九州ネット総会 参加者の感想
九州ネット 事務局
1.感想
※いろいろな話が聞けて楽しかった
※大変参考になった
※日本語の難しさに困惑した
※さまざまな国の方の話を聞くことで、日本に住む上で苦労していることがよく理解できた。しかし、ある人が、日本での暮らしをよく考えず、日本語も英語さえも出来ないまま来日したと言っていたが、どんな国に行ってもある程度、言葉と文化の違いを認識しておくべきだと思います。日本側の話も聞けば良いと思った
※いろいろな国のいろいろな立場の人の話が聞けてとても良かった。質問の時間があれば良かった
※自分の思いをスピーチすることで、広く多くの人に問題を知ってもらう機会がもっとあるといいと思う
※非常に有意義だった。身近なことから将来のこと、教育など移住労働者の生の声が聞けて、直面している問題を知ることができた
※日本人同士も同様での問題(ご近所付き合いなど)があるので、親近感が持てた。そんな中でも楽しく活き活きとしている姿は、大変すばらしく、自分が逆に勇気をもらった
※一人ひとりのケースが聞けてためになった
※いろんな情報を得られて良かった。もっと定住・永住・国籍取得の方法などの入管の情報が得られればうれしい
※スピーカーに質問できるようにしてほしい。個人情報の問題もあるだろうが、スピーカーと話す内容のリストがあれば分かりやすい
2.九州ネットに望むこと
※このような機会を増やして欲しい
※子どもの教育。特に、高校進学の問題に取り組んで欲しい
※同様の集会を年に2回程度開いて欲しい
3.参加者の感想を読んで
外国籍住民とのつどいは、昨年に続き2回目でしたが、事務局の反省会で一番に出たのは、昨年は日本人のほうが多かったのに今年は外国人のほうが多かったという点です。私たちは「外国人たちに思い切り話せる場を提供したい」と願っていましたので、その点では今回の集りは成功でした。
しかし、「より多くの日本人に知って欲しい」という意見がありましたので、日本人の参加者が多くても良かったという気もします。
このような集まりは、全国でも珍しいです。
私たちは、外国籍住民の生の声を聞きたいと願う反面、どれぐらいの人が集ってくれるか不安でした。第1回だった昨年は、参加人数や、発言数を不安に思いながらの開催でした。今年は外国籍住民の参加者が多かったことが私たちの喜びでした。
今後、同様の集まりで検討すべき事項が明らかになりました。スピーカーの持ち時間をなくし、時間を気にせず発言してもらうこと、発言者の人数、分科会の内容の充実などです。
今の北部九州は、自動車産業の進出により、外国人労働者が移住してくる要素が整いつつあります。地方都市に多数の移住労働者とその家族が居住することから出る課題については、昨年福岡県の自治体に提言しています。今回も、マスコミや自治体が外国人の話を聞きに来ていました。
私たちは日本人であれ外国人であれ、どんな人にも暮らしやすく、生活と人権が守られる社会になるよう活動を続けます。
移住労働者と共に生きるネットワーク・九州
第9回総会資料
T.2006年度 活動報告
移住(労働)者やその家族の生活環境が定住化に変化していますが、彼ら/彼女らの状況の変化にともなって活動内容は数年来変化してきていて、活動の裾野が広がることも求められています。移住労働者と共に生きるネットワーク・九州(以下、ネットワーク九州)では2006年度も引き続いて様々な活動を行ってきました。
(1)2006年度に行った活動
ア)事務局会議
美野島司牧セン夕―にて、月1回の事務局会議。毎回10人程度の参加者。
イ)総会
2006年5月17日〔水〕に、活動報告・活動方針・会計報告と予算案等の検討を実施。翌日、美野島司牧センターで外国籍住民を主体とした集いを開催、70名を超える参加あり。
ウ)ニューズレターの発行
2006年度中に3回発行。25号(7/29)26号(12/2)27号(’07.4/14)
エ)大村入国管理センターの施設見学と意見交換会
2006年11月14日、長崎県大村市の大村入国管理センターで、第3回、同センターとネットワーク・九州との意見交換会開催。ネットワーク九州から18名参加。
オ)福岡入管との意見交換会
2007年2月5日、第9回入国管理局との意見交換会を実施。‘02から’05年まで中止されていた実務担当者の出席が、昨年に引き続きあった。福岡入管から在留審査部門、警備部門、審判部門の統括審査官各1名の3名と、総務課の調整官1名の計4名が出席。また、ネットワーク九州からは、熊本、福岡、北九州の10名が参加。
カ)全国ネットワークとの連携活動
全国運営会議に3回出席。2006年6月24日、25日に、札幌市の北星学園大学で行われた第6回移住労働者と連帯する全国フォーラム・北海道に参加。11月27日、全国ネットワークの中央省庁との交渉に参加。
キ)政策提言及びその具体化に向けて
(福岡市、北九州市、福岡県に対するネットワーク九州・福岡ブロックの取り組み)
福岡県内の参加団体で構成するネットワーク九州・福岡ブロックが、03年、04年、05年に続き、第4回目の福岡県内の自治体に対する政策提言を実施。10月24日に北九州市、福岡県、10月31日に福岡市への政策提言の申し入れと意見交換会を開催。
U.2007年度の活動方針
(1)2007年度の活動目標
ア)事務局会議
原則として毎月1回の事務局会議を実施。ネットワーク・九州の活動を検討する。
イ)総会の開催
年1回の総会を開催。今年度は、’07年4月25日(水)午後7時から、美野島司牧センターで活動報告、活動方針案、決算、予算を討議した。また、昨年度に続き、‘07年5月13日(日)午後1時から午後5時まで美野島司牧センターで、外国籍住民を主体とした集いを実施。
ウ)ニューズレターの発行
年間3回程度の発行を目標とする。
エ)移住労働者と連帯する全国ネットワークとの連携活動
全国ネットワーク運営委員の派遣、全国フォーラム(2007年6月9日−10日東京都)、中央省庁交渉参加を継続。
オ)大村入国管理センターとの意見交換会
今秋、4回目の大村入国管理センターとの意見交換会を実施。
カ)福岡入国管理局との意見交換会
‘98年度以降9回実施しているが、継続。今後も、実務担当者の出席による意見交換会を実施。
キ)学習会あるいは講演会等
昨年度未実施の、学習会、講演会を企画、実現。
ク)ホームページ
一昨年度に公開したホームページの内容の充実するように努力する。
ケ)政策提言の具体化へむけた行政への働きかけ
政策提言を具体的に実現するため、福岡県内と熊本県内で、行政ヘの働きかけを行ってきた。‘07年度も引き続き取り組む。
コ)NGOや関係団体との連携を強化
移住労働者問題に取り組む他NGOとの関係を強化するとともに、移住労働者とその家族や外国籍住民と接点を持ち活動している関係団体(NGO、労組、教育関係、行政)との協力や連携を深める。
サ)移住労働者とその家族の自立や組織化の進展をめざす
移住労働者とその家族自身の自立や組織化が進展することを目指して活動。
(2)今後の検討課題
ネットワーク九州の財政基盤の強化が必要。団体会員、個人会員、賛助会員の増加を図り、赤字財政から黒字財政へ。九州内で連携できていない地域のNGOや個人との交流や連携を目指す。
‘07年度 役員分担
@共同代表:
岩本 光弘 (北九州)
コース・マルセル(美野島司牧センター/福岡)
塚田 ともみ (アトラス/鹿児島)
中島 真一郎 (コムスタカ−外国人と共に生きる会/熊本)
A事務局:安倍 妙子
生駒 秀一・井上 幸雄 (アジアに生きる会・ふくおか)
川口 英治 (ゼネラルユニオン)
柴田 道世・早瀬 孝子・日吉 国幸
日吉 禮子・マリオ・ロペス・平野 裕子
B会計:日吉 国幸
C会計監査:高尾 淳子
D全国ネットワーク担当:岩本 光弘
移住労働者と共に生きるネットワーク・九州2006年度会計報告
収 入 単位:円
項 目 |
予 算 |
収 入 |
備 考 |
会 費 |
350,000 |
360,000 |
団体会員 10,000×8= 80,000 個人会員
5,000×34=170,000 賛助団体
5,000×4= 20,000 賛助個人
3,000×30= 90,000 |
カ
ン パ |
40,000 |
176,285 |
5件 外国人と共に歩む会より160,285 |
雑 収 入 |
10,000 |
17,954 |
総会特別会計残金繰り入れ 17,490 利息(2件) 144 その他 320 |
小 計 |
400,000 |
554,239 |
|
繰
越 金 |
305,000 |
305,269 |
|
合 計 |
705,000 |
859,508 |
|
支 出
項 目 |
予 算 |
支 出 |
備 考 |
印
刷 費 |
7,000 |
10,502 |
|
事務用品費 |
2,000 |
1,620 |
|
事務所費 |
66,000 |
66,000 |
|
通
信 費 |
12,000 |
2,160 |
|
旅 費 |
100,000 |
93,000 |
全国運営委員会(2回)、旅費補助(3件) |
イベント費 |
50,000 |
0 |
|
レター発行費 |
120,000 |
100,697 |
5/5第24号
7/29 第25号 12/5第26号 |
会
議 費 |
10,000 |
13,679 |
5/28
総会(外国籍住民の集い) |
調査・活動費 |
22,000 |
8,370 |
HP管理費は0円、Mネット政策提言集購入 |
予
備 費 |
10,000 |
10,000 |
第6回全国フォーラム賛同金 |
小 計 |
399,000 |
306,028 |
|
次年度繰越 |
306,000 |
553,480 |
|
合 計 |
705,000 |
859,508 |
|
移住労働者と共に生きるネットワーク・九州2007年度予算(案)
収 入 単位:円
項 目 |
前年度実績 |
予 算 |
備 考 |
会 費 |
360,000 |
388,000 |
団体会員 10,000×12=120,000 個人会員 5,000×30=150,000 賛助団体 5,000×2 = 10,000 賛助個人 3,000×36=108,000 |
カ ン パ |
76,285 |
70,000 |
|
雑 収 入 |
17,954 |
10,000 |
|
小 計 |
554,239 |
468,000 |
|
前期繰越金 |
305,269 |
553,000 |
|
合 計 |
859,508 |
1,021,000 |
|
支 出
項 目 |
前年度実績 |
予 算 |
備 考 |
印 刷 費 |
10,502 |
14,000 |
|
事務用品費 |
1,620 |
6,000 |
|
事務所費 |
66,000 |
66,000 |
|
通 信 費 |
2,160 |
5,000 |
|
旅 費 |
93,000 |
195,000 |
|
イベント費 |
0 |
30,000 |
|
レター発行費 |
100,697 |
125,000 |
|
会 議 費 |
13,679 |
4,000 |
|
調査・活動費 |
8,370 |
12,000 |
|
予 備 費 |
10,000 |
10,000 |
|
小 計 |
306,028 |
467,000 |
|
次年度繰越 |
553,480 |
554,000 |
|
合 計 |
859,508 |
1,021,000 |
|