キラウエア火山見学

1983年1月、Puu Kamoamoaの噴火(絵ハガキより)


 キラウエア火山は最初、ハワイイ島一周バスツアーで地上から見学し、翌々日ヘリコプターによるPuu Kamoamoaの現状と、この噴火による溶岩が現在でも海に流れている場所の見学をしました。


 キラウエア火山の地図

 
(Hawaii Volcanoes Natinal Park発行のパンフより)


写真はVolcano Houseで(上の地図で位置は確認を)ここで昼食をとりました。食堂からは下の写真のようにキラウエアの火口を望みながら食事をとることができます。また宿泊もできるそうです。



 下の写真は上の地図のVolcano Houseからみて左下にあるクレーターです。
HALEMA'UMA'U CREATERといい1974年にも噴火しています。クレーターの直径は約1キロメーターです。まさに月のクレーターを見る思いです。空からの全体写真はこちらです。(Kilauea Virtual Field Tripsより)


Puu Kamoamoaの現状(1996年9月12日)
Volcano Watch(United States Geological Survey)より
Volcano Houseからの位置関係はここをクリックすると地図(132KB)がでます。


 下の写真は1983年1月に噴火したPuu Kamoamoaの現状です。(1996年9月26日撮影)上の地図および最初の絵ハガキと見比べてください。

 


 上の地図の海岸にあるLae'apuki の写真です。このように現在でもLava Tube(溶岩がながれるトンネル)を通って溶岩は海にながれでています。夜、飛ぶと溶岩の赤い色が見えるそうです。


 私がのった乗客5人のりのヘリコプターです。105分のツアーでホテル近くのヘリポートから飛び立ちキラウエア火山の東側にあるプウ・オオとクパイナナ火口がふきだすのをみて、コナ空港に一旦着陸して給油、そして熱帯雨林地帯のコハラ山脈の渓谷や滝をみてもどってきます。


 コハラ山脈の渓谷でヘリコプターはまるで映画「地獄の黙示録」や「ブルーサンダー」の戦闘シーンのように両側の谷壁が目の前にくるような狭いところを高速で突進していきました。そして雲底が低く上昇するにははきびしい場所まできて突然反転していきました。下の写真は雲底ぎりぎりに飛んでいるヘリの中からとったものです。まさに軍隊あがりのパイロットの腕をみせられた思いでした。日本では絶対観光であんなところをとぶことは許可されないでしょう。
 ヘリツアーの費用は297$でした。(プラス5$の国立公園のオーバーフライト料がとられます。)ヘリツアーの会社はいっぱいあるのでよくパンフレットをよく読んで申し込むといいでしょう。

ヘリコプター会社へリンク(ほかの会社もあります。)


 キラウエア火山はマスコミに取り上げられている噴火時の映像(2MB Q/TMOVIE:サファリ・ヘリコプターのh/pへリンク)の記憶が強く、現在の状況には最初拍子抜けしたが、まるで月のクレーターのような殺伐とした風景はやはり強烈だった。こんな人の力が及ばない場所がまだ地球上にある。そして今も地下のマグマは確かに活動を続けている。生きている「地球」を実感した。
(参考ホームページ:Kilauea Virtual Field Trips remote sensing 映像によるキラウエア火山の紹介、映像資料が豊富です。)


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