ある日のこと、授業が終わってまもなく、
「あの〜、この文ってえ、主語は(文頭の)Heute なんですか?それとも、(動詞の後の)erなんですか?それからあ、分離動詞、ってえ・・」
いくつかあったらしい疑問点を質問に来た学生がいた。
ほお、自分で勉強しようとしているのだなあ、と感心しながら答えていたら、その場にいたもう一人の学生が、
「お前、授業さぼっていたから分かんないんだろ〜?」
と突っ込みを入れていた。そして私に、
「せんせ〜、こいつ学校休んでハワイに行ってたんですよお〜」
と告げ口した(爆)
なぬ?学期中に堂々と旅行、しかも海外に?(-_-;)
しかし、私の口をついて出たセリフは、
「わ、、、よく無事で帰って来たね(^◇^;)」
というものであった(^_^;)もちろん、アメリカのテロ事件の後の話である。
(だから、学生でも気軽にいける旅費だったのであろう)
「いや〜、観光客、誰もいなかったっすよ(^^ゞ」
と悪びれない(笑)
「だからホント、情報に疎くなっちゃって・・。赤ちゃん生まれたの、知らなかったっすから」
誰の赤ちゃん?親戚の?との同級生の問いに、
「いや・・天皇の」
・・(爆)
(天皇の赤ちゃん、とはもちろん、皇太子と雅子妃の間の敬宮愛子内親王のことであろう)
ここへ来て、私は反撃を試みる気になった。
「ね、それじゃ、『サッチー逮捕』なんて知ってる?(^^)」
「え、何すか、それ?逮捕されたの?」
目を白黒させている当該学生に、野村監督は監督辞任して、後任は誰に?とかやってるよ、と時事ネタ(ワイドショーネタ?)をぶつけて、ひそかに溜飲を下げてみたのであった。