巻之十
動詞の過去形や過去分詞は、弱変化動詞、強変化動詞、混合変化動詞があります。 弱変化動詞、つまり規則的な変化をする動詞は、過去形は、語幹に -te または -de をつけ、過去分詞は、ge - t または ge - d で挟んでやる形になります。 t 音になるのは、語幹が無声子音で終わっている場合、すなわち、p, t, k, f, ch の場合です。
無声子音の覚え方として、't k o f s ch i p というのがあるようですφ(..)メモメモ それ以外のものは、d をつけます。
ドイツ語の studieren に対応するオランダ語は、 studeren (大学で学ぶ)ですが、ドイツ語では studieren の過去分詞は、studiert となり、ge- は付きませんが、オランダ語の studeren の過去分詞は、gestudeerd で、ge- はつきます。 現在人称変化のときと同じように、語幹が v 、z で終わるものは、f 、s となります。もちろん、d をつけます。
語幹が -t 、-d で終わる動詞は、過去分詞では、-t 、-d と一つになります。
語幹が -tt 、-dd で終わる動詞は、過去分詞では、-t 、-d と一つだけになります。
強変化動詞では、母音が変化し、過去分詞は、ge - en となります。
混合変化動詞は、過去形で母音が変化するけれども、過去分詞は、ge - t/d のもの、あるいは、過去形が弱変化で、過去分詞が強変化なものがあります。
ドイツ語の fragen(質問する)は、規則変化動詞ですが、オランダ語の vragen は、過去形で母音が変化します。 重要な動詞の過去形・過去分詞を挙げておきます。
なお、過去形の人称変化は、単数は語尾がなく、複数は -(e)n が付きます。
|