
サポート外のNuBusビデオカードへの対応
(1998/5/14 更新)
サポート外のNuBusビデオカードに関しては、Mailing Listで「ビデオカードを送ってくれれば調べる」といった事が書かれていたような気がしますが、Delving
for Video Interrupt Informationにそのビデオカードに関する必要な情報とその調査方法について書かれています。 (さすがにアメリカまでビデオカードを送る勇気はありません。:-P)
では、このページに書かれている調査方法を次に要約します。(調査例は、Delving
for Video Interrupt Informationにあります。)
必要なのは、
で、その調査方法は、
- 割込ハンドラの逆アセンブル
- Macsbugのデバッガモードに入る。
- コマンドlog macsbug.logでログファイルmacsbug.logを開く。
- コマンドdrvrでドライバエントリ一覧を表示し、ビデオカードのドライバのアドレスを見つける。
- このアドレスから8,9バイト目の値とこのアドレスの和がopenルーチンの開始アドレスです。(このアドレスの最初を0バイト目と呼ぶ事に注意)
- このopenルーチンを逆アセンブルして、_SIntInstallを呼び出している所を探す。
- この_SIntInstallへの引数$0008(A0)の値を割り出す。 この値が割込ハンドラの開始アドレスとなる。
- この割込ハンドラを逆アセンブルする。
- コマンドlogでログファイルを閉じる。
- コマンドgでMacOSに戻る。
- MacOSのデスクトップ上にmacsbug.logというファイルが出来ていて、ここにMacsbugで表示していた内容が保存されている。
- ビデオカードID
- NetBSD起動時に次のようなメッセージが表示されていれば、
- macvid0 at nubus0 slot c: RasterOps 8/24XLi
- macvid0: Unknown video card ID 0x2a0 -- Not Installing interrupt
routine.
この場合 0x2a0 がビデオカードIDです。
- カーネルが古くてこのような表示がない場合、MacOS上のツールSlotを使う。
となります。
この2つの情報を必要かつ充分な(過不足のない)内容にまとめて、Allen Briggs氏かScott Reynolds氏にemailで送ります。
RasterOps 24XLi
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