試験の直前ともなれば学生も必死、ある学生など、開始10分前に講師室に駆け込んで来た。
「せんせっ、この文ってえ、彼は車と一緒にオフィスへ行く、でいいんですよねっ?」
「・・・車で、ね・・」
もちろん、mit dem Auto である(笑)
他にドイツ語担当教官もいたので、
「車と一緒に、はいいですね(^_^)」
「いやあ、ワンクッションおいてから、教室に行きましょうか(^_^)」
と、笑い話となったのであるが、学生がねばりを発揮するのは、試験前だけではない。
自宅で試験の採点をしている頃、よく、事務の方から電話がかかってくる。
「あの〜、××科XXXXXX番のAくんですね、試験のとき欠席したけど、なんとか追試かレポートにしてくれないか、と、あの、診断書も添えて持って来ているんですが・・」
学校にもよるが、そこでは追試代わりにレポートを課すことにしてあったので、レポートを出させることとなった。
「あの〜、○○科2年のBという学生が、締め切りの翌日にレポートを持って来たのですが・・」
遅れて出す学生がいるのも、まあ、折り込み済みである(^_^;)
「ええっとあの〜、○○科のCという学生がですねえ、レポートを・・」
・・・(^◇^;)
「それであの〜、いかがいたしましょうか・・(^_^;)」
う〜む(^◇^;)
結局、事務の人と相談の上、できるだけ早く提出してもらうことにした。
(事務が親切な学校だったためでもあろう・・)
しかし、ふと気になるのは、レポート提出(あるいは追試を受ける)イコール単位はもらえる、と誤解されてはいないか、ということである(笑)