畳の基本知識  畳って?畳替えって?


畳そのものを知らない人は少ないと思っていたら、最近は和室のない建物も増え、 そこで育った子供や若者の中には、畳のことがほとんどわからない人も少なからず いるようです。そこで、畳を簡単に説明しますと。

畳を構成するもの
畳は大きく分けると、「畳表」(たたみおもて)と「畳床」(たたみとこ)
及び「縁」(へり)から構成されます。
畳表
(たたみおもて)
単に表(おもて)と呼んだり「ゴザ」と呼ぶこともあります。
畳の表面部分に張ってある、い草でできた織物です。
最近は、い草ではなく、和紙や塩化ビニールでできたものもつくられています。
畳床
(たたみとこ)
畳表の下で畳を支えている畳の本体部分です。「たたみどこ」ともいいます。
稲わらでできたものや、木質繊維でできたものなどがあります。

(へり)
畳の長いほうの辺に縫いつける布です。
ポリエステル、テトロン、綿などの素材でできています。
最近は、縁をつけない縁なし畳もよく見受けられます。




一口に 畳替えといいますが、 工事の方法は主に3種類あります。
畳工事の種類
畳工事には主に次のような種類があります。
表替え
(おもてがえ)
畳表と縁を新しいものと取り替える工事です。
畳床は再利用します。
新調
(しんちょう)
畳をすべて新しく取り替える工事です。
裏返し
(うらがえし)
今ついている畳表を取り外して裏返し、再び縫いつける工事です。
縁は新しいものと取り替えます。




<もくじへ>