大村入国管理センターへの要望書(要望事項とそれに対する回答)

大村入国管理センター所長殿 
2006年11月14日     移住労働者と共に生きるネットワーク・九州  
 
以下の要望事項の実現を要請します。
 ※、今回は事前に要望書も提出していたので当日これについても回答がありました。( )は、要望事項への大村入国管理センターからの回答の要旨です。

要望1、 窓ガラスでの仕切りのない家族面会室を設置してください。
(回答 人情として理解できるが、職員数が減員されて余裕がなく、保安上の理由から設置予定はなし。)

要望2、 難民認定申請者、日本人配偶者等及びその他6ヶ月以上の長期収容者について、仮放免を実施し、在宅で暮らせるようにしください。
(回答 仮放免については、個々の案件に応じて判断していくので、一律の基準はありませんが、病気その他やむをえない事情がある場合にそれらを総合的に考慮して許可されることがあります。)

要望3
、被収容者と接する職員にも名札をつけ、外国語ができる職員を配置してください。
(回答 職員に名札をつける予定はありません。すでに質問への回答の述べたとおり、職員への語学研修を実施しています。)

要望4
、 入国管理センターに、常勤の医者を配置してください。
(回答 常勤医師の設置は、当センターとしても、ハローワークへの依頼やホームページを通じての雇用のための募集や長崎大学医学部への要望など様々な方法で行っているが、雇用を希望して応募してくれる医師が見つからず、非常勤の医師で対応せざるを得ない。)

要望5、 医者に診察をうけるときや、相談するとき、通訳者が必要な場合には通訳者をつけてください。また、外部の医療機関へ診察や検査を被収容者が希望するときにはできるだけ外部の医療機関で、診察や検査が受けられるようにしてください。
(回答 通訳者は必要に応じて配置しており、また、外部の医療機関での診察や検査は非常勤の医師の判断で行っている。)

要望6、 被収容者との面会時間1日30分以内を、遠方からの面会者に配慮して、60分以内に延長してください。また、平日に休みが取れない面会者のために月1−2回でも土曜日か日曜日に面会が出来るようにしてほしい
(回答 面会時間30分以内は、これまでどおり実施していくが、状況により柔軟に対応したい。又土曜日・日曜日の面会は、保安上の理由から、実施していない)

要望7.女性の収容部屋については女性の監視員を配置してください。
(回答 そのように配置している)

要望8 運動(屋外の運動場に出られる)時間をもう少し長くしてください。
(回答 保安上の理由から延長は困難)

要望9、被収容者が希望すれば、収容所内で宗教行事が行えるようにしてください。また、被収容者にそのような希望を職員に伝えることができる旨を多言語で伝えてください。
(回答 希望があれば申し入れができることは6ヶ国程度の多言語で書かれた規則で明示しており、申出があれば保安上支障がない範囲で宗教行事を行うことは認めている。)