外観上はスタンダードモデルに対して、 クローム格子のフロントグリルへの変更 大型フロントスポイラーとルーフスポイラーの装着 ボンネット上のエアスクープの装着 大型サイドモールへの変更 プラスティック製バンパーへの変更 砲弾型ドアミラーへの変更 デュアル出しマフラーへの変更 等のモディファイが施されています。
小さい車にしては、結構アグレッシブな顔つきのフロントビューです。 ボンネットは前ヒンジ開き。フェンダーまで周りこんでいるのですっきりしてます。 角型ヘッドライトは、ランチアラリー037でお馴染みになったSIEM製。 細いステーを持つドアミラーはVITALONI製です。 フロントグリルには70HPのバッチが付きます。
ボディカラーはブラックにオレンジストライプ、オレンジまたはシルバーにブラック ストライプの3種類がありました。 フロントエンド、リアエンドとも少し逆スラント気味です。 フェンダーへ回り込んだボンネットサイドには127Sportのシールが貼られていて、 ドアサイドモールには70HPの文字が入っています。 三角窓は開閉可能。リアクォーターウィンドゥも後端が5cmほど開きます。
A112 ABARTHと異なりリアスポイラーではなく、ルーフスポイラーが付きます。 1000ccクラスでデュアル出しマフラーというのは、当時は少なかったと思います。 リアワイパーは標準装備。テールゲート左下にもSportのシールが貼られています。 画像の車は英国仕様ベースの右ハンドル仕様です。 この車には付いていませんが、本来はボンネット上のスリット (室内へのエア取り入れ口)にフードが付きます。 フロントグリルとリアパネルのABARTHバッチは後付けで、オリジナルでは付いていません。 マッドガードも同じく後付け品です。 アルミホイール(OZ製)も後付けで、本来はスチールホイールです。 今でこそポピュラー(でちょっと高価)なOZも、この頃は、JAXが割安なホイールとして 輸入販売していたマイナーブランドだったように思います。
なお、1982年のフェイスリフトでは フロントスポイラー一体型前後大型プラスチックバンパーの装着 フェンダープラスティックカバーの装着 ヘッドライトの大型化 角型ドアミラー サイドモールの大型化 テールランプデザイン変更 アルミホイールの標準装備 といった変更が行われています。 と書くと良さそうに思えますが、精悍さが無くなり、 格好悪くなったというのが私個人の感想です。
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