巻之十一 
完了形




  オランダ語では、完了形は、hebben あるいは zijn と過去分詞とで作られます。


 Ik heb gistern hard gewerkt. 私は昨日、おおいに働いた。 
 Hij is niet gekomen. 彼は来なかった。 


 過去分詞は、文末に置かれます。

 大抵の動詞は、hebben で完了形を作りますが、自動詞の中には、zijn を用いるものもあります。


状態の変化など:
 Hij is verleden week gestorven. 彼は先週死んだ。 

zijn や blijven など:
 Pieter is enige dagen op reis geweest. ピーターは二、三日旅に出ていた。 
 Ik ben thuis gebleven. 私は家に残っていた。 


 動きを表わす動詞は大抵 hebben を使いますが、方向や目的が示される時は、zijn が用いられます。


 Ik heb een tijd gewandeld. 私はしばらく散歩した。 
 Ik ben naar huis gewandeld. 私は家へ歩いて行った。 


 ドイツ語の sein と haben の区別と対応しているところも多いですが、異なるところもありますので、確認が必要でしょう(笑)

 なお、オランダ語では、ドイツ語と同じように、文中に明らかに過去の時を表わす言葉があっても、現在完了を使うことができます。

 過去完了は、hebben または zijn の過去形と過去分詞とで作られます。


 Toen zij binnentrad, had ik al een brief geschreven. 彼女が入って来た時、私は既に手紙を書き終わっていた。 
 Ik was al naar huis gekomen, terwijl mijn vrouw nog boodschappen deed. 妻がまだ買い物をしている間に、私は家に帰って来ていた。 





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