日本で一番有名なオランダ語、と言えば、やっぱり「メス」(mes)でしょうか。お医者さんの使うやつ(笑)
ちょっとシブイところでは、「リーフデ号」の「リーフデ」(liefde、愛)というのもありますね。ほら、戦国時代の終わり、三浦按針ことウィリアム・アダムズが乗ってきた・・。
普通に日本に暮らしていて、オランダ語と接する機会は、ほとんどないですよね。TVなんか見てても、よっぽどドイツ語と接する機会の方が、多いんですわ(笑)ああ、某大河ドラマ『慶喜』でも、ちょっとやってましたっけ>日米交渉の場面
私が穴場だと思ったのは(おいおい)、北欧原産の子供の玩具、ブロックやらアイロンビーズやら、その説明書でした。なあ〜んと、オランダ語でも説明が書いてあるではないですか!
(もちろん、これらは、北欧語とも触れられる、数少ない貴重なものだとも言えるのだが(笑))
しかしながらオランダ語、似てるんですわ。何が似てる、って・・・
I have a book. (英語) |
Ik heb een boek. (オランダ語) |
Ich habe ein Buch. (ドイツ語) |
ねえ。似てますよねえ。
(って、「何が?」と言われたらどうしよう(^^;))
話は違うけど、日本人が英語やドイツ語を勉強するのは、ドイツ人が英語を学ぶとかオランダ人が英語を学ぶのに比べて、圧倒的に不利に決まってるやんかい!
(おいおい(^^;))
閑話休題。
ところで、オランダ語、ってどんな言葉?・・と聞かれたら、なんと答えればいいのかしら?ゲルマン語で、第二次子音推移をしていない言葉、と言ったら・・おっと・・(/_;)
(よっぽど、「オランダで使われている言語」と書いてみようかとも思ったのだが(/_;))
まあ、簡単に言ってしまえば、オランダ語は、英語やドイツ語と、同系の言葉だ、ってことなんですね。基礎語彙なんか、ホント、似ているわけで・・。
英語 | オランダ語 | ドイツ語 |
mother | moeder | Mutter |
brother | broeder | Bruder |
hand | hand | Hand |
arm | arm | Arm |
day | dag | Tag |
milk | melk | Milch |
こんな例は、いくらでもあるんですよね。
語彙ばかりでなく、文法体系も似ています。動詞が過去形・過去分詞を作るとか、形容詞は比較級や最高級を作るとか・・。
要するに、英語やドイツ語の知識があると、オランダ語は、けっこう、とっつきやすい、と言えるんですね。もちろん、極めるには苦労が要りますが(笑)
してみると。その昔、江戸時代にオランダ語を学んでいた人たちって、英語もドイツ語も知らないでオランダ語と格闘していたわけだから・・ううむ、すごい!!(゚o゚)
(もっとも、漢籍の素養のある人は違う、という意見も聞きますが(笑))