第13回「
ビーチクリーンアップ in 宮島 1999.5.8 」調査報告
調査場所概念図
この調査では下に示すように発泡スチロールの破片及びカキ養殖用バイプが圧倒的に多く、広島湾のゴミの大きな特徴となっています。その多くは広島名産のカキの養殖筏から流出したものと思われ、その解決が急務となっています。
調査日時=92年秋よリ毎年年2回実施 今回は5月8日に実施
(今回99年春までに14回実施)
集合 午前9:30 調査 午前10:30〜12:00
昼食・ミーティング 12:00〜14:00 解散14:00
調査場所=宮島包が浦海水浴場
主催=宇宙船地球号の会
内容=海岸ゴミの調査 時間は約1.5時間。
今回は海洋ボランティア「キャプテンズクラブ」の参加あり
調査地域の概要=宮島は広島湾の西部に位置し、行政的には佐伯郡宮島町に属する。また、瀬戸内海国立公園に含まれると同時に日本三景の一つに数えられるなど、風光明媚な広島県を代表する観光地である。調査地域の包が浦は宮島桟橋から東へ車で約10分の所に位置し、約600mの海岸線を有する砂浜海岸である。町営の自然公園が設置され、キャンプ場やグランドなどの設備が整っておリ、夏には海水浴場として、また春秋には近郊の学校の生徒が遠足に多く訪れる。また、四季を通じてマリンスポーツの若者でにぎわうとともに、釣り客も少なくない。このように、広島市近郊のマリンレジャーの代表的な地域の一つである。

★%は少数第2位を四捨五入しているため合計は必しも100にはならない
★発泡スチロールの破片は実際には無数にあり、全てを収集することは困難で、所定の時間内に可能な限り採取した数値
★プラスチックの円盤とはカキ養殖の際に使用するl0円玉大のものである。(ワッシャーともいう)
★99年度春の調査では、レジンペレットが16個うち調査エリア(2m四方)では4個採集された。2年前からの調査では12→7→5→4と、調査エリア内の個数は減少しているといえるかもしれない。また特徴として古く摩耗したものが多く、新品に近いものは含まれていなかった。流出がストップしつつあるのかもしれない
今回の特徴としては、花火の燃えかすなどの激増があげられる。前回に比べて、
0.1%から4.0%へと、大幅な増加となった。この増加については、9月という時期が影響しているものと思われる。また、宮島の特徴である発泡スチロールの多さは、前回同様60%を下回ることはなく、微増であった。さらに、特徴的なことはタバコのフィルターの減少である。これをマナーの向上と判断できるものかどうかについては、今後の調査による。牡蠣養殖パイプはわずかに146%と減少したが、順位は2位のままであり、現時点では減少しつつあるとはいい難いであろう。今回の調査でも、発泡スチロール、牡蠣養殖パイプ、タバコのフィルターで、総ごみ数の83.5
%に達しているが、この3種の占める割合は前回よりは下がっている。今回の調査では花火の激増により、それら3種以外の割合が高くなったが、調査開始以来8割を下回ることはなかった。しかし97年度からの調査結果では、発泡スチロールと牡蠣養殖パイプの合計割合については、2年連続で8割以下であり、数年前と比較すると、この2種については、多少減少しているといえるかもしれない。これらは今後の調査で明らかになってくるであろう。
なお、前回98年度春では、レジンペレット47個であったが、今回は41個にとどまった。
図表1.包が浦海岸のゴミ個数割合の経年変化

図表2.99年春の調査内訳