X Windowのカラー化 (1998/6/26 更新)

X Windowのカラー化に関しては、基本的にMacの機種やビデオカードに依ります。
詳しくは、「NetBSD/mac68k Frequently Asked Questions with Answersの"9. X Window System Version 11 Release 6"」や「MacBSD Color X How-To」に書かれています。
その要点は、
  1. 対応ハードウェアである事
  2. カラー対応カーネルにする(注1)
  3. カラー対応X Serverにする
となります。
基本的には、NuBusビデオカードしか対象にしていないようですが、一部のマシンの内蔵ビデオ(注2)でもカラーで動作するようです。
動作するまでは、解像度や色数も含めていくつかの組み合わせを試す必要があるかもしれません。

GENERICカーネル上だけ(Video Color LKMを使用しない)でカラー対応X Serverを使用する場合、256色グレースケールでの表示が可能です。 この場合、NetBSD起動時にグレースケールで起動しないと色がでたらめになります。
なお、新しいBooter 1.11.2でグレースケールに変更して起動する事が出来るようになりました。


Xmac68k_OSFAについて

Xmac68k_OSFAのドキュメントREADME.Xmac68k_OSFAが1998/6/2付けで修正されました。[NEW]
環境変数XDEVICEはXを使用するデバイスを指定するものなので、複数のビデオが使える場合片方だけをXにしてコンソールはそのまま使えるようにもできて、これはこれで便利でしょう。(標準のXやXmac68k_colorは、Xの使えるデバイスは全てXにしてしまう)
xdmを動かすようにしておいて、コンソールはそのままloginプロンプトだけを出しておいて、普段はXの方を使い、なんらかの場合にはコンソールも使えるというのは、いい環境だと思いますね。
ちなみにxdmはテストしてません。


IIci 内蔵ビデオ(1998/5/3更新)
NuBus用ビデオカード:RasterOps 24XLi(1998/5/3更新)
Centris 660AV 内蔵ビデオ(1998/5/3更新)


注1:
GENERICなどの公式カーネルでは、カラーテーブルを持っていません。 8ビットモードの場合はグレースケールとして動作します。
したがって、公式カーネルのみで8ビットモードで起動した場合色の割り当てが正常に行われませんので、色は出ても非常につらいです。(特に白と黒の区別がつかないのでxtermなど、ほとんど使えないと言った方がいいでしょう(笑)最適な色の組み合わせを見つけるという方法もありますが、なにもそこまでしてまで...って感じです。根本的な色ズレが直るわけではありませんから。)
他のなにかの相性などでColor Video LKMやSLOTMANカーネルが使えない場合は、グレースケールしか使えないとあきらめましょう。(あきらめました、ハイ(泣))

注2:
内蔵ビデオの種類は次の種類に分けられるようです。

・RBV IIci, IIsi
・V8/Brazil IIvi, IIvx, LCII, Performa600, Color Classic
・DAFB Quadra, LC475/575, Performa550
・CIVIC Quadra660AV/840AV 832x624(16bit)
・Valkyrie Quadra630
・Sonora LCIII, LC520, Performa460
・Pangola PB165c/180c
・CSC PB190/5x0, Duo280/280/280c


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