第19週 分離動詞と非分離動詞



え〜と今回は、まず、分離動詞についてやって行きたいと思います。
 分離動詞、ていうのは、分離する動詞なんですが・・。

(おい、説明になってないぞ(^^;))

ええと、例えばこのように、元になる動詞に、前綴りがついた動詞なんですね。


  kommen 来る 
 ankommen 到着する 


この前綴りは、アクセントがあります。
で、これらの前綴りは、動詞の部分から離れて、文末に置かれます。


kommen Er kommt heute nicht.
ankommen Er kommt heute nicht an.


動詞本体は、人称変化します。

ですから、文章を、最後まで見る、または聞く必要がありますよね。例えば、


  nehmen 取る 
 abnehmen 減る 
 zunehmen 増える 


のように、どんな前綴りが付くかによって、意味が全然、違ってくることもありますから、注意が必要ですよね。場合によっては、辞書を引き直さなければならなくなるときがあるかも(笑)

(例えば、Er steht immer um 7 Uhr auf. 「彼はいつも7時に起きる」なんていう文で、「steht」がわからないから辞書で調べて、そして最後まで来てやっと、「auf」の存在に気が付いた、なんてことは、よくあります(笑)「aufstehen」で調べなければ、ならないですよね?)

さて分離動詞を、話法の助動詞と一緒に使う場合は、不定形のまま文末に置かれます。


Er kann heute nicht ankommen.


では、従属節で使われる場合は、どうなるでしょう?

(・・・・・・)

従属節では、定形、すなわち人称変化している動詞が最後に来ます。だから、


...,weiler heute nicht ankommt.


このように、ankommt とくっつけて、文末に置かれることになります。

分離動詞のことは、これでよろしいでしょうか?では、今度は、分離しない前綴りを持つ動詞、すなわち、非分離動詞について、やって行きたいと思います。

非分離動詞は、分離動詞と違って、前綴りが分離しないのですが、

(やっぱ、わけわからん説明である・・(^^;))

例えば、次のような前綴りを持つ動詞です。


非分離前綴り
be-, emp-, ent-, er-, ge-, ver-, zer-


これらの前綴りは、アクセントがありません。

で、分離しないのですから、普通に使えばいいのです。


bekommen 手に入れる Er bekommt einen Brief.


「彼は手紙をもらった」なんてときは、このようになります。

前綴りによっては、同じ前綴りなのに、分離したり、分離しなかったりするものがあります。


"uber|setzen (向こう岸へ)渡すEr setzt sie aufs andere Ufer "uber.
 彼は彼女を向こう岸へ渡す。
"ubersetzen  翻訳する Er "ubersetzt den Text ins Deutsch.
 彼はその文章をドイツ語に翻訳する。


以上で大体、よろしいでしょうか・・。

(非分離動詞については、過去分詞を作るときにちょっと注意がいるので、ちょっと気を付けておいて下さいね・・)