomu Higo


     たくさんに分裂させたオブジェクト群ではごちゃごちゃしているので、「bounded_by {box {<-25, -3, -25> <10, 0, 10>}}」にて上下を切り捨てて球体群水平一層のみを描かせてみました。
     更にちょっと悪戯、3次元等値面の探索精度であるaccuracyを荒く 7.2 にしてみました、色付けもturbulence 0.12で少しばかり乱しました。球体群は円盤群と化し、場に基づく色付けは同心円で、まるで昔の飴玉「変わり玉」の断面の様相を呈しちゃいました。
整列  [43k] 1998.08 by Tsutomu Higo


     accuracyを僅かに荒くしてやると、微妙な表面のぎざぎざが得られました。
     レンダリング時間も大幅に短縮できるし、摩訶不思議なテクスチャと言え無くもない。この画像でははっきり見えません、画像をクリックしてラージファイルで見られることをお勧めします。
揺舞  [68k] 1998.08 by Tsutomu Higo


     層状に模様を付け、更にいくつもの分裂したオブジェクトを透けて重なって見えるようにします。すると、けっこう見応えある地峡にも似た景観が現れます。こんな色付けです。
      #declare ISOCOL = pigment {
      function { D3DFUNC }
      color_map
      { [0.5, 0.01 color rgbt <0, 1, 0, 0.5>
      color rgbt <1, 1, 0, 0.5>]
      [1, 1.001 color rgbt <0,0,1, 0.7>
      color rgbt <1, 0, 0, 0.5>] }
      frequency .7 }
重層  [68k] 1998.08 by Tsutomu Higo


     ここまで複雑絶妙にして重層した曲面群を一つの関数だけから紡ぎ出すとは、これはもうミクロコスモス。そして3次元等値面表示拡張版もさらに深き。
巡航  [51k] 1998.08 by Tsutomu Higo



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