kobito_b新正書法




1.ss と ß

「す」と発音させたい場合、皆さんご承知の通り、ss または ß で表しますが、新しい正書法では、その前に来る母音が短い、短母音の時は ss となります。

従来のと違っているところは、「す」の後に子音字が来ても、ß にしないことです。
また、単語の最後、語末でも ss です。

dass (daß)
muss (muß)
isst (ißt)
Bisschen (Bißchen)
 

長い母音、長母音が来るときは、ß です。

fließen
groß
weiß
Maß

従来通りですね(^^)




2.分離動詞の分かち書き

従来(不定詞を)くっつけて書いていた、分離動詞のうち、次のようなものは分けて書くようになります。

名詞+動詞 の場合、名詞を大文字書きして、分けて書きます。

Angst haben
Eis laufen
Maß halten
Rad fahren

動詞(の不定詞)+動詞 は、分けて書きます。

kennen lernen
sitzen bleiben
spazieren gehen

また、過去分詞+動詞の場合も、同じく分けて書きます。

getrennt schreiben
verloren gehen

形容詞+動詞 の場合、その形容詞が比較級を作ったり、また、ganz や sehr などで強調できる場合、分けて書きます。

bekannt machen
fest halten
nahe bringen

そうでない場合の 形容詞+動詞 は、非分離動詞です。
freisprechen 「無罪の判決を下す」 というときは、新正書法でも前綴りをくっつけて書きます。

複合的な副詞+動詞 の分離動詞は、分けて書くようになります。

auswendig lernen
durcheinander bringen
vorwärts gehen

副詞+sein は、必ず分けて書きます。

da sein
vorhanden sein
zufrieden sein


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