巻之四 
動詞の現在人称変化




 オランダ語の動詞の不定詞は、-en または -n で終わってます。
動詞は、やはり人称変化があります。


規則動詞の人称変化:
 werken 働く 
 単数  複数 
 1.ik  werk  wij, we  werken
 2.jij, je  werkt  jullie  werken
 3.hij 
zij, ze 
het
 werkt  zij, ze  werken
 敬称2人称 U, u werkt


 複数はみな、不定詞と同じ形になります。

 jij と je 、wij と we などの違いについては、je や we の方が口語的になります。

 2人称単数で、倒置した場合は、-t が付きません。


 werk  jij, je


 敬称の U は、ドイツ語の Sie あるいはフランス語の vous の使い方と一緒です。
英語で普通に使われている you を連想させますね(笑)

 正書法により、人称によってスペルが変わることがあります。


 lopen 歩く  ik loop, jij loopt...
 zwemmen 泳ぐ  ik zwem, jij zwemt...


 また、不定詞の v, z は、語幹では f, s となります。


 schrijven 書く  ik schrijf, jij schrijft...
 lezen 読む  ik lees, jij leest...


 語幹が -t で終わっているものは、語尾でさらに -t はつけません。


 wachten 待つ  ik wacht, jij wacht...


 なお、語幹が -d で終わっているものは、原則通りに -t をつけます。ただし、発音はされません。


 lijden 悩む  ik lijd, jij lijdt...


 それから、不規則動詞の zijn と hebben の変化を挙げておきます。


 zijn (ある、いる) hebben (持つ)
 単数 1.ik  ben  heb 
 2.jij, je  bent  hebt 
   ( ben jij,je  heb jij, je ) 
 3.hij
zij, ze
het 
 is  heeft 
 複数 1.wij, we  zijn  hebben 
 2.jullie  zijn  hebben 
 3.zij, ze  zijn  hebben 
敬称2人称U, u  is, bent  heeft, hebt 




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